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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
4章.決意編
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29話.迷いの森

4章であるこの章より

くろむたちも世界も動き始め、動乱の時代へと流れていきます。





くろむたちはカオスから竜人族の隠れ里があると聞いた

<迷いの森>に向かっていた。


<迷いの森>は新拠点より北西に徒歩1~2日ほど

行ったところにある大森林のことらしい。




くろむ「しかし、迷いの森とは大層な名前だけど、どんな森なんだ?」


アキナ「わたしも聞いただけで行ったことはないんだけど...」


   「なんでもいろんな種類のマナが好き放題乱れ狂っている場所で、

    森の中に入ると方向感覚も距離感覚もおかしくなってしまうらしいわ」


   「1時間も経つころには大半の人が

    発狂してしまうような場所らしいわよ・・・」


くろむ「こえーところだな・・・」


   「しかもその中心にある<マガツ湖>に行けって、

    カオスのやつは、鬼かよ・・・」


アキナ「森の中心にそんな湖があるって話聞いたことないけど、

    そもそもあの森に入って生きて出てきた人がほとんどいないのよ・・・」


くろむ「まぁうちらなら迷って死ぬとかはないから心配しないでいいよ」


アキナ「普通なら自信過剰のバカ発言というべきだけど・・・」


   「くろむなら当たり前のことと思える程度までは

    わたしもくろむに毒されてきたみたいよ!!!!」


ナビ 「そうならなきゃ一緒にいれないからね~」




くろむを化け物扱いして笑いあうことで、親交を深める二人に苦笑いしつつ、

ギンジに声をかける。




くろむ「徒歩で数日の距離のところを、

    お前なら6時間ほどってギンジは優秀で可愛いやつだな♪」


ギンジ「ご主人様にお褒め頂けるとは光栄です」


   「騎乗(きじょう)して頂けて嬉しいのですが、

    乗り心地は大丈夫でしょうか?」


くろむ「少し揺れは気になるけど、基本快適だよ」


   「ありがとな♪」


ギンジ「より揺れが少なくなるよう努力致します」




ギンジからの忠誠心の高まりを感じつつ、

ギンジの忠義(ちゅうぎ)に、頭を撫でて答えていると

大森林が視界に入った。




くろむ「これが迷いの森かぁ~」


   「しかしまぁ・・・・」


   「なんつ~大きさだよ・・・」


   「しかもどんなけマナが荒れ狂ってやがるんだよ・・・」




くろむは自身の異常な高さの魔力の影響により

迷いの森の中で荒れ狂っているマナの流れを鮮明に感じることができ、

その惨状(さんじょう)悪態(あくたい)をついていた。




くろむ「この中心に湖って....」


   「カオスの話では湖からだけは清らかなマナが

    溢れ出してるっていってたな」




くろむは森の中で清らかなマナが溢れている場所が存在しないのかを

技能<魔力検知>にて探していた。



くろむ「これほどマナが暴走してる場所での<魔力検知>は

    気持ち悪くなるわ・・・・・・・」


   「・・・    ここかな?」




くろむは森の中に周りとは明らかに異質の清らかなマナが

上空に向かって飛び出している箇所があることを発見した。


くろむは発見した場所の位置情報を<共有>の効果によりギンジと共有した。




くろむ「今伝えた場所まで一直線に向かってくれ」


ギンジ「このまま向かうと方向感覚を失ってしまい、

    迷子になる可能性がございますので、

    先に道を作らせていただきます」




そういうと、ギンジは前方に冷凍息コールドブレスを放つ。

冷凍息コールドブレスは、一本の真っ直ぐな氷の道を作るように

木々を冷凍粉砕れいとうふんさいしていた。




くろむ「おお、すげー!」


ギンジ「主人様がなさればもっと綺麗な道になったことでしょう」


   「未熟で申し訳ございません」


アキナ「十分すごいことだよ!!」


くろむ「アキナの言う通りだぞ、過度の謙遜はあまり良くないぞ」


ギンジ「申し訳ございません」


くろむ「ま、いこっか♪」




ギンジは自らが作り出した氷の道を歩き出した。


迷い森の中は氷の道のおかげで迷うことはないが、

異常に活性化したマナの影響を受けた木型の魔物<トレント>たちの

巣窟(そうくつ)となっていた。


さらにマナが乱れまくっていることの影響もあってか、

通常は森の主というべき<エルダートレント>や

その上位種である<レジェンドトレント>なども群生していた。




くろむ「この森はとんでもないなぁ・・・」


ナビ 「一切苦戦してないくせに何をいってるんだか・・・」




それらの魔物たちの相手すら、

先日の魔物の襲来にてステータスを大幅に上昇させていた二人にとっては

軽い運動程度になっていた。




くろむ「俺が倒す必要はなさそうだし・・・」


   「アキナ! 余裕そうだから任せるよ」


   「サポートぐらいはするけどな」


アキナ「えー!!!」


   「が、頑張ってはみるよ・・・」



すると、横からトレントがアキナを薙ぎ払うように枝を振り回してきた。


アキナはとっさにしゃがんでやり過ごすと返す刀でその枝を切り落とす。

さらに、そのまま飛び出してトレントを

左右の剣による連撃にてバラバラにしていた。


アキナの戦闘スタイルは、

右手に片手長剣を持ち、左手に短剣を逆手に持つ双剣スタイルである。


双剣を駆使してスピードで相手を翻弄して撃破するスタイルなのだが、

大幅なステータスの上昇により、アキナの剣さばきは

剣舞(けんぶ)」と呼ぶにふさわしいまいのように流れる剣術になっていた。


そんな中、突如エルダートレントが出現し、

エルダートレントは3本の太めの枝をアキナに振りつけた。


アキナは1本を右手の剣で薙ぎ払い、

1本をダガーで受け流し、もう1本をジャンプで回避。


すると、エルダートレントの背後に隠れていたレジェンドトレントから

巨大な木柱が空中にいるアキナにむけて襲いかかった。


アキナは避け切れるタイミングではないため、

両手の剣を目の前で交差させて防御した。


攻撃は無事防ぐことができたが、

パキンっという音と共に2本の剣の刀身が砕けてしまった。


直後、くろむが魔術を放った。



くろむ「アイスピック!!」


   「アキナ、大丈夫か??」


   「悪い・・・ 剣舞に見惚れて、援護が遅れちまった・・・」


アキナ「わたしこそ、少し油断してたわ」


   「剣も折れちゃったし....」


くろむ「その折れた剣の柄の部分をちょっと貸してくれ」




アキナは言われた通り、2本の剣の柄を渡す。


くろむは長剣の柄を右手に、短剣の柄を左手に持って

両手に魔力を練り込み始めた。


右手には激しい炎を圧縮して薄く伸ばすイメージ。

日本刀のような形状をイメージ。


左手には極寒の氷を圧縮して薄く伸ばすイメージ。

小太刀(こだち)のような形状をイメージ。


柄だけ残っていた2本の剣が刀へと姿を変えた瞬間に、

くろむは両手に同時に<光>属性の魔力を注いだ。


互いに惹かれ合い、互いの動きを補い合うようにとイメージを込めて・・・


少し強い発光が収まった後、ふた振りの刀が完成した。




くろむ「【双刀そうとう飛炎ひえん極氷きょくひょう


   「これがアキナの新しい武器だ」





アキナは、くろむが生成した双刀を受け取ると




アキナ「す、すごい剣?なんだけど・・・」


くろむ「これは俺が住んでいたところに伝わる<日本刀>というものを

    魔術で再現したものだよ」


   「本家の刀にはない属性なんてものも込めてはいるけどね」


ナビ 「これはまたすごいもの作ったわね・・・」


くろむ「今のアキナにはこのくらいのクラスの武器は必要でしょ」


   「このまま湖までの戦闘は任せるから、これに慣れてくれ」


アキナ「う、うん・・・」


   「ありがとね、すごく大切にする」




アキナは恐縮しつつも上機嫌になっていた。




その後のアキナの剣舞は「華麗(かれい)」であった。

右手が力強き赤いラインを描き、

左手が優美な青いラインを描く。


2色のラインが飛び交い、時には交差し・・・・


その次の瞬間には、魔物が粉微塵こなみじんになっていた。




くろむ「アキナの剣舞、俺は綺麗で好きだなぁ♪」


アキナ「!!!」


   「ありがとう!!!!」



ますます、アキナは上機嫌になり、湖への探索は順調に進んでいた。

すると、アキナは湖を発見した。





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