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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
3章.激動の予兆編
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28話.騒乱の気配



エレン「ただ今、戻りました」

ニーナ「遅くなってしまい、申し訳ありません」


くろむ「二人ともおかえり」

 

   「無事そうでなによりだよ」


ニーナ「ありがとうございます」


   「詳細なご報告をしたいところなのですが、

    ダン様より至急くろむ様にお渡ししてほしいと書状を

    (うけたまわ)っております。」


くろむ「ダンから至急の書状?」




くろむはニーナから書状を受け取ると中身を確認した。


 ・<カロライン王国>の首都が陥落し、

  実行犯から3大国の国家元首とギルドマスターに対して

  宣戦布告?の書状が届いたこと。


 ・実行犯の主張は次の通り。


  1.自分たちは神によりこの世界に転生された異世界人である。


  2.自分たちは5人組であり、

    5人で<カロライン王国>の首都を陥落した。

    

  3.首都を陥落させたのは、自分たちの強さを喧伝けんでんするため。


  4.今後5人はそれぞれ世界に散らばって好きなようにやる。


  5.その際、邪魔になったり、敵対したものは容赦なく潰す。




くろむ「はぁ・・・・・・」


   「ナビ、こいつらってさ・・・」


ナビ 「多分だけど、くろむの同類だと思うよ」


   「カオス様以外の神様により転生した奴らだと思う」


くろむ「同類っていうくくり方には反論したいところではあるが、

    やっぱりそうか・・・・・・」


   「カオスの話を聞いたときに、

    同じ境遇のやつはいっぱいいるんだろうなとは思っていたが・・・」


   「これはちとマズイ気がするな・・・」




   「エレン、ニーナ!」


   「ステータスを分けてあるから自衛には問題ない程度には

    なっていると思うけど、警戒は怠るなよ」


   「エレンは当面の間、ここの家事全般を頼む」


エレン「はい!」

ニーナ「はい!」



くろむ「アキナ、悪いけど二人から他の報告を聞いておいてくれ」


アキナ「りょ~かい!」




くろむ「んで、ナビ」


ナビ 「ん?」


くろむ「悪いが頼みがある」


   「カオスと話がしたい」


   「眷属けんぞくのお前ならコンタクトを取れないか?」


ナビ 「一応声をかけること自体はできるわよ」


   「ただお返事があるかどうかはカオス様次第よ」


くろむ「あいつはこの世界を俺を傍観ぼうかんし続けると言ってた」


   「おそらく今も観ているだろうから、今なら・・・」




くろむがなにか言いかけたところで

くろむは光に包まれて消えた。



くろむは眩しさのあまり閉じていた目を開けると、

見覚えのある真っ白な空間にいることがわかった。




くろむ「カオス・・・   なのか?」


カオス「ひさしぶりだね♪」


くろむ「お前の陽気さは変わらずなんだな」


   「とりあえずナビには俺をここに連れてきたことを伝えてくれよ?

     あっちが混乱しそうだし・・・」


カオス「それは大丈夫だよ、連れてくるときに伝えたからね」


   「で、僕と話をしたいみたいだったから連れてきたけど、

    何を聞きたいんだい?」


くろむ「<カロライン王国>の首都を落としたという転生者5人についてだ」


   「そいつらは俺と同じくどっかの神が転生させた

    やつらってことでいいのか?」


カオス「直球な質問だね、答えはYESだよ♪」


   「ただ君よりたぶん2~3年先輩である可能性はあるけどね~」


くろむ「どういうことだ?」


カオス「僕はね、このゲームの開始直後に参加したわけじゃないんだ」


   「3年たってから君を転生したんだ」


   「だから最長で3年先輩の転生者くんは

    存在しててもおかしくないってこと♪♪」


   「最近のくろむは観てて結構楽しいから、

    少し情報提供でもしてあげたいけど・・・・・・」


   「自分以外が転生させた転生者の情報は見れないし、

    誰が転生させたかも見れないようになってるからなぁ・・・」


   「ただ、転生者たちは、まず間違いなく異常なほどの強さを持ってる」


くろむ「全員チート持ちだろうから、当然そうだろうな」


カオス「くろむがこの先どうしていきたいのかわからないけど、

    何をどうするにしても自衛手段は必須だろうね」


   「自分だけでなく、自分が守りたいものまで含めたものを

    守り抜くだけの力/勢力を手にするのが急務なのかもね♪」


くろむ「言いたいことはわかるが・・・」


   「なにの当てもない現状で、すぐにってのは無茶じゃないか?」


カオス「そうだなぁ~」


   「じゃあ、その情報を君への情報提供ってことにしよう♪」


くろむ「どんな情報だ?」


カオス「この世界には創造神が完全にお遊びで作った

    ネタ種族が存在している」


   「ネタといっても設定がネタであるだけで、

    強さは世界有数の種族だよ♪」


くろむ「どんな設定だよ...」


カオス「自分の主人となる者が現れるまで、隠れ里にこもること」


   「主人ができるまで里の外に出ることはできず、

    主人を探しにいくことはできない、

    そういう呪いを魂に埋め込まれている」


   「しかも隠れ里自体が超高度な魔術により秘匿ひとくされているから、

    相当の魔力持ちでないと里の発見すらできない」


   「運良く発見できても<門番>をしているやつを

    倒さないと里に入ることすらできない」


   「里での試練を乗り越えた者を主人として、

    種族全体の命も含めた全てを主人に捧げる」


くろむ「なんだよ、それ・・・」


カオス「だからいっただろ?」


   「創造神のおふざけで作った種族だって」


くろむ「その種族が不憫ふびんでならねーよ・・・」


カオス「なら、君が解放してあげなきゃね♪」


くろむ「まぁ、さっきの話聞く限り、その隠れ里見つけれるのか?」


カオス「普通では、絶対に無理」


   「この世界で超人と呼ばれているクラスでも

    相当運が良くなきゃ無理だろうね♪」


   「でも、これは創造神からの優しさでもあるのよ」


くろむ「どこがだよ・・・」


カオス「最低でもその程度の強さがなければ、門番に瞬殺しゅんさつされるからだよ♪」


くろむ「・・・」


カオス「隠れ里のおおよその場所はわかってるから教えるよ」


   「あとは君の知恵と強さで彼らの主人を目指してよ♪」


くろむ「ますますおまえの手のひらの上でって感じがするけど、

    まぁ頼ったの俺だしな・・・」


   「踊っておいてやるよ」


カオス「♪」


   「んじゃ、そろそろ戻すね、ナビたちに悪いしさ」


くろむ「最後にその種族の名前教えてくれ」


カオス「<竜人族りゅうじんぞく>」


   「じゃ、ナビたちによろしくね~♪」




くろむは意識が薄れていき、気がつくとルーム内のリビングにいた。



アキナ「くろむ!!!」

エレン「ご主人様!」

ニーナ「ご主人様!」


3人が飛び込んでくるので、優しく受け止めると



ナビ「カオス様もかなり破天荒はてんこうよね・・・」


くろむ「みんな、ただいま」


   「心配かけてごめんな」


   「聞きたいことと今後の指針になる情報をもらってきたよ」


   「エレン、みんなに飲み物出してくれ」




エレン持ってきた飲み物を飲みながら、リビングで着席した。




くろむ「さて、どこから話すべきか・・・」



くろむはカオスから聞いた話を元に今後の方針を話し始める。


・転生者たちは、やはり神々が転生させた者たちで

 最長でくろむより3年早く転生している可能性があること。


・彼らは人外の強さを持っており、

 なにを目的としているか不明であるため、

 くろむたちとしても自衛の勢力を作る必要があること。


・自衛の勢力作りのために、<竜人族>の主人になって配下にすること。


・竜人族は隠れ里に住んでおり、おそらくくろむにしか発見できないこと。


・竜人族に会いにいくというのは、とても危険を伴うこと。




くろむ「だからといって、会いに行かないという選択肢はない」


   「だから、行くメンバーと残るメンバーを分けることにする」


   「俺、アキナ、ナビ、ギンジ」


   「これが行くメンバーだ」


   「残りは拠点の管理運営を頼む」


   「だけど拠点としての機能はほぼルーム内にあるから、

    この洞窟そのものは命をかけてまでは守る必要はない」


   「危ない時は、ルーム内に避難して俺に念話をいれろ」


   「あとギンジが出掛けることになるから、

    ウルフ隊の指揮権をニーナに渡す」


   「各自、今日一日で準備を整えて、明日朝一で出発する!」




みんなは勢いよく返事をし、各自準備に取り掛かった。





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