85話.バベルの塔⑦
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ここまで増えるとは思ってもいなかったため、非常に嬉しいです。
お話も終盤を迎え、このまま完結まで更新頑張りますので、お付き合い頂けますと幸いです。
くろむ「ふぅ…… さすがにこれで終わりだろ」
クイナ「そーちゃんの魔力は綺麗に消滅したね♪」
「さすがはくろむってところかな♪」
ナビ 「え?? ええ?????」
「どういうこと????」
「なんであの巨大な剣は腐敗せずに切断できたの!??」
クイナ「ナビくんは気づいてないの??」
ナビ 「む……」
くろむ「虐めるな、拗ねるな、めんどい……」
「どうせ奴もタネには気づいてるだろうからちゃんと説明するよ」
ナビ 「よろしく……」
くろむ「次元斬」
「普段あまり使わないようにしてたから忘れてるかもだけどな」
「空間そのものを切断することができる刃で作ったんだよ、あの剣」
ナビ 「!!!!」
くろむ「その剣で、あいつを切断するわけではなく、
あいつが存在している空間を切断したんだ」
「存在する空間が切断されれば、
結果としてそこに存在するものも切断される」
「タネあかししちまえば、こんな単純な話さ」
クイナ「でも、なんで最初からそれでスパっといかなかったの?」
「くろむなら最初から選択肢として思いついてたよね?」
くろむ「そりゃ選択肢にはいれてたよ?」
クイナ「じゃあ、なんであんな徐々に本気をって感じにしたの?」
ナビ 「まさかそのほうが劇的で楽しそうとか…… ??」
くろむ「その発想が一切ないとは言わないけど、
さすがにアレ相手にそこまで舐めてはいないよ」
ナビ 「じゃあ、どうして???」
くろむ「…… 次元斬は俺が持つ奥の手の一つだ」
「それをパチものである分身体ごときに使いたくなかった……」
「今回に関しては使わされた感がある分、勝った気がしないな……」
ナビ 「そんなこと拘らなくても……」
くろむ「俺に嫌がらせをしつつ、俺の力を測る……」
「あいつの目論見どおりの結果なんだよ!!!」
「くそ……」
クイナ「だからって、ナビくんに当たらないの!」
「びっくりしちゃってるじゃない」
ナビ 「……」
くろむ「ナビ、悪い……」
ナビ 「いいけどさ、気持ちわかってあげれなくてごめん」
くろむ「いいんだよ、お前とは最初からの付き合いだ」
「一緒に居て、軽口をいったりして和ませてくれたらいいんだ」
「今までもそれで何度も救われたよ」
ナビ 「くろむ……」
クイナ「あんまイチャついてると、嫉妬しちゃうからね?」
くろむ「精神体の二人でそんなことすんな、めんどいだろ……」
ナビ 「……」
クイナ「……」
くろむ「まぁ、魔法陣も出現したし、次いくぞ、次!!!」
くろむは出現した魔法陣に乗ると、今度は草原に出現した。
くろむ「ここで普通の風景か……」
「なんかなんとでもなれって感じになってきたわ……」
ナビ 「ねね、くろむ」
くろむ「ん?」
ナビ 「さっき創造神は<この塔に住んでいる上位の生き物を10体>って
言ってたよね?」
くろむ「あぁ、そういえば言ってたな」
ナビ 「あの状況で召喚する上位10匹ってさ……」
クイナ「そうだろうね、そーちゃんの性格考えたら、上から10層の
ボスを全部召喚して融合させたってとこだろうね」
ナビ 「あれだけの強さだし、その可能性は高い気がする……」
くろむ「そうなると……」
「さっきのがこの塔での実質のボス戦で、
この先は雑魚を相手にしつつ、ただ登るだけ…… と?」
クイナ「可能性は高いね……」
くろむ「死んだあともこんな嫌がらせとか!!!!!」
クイナ「そーちゃんはそういう性格だからね……」
ナビ 「そこでね?」
「上手くいくかどうかはわかんないけど、
真面目に登っていくのも嫌でしょ?」
くろむ「何か楽できそうな案があれば、試したいね!!!!」
ナビ 「原子分解光線や次元斬、もしくはその融合したもの……」
「それを天井に向けて放てば、穴開けれそうじゃない?」
「できたら、空間転移でひたすら登るっていうのは……」
「くろむ的にはなし??」
くろむ「本来であれば邪道でなし! だけど……」
「もうこの塔は嫌気しかしないし、
この先目ぼしいイベントもなさそうだから……」
「その案を採用!!!!!!」
クイナ「できるのかどうかは僕にもわからないけど、
やるならフロアの端っこのほうにしといたほうがいいかな」
くろむ「どうしてだ??」
クイナ「最上階にあるという<聖神水>がどこにあるかわかんないけどさ、
たぶんフロアの真ん中にありそうじゃない?」
くろむ「そういうことか!」
「なら端っこに移動してテスト開始!!!」
意気揚々とくろむは、原子分解光線を天井に向けて放った。
ある程度抉った感覚はあったが、穴はあきそうになかった。
次に次元斬で作った巨大な剣を天井に向けて放った。
刃の部分は天井にサクっと刺さったがそれ以上の何かが起こることはなかった。
どうするか悩んだくろむは、
地上から天井に届くほどの長さかつ、半径1メートルの円形になる筒を
次元斬にて作り出した。
それを目いっぱい天井に突き刺し、筒の中を埋めるように
原子分解光線を放った。
次元斬で綺麗に切れ目を入れられた天井は原子分解光線にて消滅した。
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