17.5話 閑話 ~アキナの孤独~
くろむと別行動していた間のアキナのお話になります。
ギルドを出て、くろむと別れたアキナは
無性に寂しさに襲われていた。
アキナ「一人でいるのはいつもだったし、慣れていたはずなのに・・・」
短い期間であったが、くろむと過ごした時間が
とても心地の良い時間であったことを痛感する。
アキナ「恥ずかしがったりせずに、一緒にいたいって言ってたら
どうなってたんだろうなぁ・・・」
「・・・過ぎたことを悔やんでもしかたないかぁ・・・」
「・・・金欠だしね、クエストでもしなきゃね」
クエストを受注するために、再度ギルドに戻るアキナ
アキナ「さすがにこの時間はロクなものが残ってないよね・・・」
半ば諦めつつも、張り出されているクエストを見ていると、
1つのクエストに目が止まった。
アキナ「薬草の収穫クエスト?」
「場所は・・・ 北の丘の手前にある小規模な森か・・・」
「ちょっと遠いけど、他に手頃なのないし、
これでも頑張るかなぁ・・・」
「ん??? 北の丘ってどっかで聞いたような・・・」
アキナはくろむが先ほど受注したクエストを思い出していた。
アキナ「あぁ・・・ 北の丘のふもとにオーク・・・」
「あんなことがあったあとだし、
オークはちょっと怖いな・・・」
「でも、ふもとからは離れた場所にある森だし、
他に受けれるクエストもないし・・・」
「頑張るかな・・・・」
アキナは、この先の未来を不安に思いつつも、
クエストを受注し、そのまま森へと向かった。
アキナ「この森、うさぎ型の魔物しかいないんじゃん♪」
「心配して損した!!」
「じゃんじゃん薬草を収穫しちゃうぞぉ♪」
うさぎ型の魔物しか遭遇しないことに
アキナはすっかり警戒心をゆるめてしまっていた。
そのため、魔物の数が異様に少ないことに気づけなかった。
アキナ「え?? え!?? えぇぇ!!!!!!!」
アキナが周囲の異変に気付いたときには、
すでにオークの集団に囲まれていた。
アキナは必至に逃亡するが、
数分後には前後の道をオークに塞がれていた。
逃げ切れないと判断したアキナは目の前のオークに切りかかり、
その首を刎ねた。
そのとき、腹部あたりに暖かさを感じ、
次の瞬間、激しい痛みに襲われた。
アキナが自分のお腹に剣が突き刺さっていることを理解したとき、
目の前のオークが吹き飛んだ。
困惑していると、
先日まで一緒にいた人が、
これからも一緒にいたいと願った人が
目の前に立っていた・・・・
このあと、くろむが残りのオークたちを
ぶっとばすという展開に繋がっていきます。
アキナとの再会があまりにも唐突すぎるのでは?と思ったので、
どうしてあの森にアキナがいたのかの話を書いてみました。
今後も定期的に「くろむ」以外の視点の
お話も書いていく予定です。




