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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
7章.神への試練編
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82話.バベルの塔④


創造神の悪だくみなど知るよりのないくろむは、次の階層の風景に呆れていた。




くろむ「墓地の次は火山ですか……」


   「しかも、活火山っぽい火山の火口付近スタートって

    イカれすぎてるだろ……」



12階に到着したくろむの愚痴は絶好調であった。

呆れすぎて、徐々に楽しくなってきたのであった。




ナビ 「なんか変な笑顔してるわよ…… ?」


   「大丈夫なの???」


くろむ「人間呆れすぎるとその状況に笑えてくるものらしいわ……」


クイナ「!!!!」


   「なんか懐かしい魔力を感じるよ!!!!」


くろむ「!!!!!」




くろむはふところにしまい込んであった竜人王聖石りゅうじんおうせいせきが急に発光し、

喋りかけてきたことに驚いた。




くろむ「えっと、クイナだっけ??」


   「相当久しぶりだな?」


クイナ「うん、久しぶりだね!」


   「僕は基本的には竜人王聖の中で寝てる神造精霊しんぞうせいれいだからね」


くろむ「俺には、お前の扱いがいまだに謎だよ……」


   「まぁいいや、そんなことより懐かしい魔力ってなんだよ?」


クイナ「僕の記憶にあるものよりはだいぶ弱い気はするけど、

    あの魔力は間違いなく、そーちゃんの魔力だよ」


ナビ 「!!!!!」


くろむ「そーちゃんって…… 創造神??」


クイナ「うん! でもそーちゃんにしてはあまりにも魔力が小さいから

    きっと分身体? とかかな」


くろむ「分身体ってなんだよ?」


クイナ「そのままだよ、神の力の一部を与えた分身」


   「神はそのままの姿で地上に顕現けんげんできないけど、

    特殊な条件下なら分身体は顕現できるの」


くろむ「どんな条件だよ?」


クイナ「自分で作った空間や建物などの自分の魔力が満ちている場所で

    あること。だよ」


くろむ「…… !!」


   「竜人族って創造神がネタとして作ったんだったよな?」


クイナ「そうだね」


くろむ「そうなると、竜人族の隠れ里を作ったのって…… ??」


ナビ 「そうじゃん!!!!」


クイナ「作ったのは確かにそーちゃんだよ、でもね……」


   「あそこはそのあと、カオスが100年ほどの時間をかけて

    そーちゃんの魔力を排除して

    カオスの魔力に満ちた空間に変えたんだよ」


   「カオスが竜人族をくろむに紹介した理由の一つとして、

    あの隠れ里にはそーちゃんは干渉できないから! もあると思うよ」


くろむ「あいつ、そんなことしてたのか」


   「クーデターのための準備の1つといったところかね」


ナビ 「あの方はコッソリと色々なことしてるからね~」


くろむ「っていうかさ、

    久しぶりの登場なのにいろんな状況を理解してるんだな?」


クイナ「くろむが竜人族の主人になって、竜人石を竜人王聖石に変えたときから

    僕とくろむの意識は繋がってるんだよ」


   「だから、君の知識などは全部共有されているよ、

    ナビくんと似てるかもね」


ナビ 「ポジションかぶり……」


くろむ「そんなことで凹むなよ……」


   「クイナ、俺の知識とかがあるのはわかったよ、その上で一つ確認だ」


   「お前は誰の味方だ?」


クイナ「安心していいよ、僕はくろむの所有物だよ」


   「僕はくろむの味方だ」


くろむ「創造神に作られた精霊なんだろ?」


クイナ「そうだね、でも作られた直後に石に封印されて、

    さらに1000年近く放置もされてるね」


   「特別肩入れをしたい間柄でもないし、

    それに今の僕はくろむの魔力がエサなの♪」


   「とっても美味しいし、きみも中々面白いし、

    くろむの味方になるよね♪」


くろむ「何故か、すごく説得力を感じたわ……」


ナビ 「だねぇ……」


くろむ「んじゃ、これからも改めてよろしくってことで!」


   「その創造神の分身体? メンドイから<ソー>でいいや」


   「ソーはどこにいるんだ?」


クイナ「ん~、あっちの方向の結構遠いところに、なんていうかなぁ……」


くろむ「あぁ…… そっちの方向にでかめの魔力反応があるけど……」


   「なんだ? この嫌悪感の塊みたいな魔力は……」


クイナ「それ! その魔力であたりだよ!!!」


ナビ 「……」


くろむ「本物もこんな感じの魔力なのか?」


クイナ「魔力自体はこれの100倍くらいは大きいけど、質?はこのままだね」


くろむ「こんな魔力のやつとぜってー友達になれない!!!!」

 

   「っていうか…… 

    何故こんな魔力のやつの派閥に属する神とか神界にはいるんだよ……」


ナビ 「神さまってすごくいろんなのがいるから……」


   「死をつかさどる神様とかはもっと異臭を放つ魔力をしてると

    カオス様がおっしゃってたわよ」


くろむ「司るものによって魔力の質が変わるのは当然なんだろうけど……」


   「嫌悪感しか感じない魔力を持った神が作った世界とか……」


ナビ 「まぁアスティルがまさにそれだね……」


くろむ「そりゃ色々歪んだ部分の多い世界にもなるわ……」


   「カオスじゃないけど、創造神が諸悪しょあく根源こんげんな気が俺もしてきたわ……」


クイナ「分身体の魔力を遠目で感じただけで、

    ここまで嫌われるってすごいわね……」


くろむ「お前もこの魔力を元に作られたんだよな?」


クイナ「大して魔力は注ぎこまれてないから、長年の封印中にだいぶ薄れたし、

    その後ずっとくろむのあふれ続けてる魔力を食べてるからさ」


   「今では僕のほぼすべてがくろむの魔力でできてるよ♪」


ナビ 「その軽い性格はくろむの影響と……」


くろむ「失礼な!!!!」

 

   「こいつは初対面からこんなだったよ!!!」


クイナ「あははは、やっぱりくろむは面白いね♪」


   「君があるじになってくれてホントよかったよ♪」


くろむ「そりゃどーも!」


   「…… あれは、明らかに待っているって感じだよな?」


クイナ「だろうね?」


くろむ「どうせあそこに魔法陣があるってことだし、

    気が進まないけど行くか……」




気乗りが一切しないが行くしかないためくろむは、

魔力を感じた方向に向けて空間転移を始めた。



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