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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
5章.ルイン動乱編
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48話.アイギスの今後



くろむたちがガイアに帰還すると、カインたちと共にカルロが出迎えていた。




カルロ「兄貴、戦争おつかれさま!」


くろむ「おう、カルロこそお疲れさんな」


   「んで、結果はどうなった?」




くろむは、にやついた笑顔でカルロに尋ねた。




カルロ「その顔は失敗を期待した笑顔っすかね・・・」


ナビ 「性格悪いだけだから、気にしなくていいと思うわよ」


   「どうせおちょくるつもりだけなんだろうし・・・」


アキナ「否定してあげれないのが、辛い・・・」


くろむ「お前らなぁ・・・・」


カルロ「アキナ嬢もナビ嬢も元気そうで何よりだな♪」




3人のいつものやりとりをカルロが笑い飛ばす。




くろむ「まぁ、いいや・・・」


   「とりあえず、中にはいろうか、そこで話をきかせてくれ」




くろむたちは、ガイア内に完成した王城内の自室に向かう。




くろむ「よくこの短期間でここまでのものが造れたなぁ・・・」


アキナ「そうだね!! その分みんなをねぎらってあげないとね♪」


くろむ「カルロの話を聞き終わったらな♪」



くろむ「さて、部屋にも着いたし、そろそろ聞かせてくれ」




くろむに尋ねられたカルロは、話し始めた。


 ・ダイン獣王国に向かう途中、

  ダインの4騎士の一人の剛腕ごうわんのマインに出会ったこと。


 ・マインと戦闘することになり、勝利したこと。


 ・それによって、マインに力を認められ、謁見の手筈を整えてもらったこと。


 ・ダインとの謁見の際、ダインと戦闘することになったこと。


 ・善戦はしたものの、ダインが本気を出したら、あっという間に敗れたこと。


 ・敗戦したものの、戦闘そのものに満足したダインにお願いはできたこと。


 ・その結果、ダイン獣王国でくろむと会うことは承知してもらったこと。


 ・しかし、その際、ダインと戦闘する必要があること。


 ・建国を認めるかどうかは、その結果次第であること。


 ・会合の日取りは、くろむに一任すること。




くろむ「カルロでも勝てなかったか・・・」


   「お前なら勝てると思ってたんだが、獣王の名は伊達じゃないってことか」


カルロ「面目ねぇ・・・」


くろむ「せめちゃいねーよ、むしろカルロでも勝てないやつがいるっていうのが

    今のうちにわかったことはいいことだ」


カルロ「単純な力の差というよりは、戦略の差・経験の差というのが

    大きいと感じた・・・・」


くろむ「あぁ・・・」


   「竜人族は特に身内同士の戦闘しかしてこなかった種族だもんな・・・」


   「ちと、戦闘訓練を真剣にやる必要がありそうだな・・・」


   「それはともかく、ダインへのお使い、おつかれさんな!」


カルロ「お、おう・・・」




カルロから報告を聞いたくろむは、カルロを労い、

念話にて、全国民に一斉に告げた。




くろむ「くろむだ、みんな建国作業ありがとう」


   「建国の第一段階はとりあえず完了した」


   「みんなの頑張りに報いるためにも、

    今日明日は内々のみで<建国祭>を開催する」


   「食料と酒は、ルインから大量に購入してきた」


   「建国祭が終わったら、また頑張ってもらうことになるから、

    今は、めいっぱい、飲んで食べて騒いでくれ!!!!!」




くろむは、ゴブ太たちに<ストレージ>内の食料と酒を

みんなに振る舞うように指示を出した。


建築されてまもない王都ガイア中が歓喜につつまれ、

国中で大宴会が始まった。


くろむは、アキナを引き連れて国民一人一人に声をかけて回った。

竜人族の元に訪れては、

酒を勧められ・・・

手合わせを求められ・・・

戦闘訓練を申し込まれ・・・


ドワーフ族の元を訪れては、

酒を振る舞われ・・・

自らが作りだした武具の自慢大会が始まり・・・

鍛治のレクチャーまでも始まった・・・


これを機にと、竜人族とドワーフ族の交流の橋渡しもした。


今後、お互いの文化や価値観が混ざり合うことで

より面白いものが作り出されることに期待をしながら、

竜人族とドワーフ族が酒を交わす光景を楽しんだ。


そんな和やかであり・・・

にぎやかであり・・・・


楽しい時間があっという間に過ぎ去った。


そして、<建国祭>が終わるころ、くろむは改めて全員に念話で話しかけた。




くろむ「楽しかったなぁ~♪」


   「改めてわかったよ! 俺はこんな毎日をみんなと過ごしたい!」


   「それを実現するために建国し、それを守るためのこの国だ!!」


   「そして、多種族が交わることの美しさも楽しさも感じれた」


   「みんな本当にありがとうな!!」


   「俺はこの先もいろんな種族を仲間に加える、そして全てを守る!!」


   「だから、みんなこれからも俺と一緒に歩いてくれ!!!!」




くろむは、国中からの国民の喝采を聞きつつ、

この全てを守ると改めて心に誓った。




アキナ「いい演説だったわよ♪」


   「わたしもできる限り協力するからいい国を作ろうね!」


くろむ「期待しているよ」


   「まだまだお祭りをしていたいが、

    そういうわけにもいかないからな・・・」




くろむは、王城の会議室にアキナたち首脳陣を集めた。




くろむ「<建国祭>は楽しんでもらえたか?」


カイン「はい、配下一同感謝しております」


くろむ「楽しんで頂けたなら、よかったよ」


   「またこんなお祭りができるように国として安定させなきゃな」


   「とりあえず、意見のあるやつはいるか?」


カイン「よろしいでしょうか?」


くろむ「話してくれ」


カイン「ありがとうございます、以前お話のありました

    竜人族とドワーフ族の中からの人材発掘の件ですが・・・」


   「申し訳ありません、<将>としての人材は見つかりませんでした」


くろむ「それはしょうがない」


カイン「その代わりとしては何なのですが・・・」


   「この森より西部、竜の牙のふもとなのですが、

    狐人族の隠れ里が存在することが発見されました」


くろむ「隠れ里? 狐人族って隠れ住まなきゃいけない種族なのか?」


カルロ「そんなことないんじゃないか?」


   「マインの配下として俺を王城に案内してくれた人は狐人族だったぞ」


ゴドラ「このロンダルディア大陸において獣人がまともな生活を送るには、

    ダイン獣王国に住むか、

    聖セイクリッド神国で信仰の自由を奪われて住むか

    種族独自の居住区を持つかの3択しかありません」


   「狐人族は、古来より始祖しそである<九尾きゅうび妖狐ようこ>をあがめています」


   「ですから、聖セイクリッド神国に住むことはできません」


   「そして、狐人族は一部例外を除き、

    種族として身体能力がとても低いのです」


   「よって、ダイン獣王国で弱者として虐げられながら生きるか

    隠れ里のような形で独自に暮らすかの

    2種類になっているのだと思われます」


くろむ「そうなのかぁ・・・」


ゴドラ「その反面、とても内政能力は高いものが多い種族ともなっています」


くろむ「ぜひとも今のうちが欲しい人材だな」


   「よし、決めた!」


   「ゴドラよ、その里に向かうんだ」

   

   「ソイソとビネガ、お前らはゴドラの護衛として一緒にいくんだ」


   「俺たちがダインに向かって、虐げられているやつらのうち、

    脱出を希望するやつらをまとめて里まで向かう」


   「それまでの間に、ゴドラたちは俺が狐人族を解放して連れてきたら

    うちの国に入ることを説得しろ」


ゴドラ「その条件で傘下に下るのか分かりかねるところでは・・・」


くろむ「内政の総責任者として、そこはなんとかしろ」


   「どうにもならなかった場合は、俺が里についてから説得はする」


   「お前なら気負わずやれば大丈夫だ!」


ゴドラ「わかりました! 全力で当たらせて頂きます」


くろむ「俺とアキナとカルロとギンジはダインに向かう」


   「カルロ、道案内と謁見までの手筈は任せた」


カルロ「それは構わないが、事前に通知はしないのか?」


くろむ「時間がもったいないしな、向こうについてから謁見の申込をするでいい」


   「待ち時間は観光でもするさ」


カルロ「りょーかい」


くろむ「カイン、当初の予定とは少し変わるけど、

    サラカたちルイン組の相手を頼む」


   「条約と同盟の話を伝えて、

    商人たちに取引をする気があるかどうか確認してくれ」


   「そのあと、数日程度ガイアの観光でもさせてくれたらOKだ」


カイン「かしこまりました」


くろむ「残りのメンバーは王都の防衛と周辺の巡回、

    近隣の捜索を頼む」


   「あと、余裕がありそうなら<竜の牙>について軽く調べておいてくれ」


   「どういう生態がどういう環境を構築しているか知りたい」


カイン「ルイン一行の受け入れと並行して、捜索しておきます」


くろむ「あー、あと最後に一つ」


   「俺たちの真の本拠地は、竜人族の隠れ里であり、<ルーム>だ」


   「ガイアはあくまで外向け用の本拠地だ」


   「鍛治の最高峰の技術などの最高機密の情報や技術は、

    竜人族の隠れ里に設置しろ」


   「カルロがダインに勝てなかった例もある、

    転生者以外にも注意は必要だと考えを改めた」


カルロ「兄貴、すまねぇ・・・」


くろむ「いや、いい勉強になった」


   「今回の件でいろんな相手との戦闘経験を積ませる

    必要があることがわかった」


   「これでこの会議は終わりにするが、

    アキナ、カルロ、ギンジ、ソイソ、ビネガ、ソルト、シュガ」


   「戦闘時の主力組のこの7人は、俺がこのあと一戦する」


   「少しでも何かを感じ取ってくれ」


   「では、7人以外は解散!」


   「7人は<ルーム>内につくった武闘場にあつまれ!!」




アイギス首脳陣は、それぞれ散らばっていった。





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