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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
6章.進撃編
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65話.サタン


サタン「いかにお前が強者と言えども、舐められたままではいられぬな!!!」




舞台に飛び乗ったサタンは、怒りの感情を全開にしてくろむに突進した。


さすがは悪魔王、今までのどの相手よりも高速の突進であった。

しかし、強奪眼にてレヴィアタン・ベルゼブブと吸収してきたくろむの目には、

普通に早い程度にしか映っていなかった。




くろむ「仮にも王ならもうちと落ち着けや!!!!!」




くろむは、突進してくるサタンの懐に潜りこみ、サタンの顎にアッパーを放つ。

サタンは回避をこころみたが、怒り任せに突進している途中であることもあり、

致命傷になることを避けるのがやっとであった。


くろむのアッパーを食らったサタンは5メートルほど後方に吹き飛ばされ、

着地した。




くろむ「せっかくの王同士、魔道王と悪魔王の一戦だ」


   「少しは品のある戦いにしよーぜ?」


   「どうせ、あの神たちも覗いているんだろうしな!!!!!」




くろむは何もいない上空に、さきほどベルゼブブに放ったものと同じ

黒炎レーザーを放った。

まるで、神々へケンカを売ったかの如く。


当然、それを覗いていた神々がその行為をどう受け取ったかは

くろむが知るよしもなかった。


(どうせ、カオスの奴は爆笑してやがるんだろうけどな)


くろむは、そんなことを思いながらサタンに右手で持つ氷槍を向けた。




サタン「ふっ……」


   「確かに我としたことが……」


   「王同士の戦いか、おもしろい!!!!」


   「我が神、バロンよ! この戦いをとくとご覧あれ!!!!」




サタンは、漆黒の大剣をくろむに向けた。




くろむ「んじゃ、始めるぞ!!!!」




くろむの合図にて、両者は飛び出した。


くろむは氷槍を両手に持ち、自身の周りにも1000本生成させた。

そして、1000本の氷槍を一気に放ちつつ、

それに混ざって自身も渾身の右突きをサタンに向けて放った。


対するサタンは、両手で持った漆黒の大剣の刃先をくろむに向け、

大剣より一気に魔力を放出する。


放たれた魔力は、半径2メートルほどの漆黒のレーザーとなり、

くろむの放った氷槍を一瞬で飲みこんだ。


漆黒のレーザーが通り去ったあとには、くろむの姿もなかった。




くろむ「それすげーな、さすがにビビったぞ」




突然自分の背後より聞こえたくろむの声にサタンは驚いた。




サタン「お前のほうこそよく回避できたな」


   「あの状況から回避し、我の後ろを取るとは思ってもみなかったぞ」


くろむ「方法は企業秘密な♪」


サタン「方法は知らぬが、そんなことができるならベルゼブブのときに

    それをすればよかったではないか」


くろむ「あのときは、単純に魔術合戦、魔力の競い合いだったからな」


   「かわす、逃げるなんてあいつも考えてなかっただろうさ」


   「真っ向から、自分の魔力で相手の魔力をねじ伏せる、

    そんな戦いだったしな」


サタン「わからんことはないが、そのような美学にこだりすぎるから

    あいつは我にも勝てなかったのだがな……」


くろむ「殺しちまったし、見た目は大嫌いだったけど、

    あいつのそういうとこは俺は好きだったけどな」


サタン「そうか……」


   「一応礼はいっておく(ぼそ)」


くろむ「なんか言ったか?」


サタン「なにもだ……」




二人は無言のまま、再び構え合いながら静かに対峙していた。

そして、くろむは莫大な闘気と魔力を放出し、<魔闘気マジックオーラ>を纏った。


それ見たサタンは膨大な魔力を放出し、その魔力を纏った。




サタン「今度は我から行かせてもらうぞ!!!!」




サタンは漆黒の両手剣を担ぎあげつつ、突進した。

くろむは、聖凍土棺桶セイクリッド・インブレイスエンドの応用で、氷の壁を生成して迎え撃つ。


サタンがその氷の壁を袈裟切りで切り伏せようとした瞬間、

頭上より風の壁で押しつぶされそうになる。


そのことに素早く察知したサタンは、一瞬後退して風の壁をしのぎ、

次の瞬間に氷の壁を切り伏せた。


しかし、そこまでの展開を読み切っていたくろむは、

そのときには空間転移にてサタンの背後に回っていた。




くろむ「絶対零度アブソリュート・ゼロ!!!!」




範囲をサタンの周囲2メートル範囲内のみに絞った絶対零度アブソリュート・ゼロをくろむは放った。


しばらくすると、絶対零度アブソリュート・ゼロによる攻撃が落ち着き、

サタンの姿をくろむが捉えた。


無数の巨大な氷のひょうに全身をズタズタにされたサタンがいた。

くろむには、とても動けるような様子には見えなかったが、

サタンは反撃しようと漆黒の大剣を横に構えようとする。


しかし、力なくゆっくりとした動きでおこなわれたその動作は、

くろむが両手に持っていた氷槍を投げつけたことにより、

大剣を弾き飛ばす結果に終わった。




くろむ「まだ諦めないのは、さすが悪魔王というべきなのかね」


   「しかし……」


   「俺は意地を張って、拾えた命を散らす愚行は大嫌いだ!!!!」




そう言うと、くろむはサタンの周囲の空間を操作しだした。

空間がねじ曲がり、圧縮され、硬直していく……


そして、サタンは空中に両手・両足を拘束される形をなった。




くろむ「もう察しているだろうけど、これが俺の力の一つだ」


   「そろそろ降参して従属を受け入れてくれ」


サタン「……」


   「…… 力の差は歴然であるな」


   「わかった、負けを認めて従属を受け入れる」




やっと観念したサタンに従属眼を向け、サタンは受け入れた。

くろむは、無事2人目の悪魔の配下を手に入れることに成功した。

その後、アモンと同様に名づけを行った。


(サタンのまま名前自体は変えてないけどな……)



そして、最後の一人となった<転生者>レオナに話しかけた。




くろむ「まだ戦う必要があるなら舞台にあがってくれ」




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