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神々の戯れ~暇すぎるので転生させてみました~  作者: 日向ぼっこ
最終章.語り継がれし物語編
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94話.カオスの真の目的


カオス「くろむ、ありがとね」


   「これであの人は完全に消滅したよ」




カオスがそう語り始めると、

創造神が居た場所に光輝く野球のボールサイズの球体が出現した。




カオス「それが<創造神の証>といわれる宝玉だよ」


   「それを体内に取り込んだ神が創造神となる」


   「僕はそれをくろむに取り込んでもらいたいと思ってる」


ナビ 「カオス様!!???」


くろむ「は?」


   「俺は神になんてなる気ないぞ?」


カオス「創造神になったからといって、何かをしなければならないはないし、

    今までの生活を続けることも可能だよ」


   「自分が創造したいと思ったものの大半のものを創造することが

    可能になる力が手にはいるだけだよ」


くろむ「ならば、ますますわからないな」


   「お前はなぜ俺を創造神にしたいんだ?」


   「お前がなればいいだろ?」


カオス「まぁそれが正論なのかもね」


くろむ「それにさっきの最後の話なんだ?」


   「初耳だったぞ」


カオス「そうだね、僕は自分の目的を達成するために、くろむを利用した」


   「そんな神が創造神になるのは、僕の中では無しなんだよ」


   「ただ、僕の味方をしてくれた神々を納得させるための人選は必要となる」


   「そこで創造神を打ち取ったくろむが最適になるんだよ」


くろむ「それこそ、てめーやてめーらの勝手な都合だろ」


   「俺には関係ないよ」


カオス「くろむ、君は僕に利用されていることは気づいていたはずだよ」


くろむ「そうだな、俺には伝えてない真の目的があって、

    そのために俺を利用しているとは思っていたな」


カオス「そこまで理解していたくろむが、

    僕に利用されてまで得たかったもの、守りたいものを忘れたのかい?」


くろむ「それを忘れるわけないだろ」


   「全てのものが等しく機会に恵まれ、互いに助け合う世界

    それを作り守るためにカオスの案に乗った」


カオス「創造神とは、世界にとっての核でもある」


   「今のアスティルは核を失った状態なんだよ、

    このままでは数日のうちに世界中で天変地異が発生して、

    半年後には世界が崩壊する」


   「それを回避するためには、だれかが創造神になるしかない」


くろむ「別にそれがおれでなければならないわけじゃねーだろ?」


カオス「君はイマイチ想像力が足りないみたいだね……」


   「すべての神がくろむの考え方に賛同しているわけではない」


   「というより、ほとんどの神が暇をしているんだよ」


   「今回大量の転生者を転生させるゲームが始まったのも

    神々があまりにも退屈していたからなんだよ」


くろむ「それで?」


カオス「神という傍観者にとって、暇つぶしのために地上に争乱を起こすことは、

    よくある手段ことなんだよ」


   「だから、完全な平和な世界というものはほぼ存在しない」


   「いずれの世界も神の暇つぶしのために、

    一定以上の争いが存在しているんだ」


くろむ「はぁ???」


   「ふざけんなよ!!!!」


   「てめーらが気まぐれで創造した生き物たちが争う姿を眺めるのが

    神の娯楽だとでもいうのか!!!」


カオス「吐き気がするような話だけど、それが真実だよ」


   「それを娯楽だと思わない僕みたいな神はレアだよ」


くろむ「……」


カオス「くろむ以外の神が創造神になった場合、

    最初のうちは平和のままでいるとは思う」


   「でもいつか平和で落ち着いた世界に飽きて世界を崩壊させだすか

    争乱のタネをばら撒きだす」


   「この流れは長きにわたる神々の歴史が証明している」


   「そうならなかったのは師匠でもある先代の創造神のときなど、

    かなりのレアケースだよ」


くろむ「カオス、お前がなれよ」


   「てっきりお前が創造神になりたいからの創造神打倒だと思ってたぞ」


カオス「僕は師匠でもある先代の創造神をハメて殺した」


   「その罪の意識があるうちは、創造神にはならない」


くろむ「強情なやつだな……」


カオス「数千年も長生きしていれば、強情にもなるもんだよ」


ナビ 「カオス様……」


カオス「ナビもありがとね、僕の目的のために振り回してしまったね」


ナビ 「僕はカオス様のお役に立てればそれでいいんですけど……」


   「くろむ……」


くろむ「ちっ……」


   「これは完全にハメられたってわけだな……」


   「どう聞いてもどう考えても、断る選択肢ねーだろ、これ……」


カオス「すまないね、僕がそうなるように隠したまま利用してきたんだ」


   「やはりこんな邪神には創造神は似合わないね」


くろむ「あっそ!!!!」


   「はぁぁぁ……」


カオス「君しかいないんだよ、頼むよ」


くろむ「…… わかったよ!!!!!」


   「俺がなってやるよ!」




そう言うと、くろむは半ば(なかば)投げやりに<創造神の証>を手に取り、

自分の胸に押し込んだ。



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