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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
6章.進撃編
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68話.カオスの思惑


アキナ「みんな解散したけど、わたしだけどうしたの?」


   「まだゆっくりするわけには…… いかないでしょ?」


くろむ「本当はゆっくりしたいんだけどな、まだやることはやっておかないとな」


   「とりあえずは、サラカとダインに挨拶しにいかないとなんだけど、

    サラカたちってまだガイアにいるのか?」


アキナ「急ぎの用事があるから報告をくれた後、

    そのまま急いで帰っていったわよ」


くろむ「なら、今帰ってる途中かもだな……」


   「ダインのほうからいくか」




くろむはダインの王城前に繋がる次元扉ゲートを開き、

アキナと共にくぐった。

急に現れた2人にびっくりしている門番にくろむは

ダインへの謁見の申し出をした。


急な来訪であったが、謁見の許可はすぐにおり、

謁見の間に通されることになった。




くろむ「急にきて悪かったな」


ダイン「別に構わぬ、互いに報告もあるしな」


くろむ「とりあえずそっちの話はサラカから聞いたよ、ありがとな」


   「さすがはダインたちは強いんだな」


ダイン「余たちより強いお主たちに言われても皮肉にしか聞こえぬわ」


くろむ「本音なんだけどな……」


   「まぁそれはそれとして……」


   「こっちの報告だ」


ダイン「宜しく頼む」




くろむは、聖セイクリッド神国の話を始めた。


・戦争自体には無事勝利したこと。

・しかし揉め事が発生してくろむが話しあいに行かなければならなくなったこと。

・いると言われている転生者2人は南の大陸に渡ったあとで会えなかったこと。


続けて、西の大陸についての話を始めた。


・船で約1か月程度ほどの距離をいった場所に大陸があったこと。

・そこは噂通り悪魔の国が存在する大陸であったこと。

・その国は7大悪魔が統治する国であり、

 くろむはそいつらと戦うことになったこと。

・その結果、サタン・アモンを仲間とし、そのまま統治を任せたこと。

・その場にいた転生者のレオナも仲間にしたこと。




ダイン「くろむ王よ…… お主は相変わらずとんでもない奴だな」


くろむ「お互いできることを分担してやっただけだろ?」


   「ダイン王のおかげで3国同盟は4国同盟になれそうだしな」


ダイン「……」


くろむ「後日、カロライン王国にいる転生者と聖セイクリッド神国の

    ハイエルフと会談して丸く収めてくるさ」


ダイン「くろむ王に任せておけば数か月後にはロンダルディア大陸は

    アイギスによって統一されるってことだな」


くろむ「アイギスが…… ではないけどな」


   「俺としてはその前に所用があるから、それを先に片づけるけどな」


ダイン「その辺の判断は任せる」


くろむ「んじゃ、俺はいくけどそのうち顔を出すわ」


   「その時は酒でも飲もうぜ」


ダイン「楽しみに待っておくよ」




ダインとの謁見を終えたくろむたちは、ルーム内に戻ってきていた。

くろむは、他にもすべきことがまだ残っていることを自覚しながらも

アキナとの時間を優先することにした。


くろむとアキナはお互いの無事を確かめ合うように

お互いのぬくもりを感じ合うように抱き合った。


お互いの愛情を全身で受け止め合いながら、夜更けまで激しく愛し合った2人は

いつのまにか眠りにつき、朝を迎えていた。




ナビ 「くろむ、くろむ」


くろむ「ナビ、おはよ、どうした?」


ナビ 「イチャついてるとこ悪いんだけど、カオス様が呼んでるのよ」


くろむ「カオスが? あいつが事前に言うなんてどうしたんだよ」


ナビ 「今回はレオナも一緒に話したいらしいんだけど、

    レオナは強制転移させれないらしいよ」


くろむ「そういうことか、んじゃレオナを王座の間にでも呼んでくれ」


ナビ 「はーい」


アキナ「わたしはもう少しゆっくりしてから行くから、

    くろむはお仕事がんばってね」


くろむ「ドタバタですまないな、行ってくるよ」




アキナと別れたくろむが王座の間に着くと、レオナはすでに到着していた。




くろむ「レオナ、早いな」


レオナ「ナビちゃんの呼び出しがあったからね、なんかあったの?」


くろむ「カオスがうちら2人に話があるらしいんだけど……」


   「ナビ、どうやってあそこにいくんだ?」


ナビ 「くろむは来たことがあるから次元扉ゲートでこれるだろってさ」


くろむ「場所不明でも次元扉ゲートっていけるのか……」




くろむは、ナビに言われるがまま次元扉ゲートを開き入った。




カオス「いらっしゃい♪」


くろむ「お前は相変わらずだな……」


   「初対面がいるときぐらい落ち着けよな」


カオス「くろむと出会ったときもこんな感じだったじゃん♪」


くろむ「あぁ、そうだったな」


レオナ「カオス神よ、お初にお目にかかります、レオナです」


カオス「レオナちゃん、初めまして♪」


くろむ「なぁ、ちと真面目に話そうぜ? 話すことがあんだろ?」


   「この間の最後もなんか言いかけてやがったし」


カオス「そうだね、そろそろ話してもいい頃かもね」


   「転生者の2人に質問、創造神のことどう思ってる?」


くろむ「唐突だな、ん~……」


   「色々聞いてきたけど、それが真実ならクソ野郎だな」


   「自分が作った世界の生き物たちを玩具おもちゃにしすぎだな」


レオナ「そうですね…… 今回の一件も含めて何を考えてるのか謎ですね」


カオス「彼は平和な世界が嫌いなんだよ、

    平和で乱れてない世界を停滞していると考える」


   「前にもくろむには言ったけど、大陸平定間近にしているくろむは

    彼にとっては排除すべき要素ってことだ」


レオナ「そのためにバロンを利用して、戦争を起こそうとしたということ?」


カオス「そうなるね」


   「実際、バロンに言われる前のサタンに戦争の意思はなかっただろ?」


レオナ「戦争する気になる前のサタンに私はあったことないけど、

    そういう言葉をいくつも聞いたわね」


くろむ「で、それが本題とどう関係あるんだ?」


カオス「僕は創造神が嫌いだ、そして今回の一件で僕も敵視されたと思う」


   「そして彼のことを嫌っている神もたくさんいる、

    逆に大好きなのもいっぱいいるけどね」


   「僕はここ10年ほどかけて創造神を打倒する勢力を作っていたんだ」


   「ただし、神には神の不変のルールがあるんだよね」


   「神は神を傷つけれない……」


くろむ「また厄介なルールだな、それでどうやって倒すんだよ?」


カオス「そこがずっと問題だったんだよ、神以外じゃそもそも力不足だしね」


   「だけどね……」


   「その問題をクリアできそうなのが、君たち転生者だ」


くろむ「は?」


カオス「確かに今のままでは神には及ばないよ」


   「だけど、一つだけ方法があるんだよ」


   「神への試練を突破して<半神はんしん>になってもらうことだよ」


くろむ「半神??」


カオス「人族でも試練を超えれば半分神である半神にはなれるんだよ」


   「そして半神は完全なる神ではないから、神に傷を付けれる」


レオナ「……」


くろむ「言いたいことはわかるけど、俺に人を辞めろっていうことか?」


カオス「くろむにもメリットのある話だよ?」


   「創造神の邪魔も入らなくなってくろむの理想の国を作れる」


   「それにくろむの存在と能力が国のベースとなっているだろ?」


   「半神になればくろむの寿命も大幅に伸びて国のいしずえを作る時間も稼げる」


くろむ「悔しいが、美味しいメリットだな……」


カオス「でもその神の試練は誰でも受けれるわけじゃない」


   「最低でも今のくろむぐらいの強さは必要になるよ」


レオナ「そうなるとこの世界でその試練を受けれるのは、くろむだけでは?」


カオス「おそらくそうなるね」


レオナ「そうなるとなんで私は呼ばれたのかしら?」


カオス「くろむが実際に試練に挑むとなると、

    それなりの期間国から離れることになるんだ」


   「そうなってもくろむが安心できるようにするための戦力として

    レオナちゃんには頑張ってほしくて呼んだんだよ」


くろむ「大体はわかったよ、悪魔のとこに行く前に言いかけたのはこれか……」


カオス「あの時の戦力じゃくろむは離れれないからね、

    そのために創造神の悪だくみを逆に使わせてもらうことにしたんだ」


レオナ「バロンは創造神の信者側なの?」


カオス「彼は本来中立の立場だよ、今回は何か弱みでも突かれたんだろうね」


   「これから神側のほうは僕が調整して、こっち側の戦力を増やしていくよ」


   「くろむとレオナは、まずは大陸を統一して落ち着かせてほしい」


   「あと敵対する転生者をできるだけなくしてほしいな」


くろむ「わかったよ」

レオナ「わかったわ」


カオス「準備ができた頃に声をかけるから頑張ってね♪」




カオスの長年の企みを聞いたくろむとレオナは複雑な表情を浮かべながら、

王座の間に戻ってきた。



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