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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
7章.神への試練編
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81話.バベルの塔③


くろむ「んで、これですか……」


ナビ 「……」




魔法陣にて転送された二人は、目の前に広がる光景に心底嫌気がさしていた。


そこは、どんよりした空気が漂い、若干の悪臭もする薄暗い場所、

巨大な墓地のど真ん中であった。




くろむ「あのミノタウルスの直後に墓地とか……」


   「なぁ、神への試練っていやらしい精神攻撃に耐え続けろって?」


ナビ 「そうとは思いたくないけど……」


   「この展開は酷いよね……」


くろむ「そういや、この状況ってカオスのやつ見えてんのかね?」


ナビ 「見るだけしかできないから、くろむのサポートをよろしくって

    言ってたから、見るのはできると思うわね」


くろむ「ってことは、カオスは当然として創造神のやつも見てるって

    思っといたほうがよさげだな」


   「ってかさ、この光景を傍観してる神って、死ねばいいよね?」


ナビ 「くろむ…… さすがに言葉がすぎるわよ」


   「気持ちは理解できるけどさ……」


くろむ「よし、決めた!」


   「この階層は俺のストレス発散のために消滅してもらう!」


ナビ 「は????」


   「くろむ? 何する気よ?」




ナビがくろむの発言を理解できずに腑抜けた声を出していると、

くろむが膨大すぎる魔力を練り、圧縮しだした。


圧縮した魔力を自分を中心とした円状にし、ドーナツのような魔力の塊が

空中に浮遊することになった。


そのドーナツの外側にもう一つ一回り大きい魔力の塊のドーナツを作り出した。


次にその2個の魔力のドーナツ全てを囲うように空間断裂にて、

次元の壁で囲いだした。




ナビ 「まさ…… か…… ??」


くろむ「たぶんあたり♪」


   「ここからがまだ慣れてないから練習を兼ねて頑張らないとね!」


ナビ 「……」




くろむはナビの予感通り2つのドーナツ、

光の魔力のドーナツと闇の魔力のドーナツを混ぜ合わせて融合させ始めた。


以前やったときよりはるかに大規模であるため、相反する属性の反発の規模も

かなりの規模で起こっていたが、次元の壁の中の空間制御により

あっという間に2つの属性の魔力は混ざり合い、

七色の光を放つ巨大なドーナツが完成していた。




くろむ「思ったより簡単にできちまったな」


   「慣れってこえーな……」


ナビ 「あんたの適応力がオカシイのよ……」


   「まぁ、転生直後からそうだったけどさ」


くろむ「順応しなきゃ生きれない環境に放り出されたんだ、しゃーないだろ?」


ナビ 「そうではあるけどね」


   「で、それ…… ホントにやる気??」


くろむ「じゃなきゃ、こんなもん準備しないよな?」


ナビ 「そうよねぇ……」


くろむ「では、いきますか!!」


   「全方位に向けての……」


   「原子分解光線メルトバン!!!!!!!」




くろむが七色のドーナツを全方位に向けて放った。

全てを消滅させる七色の光が360度全てに対して放たれたことにより、

一瞬あたりが明るくなったが、光が遠ざかるにつれて再び暗くなった。


原子分解光線メルトバンが放たれたことにより、

くろむから見える範囲には何もないただの暗闇のみの空間になった。




くろむ「暗すぎるから、太陽みたいなもんをいっぱい作るか」


ナビ 「太陽を作る???」


くろむ「昔、洞くつで光源作っただろ? あれの大規模版だな」




そういうと、くろむは直径2メートルほどのライトボールを

100個空中に生成し、それを色々な方向にバラまいた。


その結果、一個一個のライトボールが小規模な太陽というより

電球のような状態になり見渡す限りの範囲がかなり明るくなった。




ナビ 「くろむさ、こんなことを当たり前にやっちゃうわけね?」


くろむ「その反応、久々だな?」


   「最近じゃ、なにやってもくろむだし…… みたいな反応だったのに」


ナビ 「その気持ちも当然あるんだけどさ……」


   「さっきの原子分解光線メルトバンからのこれでしょ?」


   「くろむ相手に驚くだけ無駄なのはわかってても、

    相変わらずの規格外ぶりに言葉を失ったというかね……」


くろむ「言いたいことはわかるし、

    自分のチートっぷりに自分でもひいてるのはあるけどさ……」


   「今から人間辞めて、半神とかいう謎な存在になろうとしてんだぜ?」


   「なんでもアリなくらいじゃなきゃダメでしょ?」


ナビ 「そう言われればそうかもね!」


   「まぁくろむはくろむだし、いいわ!!!!」


   「これだけ障害物なく、明るくしたんだから魔法陣見えないかな??」


くろむ「ん~……」


   「あぁ、みっけたかも」




遥か遠くに魔力反応を感じたくろむは、その方向に何度か空間転移を繰り返した。

その結果、くろむは魔法陣の目の前に到着し、躊躇うこともなく入った。



その頃……


創造神「カオスのやつが表立って行動を開始するだけのことはあるな」


   「くろむ、忌々(いまいま)しい……」


   「しかし、あの塔は我でも干渉できることは少ない」


   「そういえば、空間と時間の歪んだあの塔を作った時に使った

    我の分身体が残ってたはずだな」


   「脆弱な存在ではあるが、くろむの相手ぐらいならできるはず」


   「クククッ、次の階に移動させて絡ませるかな」



悪そうな笑い声を出しながら、長年塔の内部に放置してあった

自身の分身体に命令を出した。


くろむを殺せと。



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