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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
4章.決意編
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38話.束の間の休息①



ドワーフと共に隠れ里まで戻ってきたくろむたちを

カインたちは広場で出迎えていた。




カイン「おかえりなさいませ、くろむ様」


くろむ「出迎えありがとな」


   「指示しておいたドワーフたち用の居住区の準備はできているか?」


カイン「はい、住居用と作業場用の区画分けまでは完了しております」


   「ただ・・・」


   「建屋の建設がまだ完了しておらず、申し訳ございません」


くろむ「それは気にしなくていい、さすがに時間がたりないだろ」


カイン「お心遣いありがとうございます」


くろむ「とりあえず、紹介しておくよ」


   「彼がカイン」


   「竜人族の族長で、この里の切り盛りを任せている」


カイン「はじめまして、カインと申します」


くろむ「彼がゴドラ」


   「ドワーフ族の族長だ」


ゴドラ「はじめまして、ドワーフ族の族長のゴドラです」


くろむ「ドワーフたちにも住居建設を手伝わせるから

    彼らを案内してくれ」


カイン「承知しました」


   「ゴドラ殿、こちらにお願いします」


ゴドラ「宜しくお願いします」


くろむ「あとで、そっちに顔を出すから、よろしくな」


カイン「承知しました」



カインはゴドラたちドワーフ族を引き連れ、

ドワーフ族の居住区に向かった。



くろむはアキナを誘って隠れ里を散歩してみることにした。


この里に訪れて以来、

ゆっくりと里の観察もしていないことに気づいたのだった。




くろむ「アキナ~、ちょっと里を散歩しないか?」


アキナ「いいけど、急にどうしたの?」


くろむ「ゆっくり見て回りたくなったのと、

    ゆっくりアキナとデートしたくなったからだよ」


アキナ「くろむ・・・」




照れつつも上機嫌なアキナはくろむの腕に抱きつきつつ・・・




アキナ「じゃあ、さっそく行きましょ♪」


(こんなに喜んで貰えるなら誘ってよかった)



くろむ「俺たちが里に始めてきたときの転移部屋が

    南部地域らしいから、そっちからいこっか」


アキナ「うん!!」




くろむとアキナは里の中央部に存在する屋敷より

南部地域にむけて歩きだすと、試練で使った武舞台が目に入る。




くろむ「ここがこの間の試練につかった武舞台かぁ・・・」


   「闘っているときは感じなかったけど、結構広かったんだな」


アキナ「間合いを広くとるのが得意な人でも

    力を出せるようにってことじゃないかな?」


くろむ「あぁ・・・・、そういうことか」


   「確かにな、広くなければ近距離が得意な奴に有利すぎるな」


   「気づかなかったよ・・・・」


アキナ「わたしが近距離しかできないから、気づいただけだと思うよ」


   「くろむみたいに全距離が得意だと、気付きにくいかもね」


くろむ「そうなのかなぁ、

    単純にアキナの視野が広くて気づけたってだけだと思うぞ」


アキナ「くろむに褒めて貰えるのは嬉しいから、

    そういうことにしとくわね♪」




武舞台を横目に南部地域に向かうと洞窟のようなものがあった。




くろむ「この里って洞窟まであんの??」


アキナ「位置的にはあの中に転移の魔法陣があるんじゃないかな?」




そう言いつつ洞窟の中に入ると、

そこは大きな空洞になっており、

地面には見覚えのある大きな魔方陣があった。




くろむ「アキナの予想通りだな、さすがだよ」


アキナ「ありがと♪」




アキナの予想通り魔法陣の場所であることを確認したくろむたちは、

東部地区に足を向け歩き出した。




くろむ「そういえばさ、建国するまでは決めたんだけどさ」


   「国の名前をどうするのかとか、首都をどこにするのかとか、

    実はまだ全然決めてないんだよね・・・」


アキナ「そうなの??」


   「少し意外かも・・・」


くろむ「そうか?」


アキナ「うん、くろむってさ、

    いつも進み出したら一直線で迷わずって感じがしてたからさ、

    口にしたってことはもう決めてるのかなぁって思ってたよ」


くろむ「いつでもそうできたらいいんだろうけどね・・・」


   「俺はそこまですごい人でもないんだよ」


   「立場上みんなの前ではあまり弱音を言ったりとかは

    マズイと思って言わないようにはしてるけどね・・・」


アキナ「そうだったんだ、分かってあげれてなくてごめんね・・・」


くろむ「謝らないでよ、アキナだからだよ?」


   「アキナにだからこうやって今の不安やらを口にできるんだ」


   「できればこれからも俺が弱音を言える存在でいてほしい・・・」


アキナ「わたしなんかでよければいつでも聞くよ!」


くろむ「ありがとな・・・」


   「アキナがいなかったらさ・・・」


   「この目まぐるしく変化する状況に押し潰されてた気がするんだ・・」


アキナ「・・・ わたしはくろむのことが大好き、たぶん愛してると思う」


   「くろむを支えれることは、わたしにとって幸せなことだよ!!」


くろむ「アキナ・・・、ありがと」


   「これからもよろしくな」


アキナ「うん♪」




不意にでたくろむの弱音をキッカケに、より仲を深めあったふたりは、

東部地区にある竜人族の居住区に到着した。




くろむ「里って感じがしないほど、立派な街だよなぁ・・・」


   「ルインと比べてもほとんど遜色ない建物で街ができてるじゃん」


アキナ「ホントだよね!!」


   「これにはかなりびっくりかも・・・」


くろむ「この一角だけでほぼ1000人の竜人族が住んでると考えたら、

    当然のことなのかもしれないけど・・・」


アキナ「この世界を創造神様が創り出したのは、

    約2000年前と言われているわ」


   「その頃から徐々に作られ今に至っているのかもしれないわね」


くろむ「そうなのかもしれないな、

    今度暇なときにでもカインに聞いてみるわ」




忙しそうに生活している竜人族たちに声をかけて

迷惑をかけてしまうことを躊躇ったくろむたちは、

ドワーフたちの居住区になるはずの北部地域を目指して歩くことにした。





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