47話.開戦②
本日より活動報告に更新分のお話のあらすじや想いなどを
書いていくつもりですので、見て頂けたら嬉しいです。
くろむは、開戦宣言をすると、膨大な数の魔術を展開し始めた。
くろむ「ハデにいこうぜ!!!」
「アイスピック × 10000 !!!!!」
くろむの発声と共に、総数10万もの氷鋲が貴族軍を後方から襲う。
あまりの惨状に貴族軍は大混乱となり、
阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
それを合図に、<王国軍2隊>が<火>属性の範囲魔術を連発した。
貴族軍は後衛が氷鋲地獄にて、
中衛が火炎地獄にて、
もう軍として機能できないほどの混乱をし、崩壊していた。
そこに残りの3隊が一斉攻撃をかける。
貴族軍に反抗する気力が残っているものはもうおらず、
一方的な展開となっていた。
その頃、くろむは全滅させる準備として、雲の生成をしていた。
そして、貴族軍全体を覆うサイズの雲が完成した。
くろむ「この魔術の欠点は準備に時間がかかるだな・・・」
「うし、ソイソ、ビネガ、ソルト、シュガ! 退避しろ!!!」
くろむの号令により、アイギス軍は一斉に外堀まで撤退した。
貴族軍は何が起きたのか理解できぬまま、
軍を立て直そうと動き出したところ・・・・
くろむ「<絶対零度>」
あたり一面、銀世界に包まれ視界を奪われた。
視界が開けた頃には、もう貴族軍はカケラも残っていなかった。
アキナ「地獄大業火釜より、すごい結果なんだけど・・・」
くろむ「準備に手間暇かけるように作った結果かもね!」
「さてと、ギンジ!」
「斥候部隊を使って、生存者の確認」
「生存者がいたら、その場で噛み殺せ」
「10分で完了させろ」
ギンジ「承知致しました」
しばらくすると、ギンジより全滅の確認ができたと報告が入った。
くろむ「ありがとな、ごくろうさん!」
「全軍撤退!、引き続きガイアの防衛をせよ」
「俺はこのまま、アキナとともにルインに向かう」
カイン「お気をつけていってらっしゃいませ」
くろむは、以前ルインに訪問した際に、
ルインの街はずれに<ルーム>の出口を設置していた。
くろむとアキナは、それを使いルインに潜入した。
アキナ「こういうこともなんでも自由よね、くろむはさ」
くろむ「門から素直に入れない俺としては、大事なことだよ」
アキナ「そうなんだけどね・・・」
くろむ「ちょっと、貴族の屋敷に魔力のマーキングするからさ、
周囲の警戒をしばらくの間よろしく!」
アキナ「・・・」
「はぁ~い」
事前にサラカより街の見取り図と貴族の屋敷の分布図をもらっていたくろむは、
それを元に全貴族の屋敷の上空に、
マーキングとして、<氷>魔力の塊を浮遊させた。
くろむ「警戒ありがと、終わったから議場にいこうか」
アキナ「うん!」
くろむとアキナは議場に向かった。
途中、貴族の見回りと思われる人を何人か見かけたが、
その人にマーキングをいれつつ回避し、議場の前に到着した。
くろむ「ここが、議場か」
くろむは、議場の大きな扉をノックする。
すると、中からサラカの声が聞こえた。
サラカ「戦況報告ですか? どうぞ」
くろむ「よ! 議員様たち♪ お邪魔するぜ」
議員①「な、なにもの!!!?」
くろむ「自分がケンカ売った相手の顔も知らないとはね」
議員②「ま、まさか・・・・」
くろむ「貴族様の連合軍・・・ 5万くらいだったかな?」
「綺麗に全滅させたんで、勝利宣言にやってきました♪」
議員③「そんなことできるわけないだろ!!!!!」
くろむ「信じるかどうかはご自由に」
「ただね、建国宣言にも書いたよね?」
「<敵対するものは、容赦なく攻撃する>とね」
その瞬間、くろむの全身が一瞬強く発光した。
次の瞬間、街中に巨大な氷が出現し、少し発光していた。
議員④「あれは・・・ワシの屋敷の有る場所ではないか!!!」
くろむ「うん、敵は殲滅するので!」
「<聖凍土棺桶>」
ルインの街の中心部が一斉に強い光を放ち、
光が収まると、巨大な氷がなくなっていた。
議員⑤「な、なにがおこったのじゃ・・・・」
議員⑥「俺の屋敷がなくなってるぞ!!!!!」
くろむ「そうだね♪」
「たったいま、ルイン在住の貴族とその関係者は
お前たち9人のみとなった」
「そして・・・」
「アイスピック」
「今、いなくなった」
サラカを除く議員たちは、全員胴体に大きな穴をあけ、絶命していた。
くろむ「約束は果たしたぜ、サラカ」
「次はそっちが果たす番だ」
サラカ「承知していますよ」
「早急にルインをまとめあげ、和睦の使者として伺います」
くろむ「よろしくな」
くろむがその場を立ち去ろうとすると、
サラカ「くろむさん!」
くろむ「ん?」
サラカ「ありがとうございました!!!!」
「僕の悲願の一つは達成できました」
「今後、できる限りの協力はさせて頂きます!」
くろむ「期待してるよ」
サラカ「はい!!!」
涙を流しながらも、笑顔のサラカに見送られながら、
くろむたちはその場を後にした。




