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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
6章.進撃編
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75話.ロンダルディア大陸平定に向けて


ロンダルディア同盟の内容を確定し、各国への連絡を終えたくろむは、

調印式後の祭りのことを思案していた。




くろむ「あまり凝りました! っていうのは好みじゃないんだよなぁ……」


   「うちのメンバーたちにもてなして騒げって言えばそれなりには

    してくれそうな気もするしな……」




くろむが他力本願の考えに流されつつと、そこにフウカが訪ねてきた。




くろむ「お、フウカ珍しいな、どうした?」


フウカ「くろむ様、ルード殿から収支報告書が上がってきましたので、

    ご報告に参りました」


くろむ「そういえば最近あいつのこと見てないけど、どうなんだ?」


フウカ「ルイン1の商人というのは伊達じゃないという感じですね」


   「あそこまで細かいところまで目が届いた上にバランス感覚に

    優れているので、短期間に急成長しても不平不満みたいなものが

    ほとんど発生していません」


くろむ「それはすごいな!!」


   「ねたみぐらいはありそうなもんなのにな」


フウカ「そうですね、それが不思議とほとんど起きてませんね」




くろむはルードの超1流ぶりを聞きつつ、

受け取った収支報告書に目に通していた


あまり詳しくないくろむとしては、理解ができない箇所がありつつも、

順調に利益を出しながらも、その利益を次の投資につぎ込んで

街の繁栄を重視していることはわかった。




くろむ「ルードのやつ…… ちゃんと儲けろっていったのに、

    あいつまだまともに利益回収してないだろ、これ……」


フウカ「そうですね、わたしもそのことを申し上げたことがあるのですが、

    今はまだ種まきの時期なので利益はもとめてないとのこと……」


   「このまま順調に繁栄させて、2年後には回収させてもらいますよ」


   「とのことです」


くろむ「先見せんけんめいであり、あいつの商才というところか」


   「当面は今の方向で問題なさそうだな」


   「あいつとのコミュニケーションをとりながら、

    うまく手綱を握ってくれ」


フウカ「承知しました」


   「…… 先ほど何か悩まれていたようでしたが…………」


くろむ「あぁ……」


   「大陸平定祝いのお祭りをうち主動してやることになってるんだけどさ」


   「どんな祭りにしようかをね……」


フウカ「そうですねぇ…… 難しいところですねぇ……」


   「せっかくだから、アイギスらしい、くろむ様らしいものがいいですね」


くろむ「そうなんだよなぁ……」


   「フウカたちも含めたみんなが楽しそうに生活している光景が

    うちの最大の魅力だと思ってるんだよなぁ」


    「だから、特に何かをするっていうよりは

     美味しいもの食べて飲んで、みんなに接客してもらって

     うちを好きなように観光してもらう」


    「こんなんでもいいのかなぁって思ってね」


フウカ「そうですねぇ、それがアイギスらしさであり、

    他の国にはない魅力をお見せするってことになるかもですね」


くろむ「フウカにお墨付きもらったってことでそれでいくか♪」


フウカ「え!!?? わたしのですか!!??」


くろむ「まぁ背中押してもらったって感じだな♪」


フウカ「私などが恐れ多いですけど、

    少しでもお力になれたのならよかったです」


くろむ「ありがとな、それじゃあルードはよろしくな」


フウカ「はい、では失礼致します」




立ち去るフウカを見送りながら、くろむは主要メンバー宛に念話で

大陸平定祭の内容について伝えた。


カルロから丸投げかよ! というツッコミは出たものの

その他のメンバーからは好意的な反応をもらうことができた。


カオスとの約束の大陸平定とそれに伴う事後処理の準備が終わったので、

カオスに報告と向こうの状況報告を聞こうと思い、カオスの元に空間転移した。




カオス「いらっしゃい♪」


くろむ「お前は突然来ても驚いたりとかないんだな?」


カオス「そりゃ基本はくろむのことを見ているからね」


   「こっちに来ようとしているのを見ているから驚くはないかな♪」


くろむ「あっそ……」


   「とりあえず、約束通り大陸平定と存在のわかってる転生者のタカシとは

    協力関係を築いておいたぞ」


   「まぁヘパイストスがすでに話はある程度通してたみたいだけどな」


カオス「まぁ、僕とヘパちゃんは仲良しだしね♪」


くろむ「ヘパちゃん……」


カオス「もぉ100年くらいの親友だよ」


くろむ「お前らの時間感覚はよくわからんわ」


カオス「くろむ!」


くろむ「ん?」


カオス「大陸平定おめでとう♪」


くろむ「わざわざ改めて言いなおすのか……」


   「まぁ、ありがとな」


カオス「それでこっちの状況だけど……」


   「創造神に対して僕が反旗を翻したのは完全にバレた、当然だけどね」


   「そこで僕に賛同してくれる神は僕が作り出した空間内に

    避難してもらってる」


   「勢力的には、創造神5:僕3:中立2 って感じかな」


くろむ「劣勢じゃねーか……」


カオス「うん、でも悪い数字ではないよ」


   「神って意外とルールに縛られててね」


   「神同士は傷をつけれないだけでなく、

    神はアスティルの世界の生き物に直接危害を加えれない」


くろむ「へぇ……」


カオス「干渉する方法は2種類しかないんだ」


   「自分の信者に対して<お告げ>という形で指示を出す」


   「自分の考えに同調する転生者を転生させる」


くろむ「かなり回りくどいことしかできないんだな」


カオス「今ある程度以上の力を持っていると思われる転生者のうち、

    くろむの仲間ではないのは精霊王の元に向かった2人と

    行方不明となっている一人のみだよ」


   「精霊王があがめる神は中立派の筆頭の神だ、

    おそらくこの争いは精霊勢とともに静観せいかんを決め込むだろうさ」


   「そして、行方不明の転生者がどこにいったか判明したよ」


くろむ「やっと仕事したか!」


カオス「失礼な!!!」


   「……」


くろむ「拗ねるなって、悪かったよ」


カオス「ん~、とりあえずそいつは今魔王の元にいるよ」


くろむ「はぁ!?」


カオス「今の魔王はね、元はサタンの部下の筆頭であったやつが

    そのときの魔王を倒してなったんだよ」


くろむ「あいつの部下がなんでそうなる……」


カオス「クーデターを画策してサタンに返り討ち、そして魔族の大陸に

    逃げたら、魔王に絡まれて、今度は返り討ちにした」


   「結果、魔王になったというなんとも謎な悪魔が魔族の王をしてるよ」


くろむ「この世界っぽい適当さだな……」


   「んで、そいつの元に転生者ってことは魔族の神が

    転生させたってことか」


カオス「あったり♪」


くろむ「その神は?」


カオス「破壊と創造を司る神、シヴァだよ」


   「面倒なことに彼は創造神派の重鎮だ」


   「理想は悪魔と魔族でケンカでもしてもらうことだけど、

    本拠地の地理が悪すぎてそれも難しい」


   「ただし、魔王がロンダルディア大陸に攻め込むとしても

    到着は早くて3か月後になる」


   「タカシくんにでも見張らせておいて、

    その間にくろむには試練を受けてもらうつもりだよ」


くろむ「試練をうけるとしても調印式終わったあとだから、一か月後だぞ?」


カオス「試練は一か月前後で終わると思うから、それで問題ないよ」


くろむ「じゃあ調印式と大陸平定祭が終わったらここにくる」


   「それから試練開始でいいか?」


カオス「OK♪」


くろむ「じゃあ、そういうことでよろしくな」




そう言って、くろむは自室に戻り、調印式のその日までを

アイギスみんなと楽しく過ごすことにした。



この話で6章が完了となります。


本日の夕方に<6章で初登場した人物>などを更新させて頂き、

明日から7章の始まりとなります。


一言で結構ですので、ご感想頂けますと励みになりますので、

宜しくお願いします。


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