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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
4章.決意編
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42話.建国宣言①



くろむは朝から世界にむけて発信する建国宣言の書状の内容に思案していた。




この度、自由自治国家ルイン西部に存在する大森林:迷いの森を領土とする、

<魔導国家アイギス>を建国したことを宣言します。


我が国の方針は、

種族に囚われず、国王であるくろむを慕い、

くろむ自身が受け入れたものを守り抜くこと。


今回、建国に至ったのは、それを実現するためであります。


現在は、人族、獣族、獣人族、ゴブリン族、ドワーフ族、竜人族が

共存している国家であり、今後も種族による差別などは

存在させない国家であることを保証します。


我が国に領土的野心はないため、

基本的にはこちらからの攻撃はしません。


しかし敵対するものに対しては徹底的に攻撃させて頂きます。



魔導国家アイギス 国王 くろむ





くろむ「正式な文書の書き方とか知らないしなぁ・・・」


   「まぁ宣言をしたことに意味があるということにしとくか・・・」




くろむは自身の文才の無さに苦笑しながらも

アキナを迎えにアキナの部屋まで訪ねた。




くろむ「アキナ、起きてるか?」


アキナ「あ、くろむ」


   「なんだか寝付けなくて起きてるわよ」


くろむ「そか、俺も似たようなものだよ」


   「応接室で待っているから準備ができたら来てくれ」


アキナ「わかったよ、ちょっと待ってね」




しばらく待っていると、アキナがやってきた。




アキナ「おまたせ!」


くろむ「さて、とりあえずみんなに向けての建国宣言をするか」




くろむは、全配下に対して念話で話しかけた。




くろむ「みんなおはよう、くろむだ」


   「今日はみんなに報告がある」


   「俺は今この瞬間をもって、俺たちの国を建国したことを宣言する」


   「国の名は魔道国家アイギス、首都は王都ガイア」


   「俺は今からルインを通じて全世界への宣言をしてくる」



   「カイン、留守の間はお前に代行を任せるから、

    よろしくやってくれ」


   「あと、当初予定していた隠れ里を顕現させる話は、

    一旦保留に変更する」


カイン「承知しました」


くろむ「では、いってくるので、あとのことはよろしくな」


カイン「いってらっしゃいませ」



くろむ「よし、じゃあ早速いくか!」


アキナ「うん♪」




くろむとアキナは<ルーム>経由で、ルイン近郊の洞くつに到着し、

そこから徒歩でルインに向かった。




くろむ「ルインから逃げ出してここまできたのって最近だったよなぁ」


   「それがこの短期間で建国とか・・・」


   「何が起こるかわからないもんだな」


ナビ 「自分でやったことでしょうに・・・」


くろむ「お、ナビ!!」


   「最近ずっと黙ってたから、心配してたんだぞ!」


ナビ 「そのわりには声もかけてきてないじゃない・・・」


くろむ「まぁ拗ねるなって・・・・」


ナビ 「あんたが忙しそうだから、そっとしておいてあげたのよ」


くろむ「お前はできる子だなぁ・・・」


アキナ「ちゃんとナビちゃんも構ってあげなきゃダメだよ!」


くろむ「は、はい!!」


ナビ 「・・・」


くろむ「なんかこの3人だけでの会話って懐かしくて安心するわ」


ナビ 「数日前まではこれが普通だったしね」


アキナ「そうねぇ・・・ たまにはこういう時間作ろうよ♪」


くろむ「それいいね♪」


ナビ 「あんたらがイチャついている時以外に適当に声かけるわよ」


くろむ「はいはい、ツンデレめ・・・」


ナビ 「・・・」




3人での会話を懐かしみながら歩いていると、

あっという間にルインの外壁が見えてきた。




くろむ「ニーナからの報告では、

    この辺の木の根元に秘密の通路の入り口があるはず・・・」




2人は周囲の木々の根元を隈なく探していると、鍵穴付の扉を発見した。




くろむ「これっぽいな、ニーナから受け取った鍵で開けてみるか」




ガチャン!と低い音が響き、扉の鍵が開いたようだった。




くろむ「よし、あたり♪」


アキナ「いこいこ~♪」


   「これってどこに繋がっているの?」


くろむ「ニーナの話では、ダンの部屋のクローゼットに繋がるらしい」


アキナ「すごいところに繋がるのね・・・」


くろむ「今日の午前中にここを使って行くことはニーナに伝えさせてるから、

    もしかしたら敵として待ち伏せてるかもな?」


アキナ「それはないと祈りたいなぁ・・・」


くろむ「それは俺も同感だよ」



不吉なことをいいつつ歩いていると、扉を発見した。



くろむ「さぁ、鬼が出るか蛇が出るか・・・」



くろむは扉をあけて、その先の部屋に出た。

クローゼット内にでたくろむは、そのままクローゼットから出る。


すると、机に向かって座り、頭を抱えるダンを発見した。




くろむ「よっ! ダン、ひさしぶりだな」


ダン 「!!!!!」


   「お、おぉ・・・ くろむか」


   「驚かせるでないわ・・・・」


くろむ「急に来るしかないし、しゃーないだろ」


   「そんなことより、サラカは?」


ダン 「前に会わせたここの秘密の部屋で待たせておるわ」


   「ここでだれかにお前の姿を見られるわけにもいかないし、

    早速いくぞ」



くろむたちはダンに連れられ、秘密の部屋へと移動した。




サラカ「お久しぶりです、くろむさん、アキナさん」


くろむ「お久しぶりです」

アキナ「お久しぶりです」


くろむ「敵対はされていないみたいでよかったですよ」


サラカ「そのつもりなら最初から脱出に手を貸しませんよ」



くろむの笑顔に、サラカも笑顔で返す。



ダン 「おまえらなぁ・・・」


   「こんなときにしょうもない腹の探り合いをするんじゃないわい」


くろむ「たしかにな、サラカさんすまない」


サラカ「いえいえ、こちらこそ」


ダン 「で、今日は何の話なのじゃ?」


   「ルーナからは大事な話があるから、

    サラカと待っていてくれとだけ聞いておるが・・・」



くろむは建国宣言を書いた書状をダンに手渡し、

二人が読み終えるのを待つことにした。




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