25話.ダンの苦悩
アキナ「ちょっっと!!!!!!」
「さすがにあれはマズすぎるって!!!」
くろむ「ん~、そんな気もするけど、かなりムカついたからさ」
「俺のことを軽視したりするくらいは面倒事回避のためなら我慢するけど、
アキナに対してナメたことした報いは受けさせるさ」
アキナ「気持ちは嬉しいんだけどさ・・・」
「でもこれでくろむは少なくともルインと<カロライン王国>で
お尋ね者になっちゃうはずだよ・・・」
くろむ「アキナを守るためなら、国の1つや2つぐらい潰すさ」
アキナ「・・・くろむ」
くろむ「とはいえ、今からの身の振り方だけは考えないとだな」
「一旦、ダンのとこにお邪魔して考えるか」
二人は急いでギルドに向かい、ダンを呼び出した。
くろむ「悪いけど、ちと奥で話いいか?」
ダン 「嫌な予感しかしない感じじゃが・・・」
「まぁ奥で話をきこうかの・・・」
ギルドマスターの部屋に着くや否やダンが聞いてきた。
ダン 「で、何をやらかしたのじゃ?」
くろむ「何故そう思う?」
ダン 「今のお前がワシを頼るとすれば・・・
どうせ貴族相手にもめたとかそういう厄介ごと関係じゃろ」
くろむ「イイ勘してるじゃないか、さすがはギルマス」
ダン 「外れて欲しかったんじゃがの・・・」
「で、具体的に何をやらかしたんじゃ?」
くろむはバラドに呼び出されたことから屋敷での出来事を全て話した。
ダン 「・・・」
「お前アホじゃろ・・・」
「ワシで庇える範囲を超えすぎじゃ・・・」
「議長はワシの幼馴染ゆえ裏からコンタクトとってみる」
「なんとかできるとしたらヤツぐらいじゃ...」
「とりあえずはこの机の下に秘密の隠し部屋がある、
そこでヤツがくるまで大人しくしてるのじゃ」
くろむ「・・・」
ダン 「ワシを信じろ、お前たちを売ったりはせぬ」
「そんなことしたら・・・」
「おそらくマインは灰になってしまうじゃろうしな」
くろむ「わかった、手間かけてすまないな」
ダンに案内された秘密の隠し部屋で待機することになった。
アキナ「ねぇ・・・ くろむ?」
くろむ「ん?」
アキナ「わたしのことを思っての行動だってのは理解してるし、
あんなに怒ってくれたことを嬉しいとも思ってる」
「でも、くろむが危険になるのは嫌だ」
くろむ「そうだな、怒りで我を失っていたのかもしれないな、すまん」
「だがな、本来なら軽率な行動なんだろうけど、
もしも同じことをされたら、俺は躊躇なく同じことをする」
「アキナは俺のもっとも大切なもの/存在のうちの一つなんだ」
「何人であろうがそれを害する存在に俺は容赦しない」
アキナ「・・・もぉ」
「心配してるのに、そんな風に言われたら何も言えなくなるじゃない」
「ズルイよ・・・」
くろむ「ごめんな」
ナビ 「わたしもそのうちの一つなんでしょうね?」
くろむ「久しぶりに喋った言葉がそれかよ・・・」
「当然だろ」
「まぁ、実態のないお前をどう害するんだって話ではあるけどな」
アキナ「あははは」
ナビ 「なっ!!!!」
ナビのチャチャによりいつもの感じを取り戻した3人は
取り留めのない会話をして、議長が現れるのを待った。




