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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
2章.冒険者編
7/104

14話.ついに・・・


2018/09/05 に1章の改変を行い、7~13話が消滅することになりました。


当面の間は、7~13話を欠番とさせていただきますので、

ご理解いただけるとありがたいです。




(さっきの酒場ではテンプレ展開にならなかったけど・・・・)

(冒険者ギルドではなりそうな気がするな・・・・)



冒険者ギルドに入ると、予想通り閑散かんさんとしていた。



(これだけ人がいなきゃテンプレ展開もなさそうだな)



アキナがカウンター受付嬢に声をかけた。



アキナ「スズさん、こんちには〜」


スズ 「あ、アキナさん」


   「こんな時間にどうされました?」


アキナ「今日はこの人の案内ですよ」


くろむ「はじめまして、くろむです」


   「冒険者ギルドへの登録と銀鉱石の買取依頼をしたくてきました」


スズ 「じゃあ、先に買取の処理をしちゃいますので、銀鉱石を出してください」



<魔道具>マジックバックに偽装させているバック経由で

<ストレージ>から取り出した。



スズ 「マジックバックとはいいものをお持ちですね〜」


   「しかも結構、量ありますね」


   「計算してきますので、このまま少し待ってくださいね」


くろむ「わかりました、お願いします」




スズは計算のため銀鉱石をもってカウンターの奥の部屋にいく

すると、背後よりガラの悪そうな男に声をかけられた


(ここでくるの!?)




ガラド「にーちゃん、可愛い子連れて大変そうやのぉ」


くろむ「はぁ?」


ガラド「俺はBランクのガラドだ」


   「弱そうなにーちゃんの代わりの俺がもらってやるからよこしな」


   「嬢ちゃんもそんなにーちゃんとじゃ頼りないだろ」



少ないながらもギルド内にいた他の冒険者たちが何か言っている。

 ― あれって<暴君>のガラドじゃないか?

 ― また新人潰しか・・・・

 ― あいつも可哀そうに・・・・




くろむ「うるせぇなぁ、忙しいからとっとと失せろよ!」


ガラド「てめぇ! なめてんのか!!」



ガラドは、くろむに飛びかかる。


ガラドの右ストレートをくろむは瞬時に作り出した氷の壁で防いだ。




くろむ「先に手を出したのはてめーだからな?」



くろむは氷の壁を巨大な氷柱に変形させた。

氷柱をガラドに向けて、



くろむ「失せろ」




ガラドに目掛けて放たれた氷柱は、

ガラドもろともギルドの外まで飛んで行った。




くろむ「威力は抑えたから死んではいないだろ?」


   「二度と俺にかまうな」




(なんだ・・・  あれ?)

(すげーな・・・・)

(ガラドってBランクだぞ・・・?)



他の冒険者たちが色々とぼやいる。




(しかし、見事なテンプレ展開・・・・)



スズ 「ちょ、ちょっと!!!」


   「なにしてるんですか!!!!」




騒ぎを聞きつけて急いで戻ってきたスズに問い詰められることに・・・・


(俺被害者なんですけど・・・・)




アキナや他の冒険者の目撃談により

殴られた後の「正当防衛」であることを説得した。




スズ 「状況はわかりましたけど、あんまりもめ事は辞めてくださいね?」


くろむ「絡まれない限りはしませんよ」



笑顔で答えると、スズは引きつった笑顔になっていた。




スズ 「とりあえず、銀鉱石の買取の計算終わりました」


   「合計で金貨1枚になりますけど、いいですか?」




くろむは、アキナに適正なのか顔で伺うと、アキナは頷いた。




くろむ「それで問題ないですよ、ありがとうございます」



くろむは金貨1枚を受け取った。




スズ 「続いて、ギルドへの登録処理をしちゃいますね」


   「この指輪に1滴だけ血を垂らしてください」



指先を少し切り裂き、指輪に1滴の血を垂らす。

すると、指輪は淡い光に包まれ、しばらくすると光はおさまった。




スズ 「これで登録完了です」


   「これは<冒険者の指輪>といい、冒険者としての身分証になります」


   「また、ギルドでこの指輪の情報を参照することができて、

    ランク情報や魔物の討伐履歴など見ることができます」


   「討伐系のクエストの達成証明はこの情報を使って行ってます」


くろむ「へぇ・・・ それは便利だな」


   「この指輪でわかる情報って、

    ランクと討伐履歴以外は何があるんだ?」


スズ 「えっと、犯罪履歴やレベルやステータスがわかりますが、

    <技能>と呼ばれるものはわかりません」


   「レベルやステータスはギルドの責任の元、守秘いたしますので

    ご安心ください」




(この様子だと、偽装後のステータスとかしか見れてないっぽいよな)


(ホント、偽装しといてよかった・・・・)

(きっと本当のステータスがバレたら、大騒ぎになりそうだし・・・)




スズ 「買取と登録は以上になります。」


   「冒険者について簡単な説明が必要ですか?」


くろむ「アキナに軽く聞いてはいるけど、一応お願いしてもいいか?」



スズに説明してもらった内容はほぼアキナの話と一緒だった。



くろむ「色々ありがとうね、クエストはあっちで探せばいいのか?」


スズ 「あちらの壁に張り出してあるものから選んで、

    こちらで受注の報告をしてくださればいいです」


くろむ「じゃあ、さっそくみてくるよ」




張り出されたクエストの内容を見ようと歩き出したとき、

受付カウンターの奥から走ってくる大柄なおっさんに声をかけられた。




ダン 「今登録した新人!」


くろむ「ん? 俺のことか?」


ダン 「あぁそうじゃ」


   「少し話を聞きたいんじゃが、ついてきてくれんかの」


くろむ「別にいいけど、おっさん誰だ?」


ダン 「あー、すまんすまん」


   「自己紹介を忘れておったな、

    ワシはこのギルドのギルドマスターのダンじゃ」


くろむ「ギルドマスター・・・」


   「今登録したばかりのくろむです、よろしく」


ダン 「こちらこそな」


   「まぁ・・・ とりあえず奥にきてくれ」




簡単な自己紹介を終えたくろむは、

アキナとともにダンについていった。



ご感想や評価やブックマークを頂けますと、

とても更新の励みになりますので、よろしくお願いします。



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