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魔力ゼロの無敗者  作者: マンタS
第2章 赤い悪魔と大監獄
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赤い悪魔

戦闘シーンがメインですのでいつもより少し少なめの文量になっています。

「シーナ、離れててくれ。あいつとは俺がやる」



「何で?二人で戦った方が…」



「お前、対人戦闘の経験はあるのか?」



「無いけど…」



「なら見ていろ。俺も()()()使()()()()()()()は無いが、()()()()()()()()()()()()()



「そっか…まあ私より強い訳だしね…」



 シーナはそう言うと、この場から素早く姿を消した。



「さて…」



 シーナの気配が遠のいたのを確認したコウヤは、一歩ずつ、土煙の発生場所に向かって歩み始めた。



 少しずつ土煙が収まっていく。収まっていくにつれ、その中心にいる人物が見えてきた。



(…煙で見えにくいが、背格好からして男。主だった武器は無し。ナイフなどの小型武器を使うのか、それとも武器を使わないのか…)



 見えたのは情報通りの黒いコートを羽織った男。顔は黒いフードで覆われて見えない。



(まぁ、戦いながら見極めるしか無いか…)



 すると、『赤い悪魔』は突然口を開いた。



「お前…あの距離で俺の存在を察知したな…何者だ?」



「それをお前に教える義理は無いな。知りたいなら無理矢理吐かしてみろ。俺もお前の顔を無理矢理見せてもらう」



「…そうだな、そうしよう…」



 瞬間、コウヤは『赤い悪魔』の脳天に向けて、『魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』の銃弾を飛ばす。『赤い悪魔』はそれを少し頭を傾げることで避け、猛スピードでコウヤに迫る。それを見たコウヤは『魔滅』を抜き、『赤い悪魔』の攻撃に備える。



「【炎の剣(フレイム・ソード)】」



『赤い悪魔』は魔力で炎の剣を創り出し、コウヤの首を狙って振るう。



「『剣威装(ソード・フォーチュン)魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』」



 コウヤは『魔滅』に『魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』を纏わせ、『赤い悪魔』の【炎の剣(フレイム・ソード)】を斬り、破壊する。



「っ!?」



「『破壊(ディストラクション)の連続銃撃(・ガトリング)』」



 瞬間、背後の無数の弾丸で『赤い悪魔』を狙う。



「『魔力状態(マジックモード)』」



「…!」



『赤い悪魔』は『魔力状態(マジックモード)』を発動し、上空へ飛び上がる事で命中を避けた。



「……ここまでとはな…」



 これまでの戦闘で、『赤い悪魔』の強さは伝説級の魔獣を簡単に倒せる程のものだと分かった。その実力は恐らく、シーナと同等以上のものだろう。



「中々やれる様だな。なら、俺も少し実力を出そう」



「…なに?」



「【火の状態(フレイム・モード)】」



 すると、『赤い悪魔』の体が火に包まれる様に変化した。



(この魔法…炎を纏っている訳じゃなさそうだ…見た目は不死鳥(フェニックス)の『複合魔法』と似ているが…)



「…行くぞ」



『赤い悪魔』はそう言うと、右手をこちらに向ける。



「【炎の光線(フレイム・レーザー):Ⅻ(:トゥエルブ)】」



 その掌に12個の炎の球体を創り出し、それをビームの様に放つ。



「【破壊(ディストラクション)の盾(・シールド)】」



 コウヤは『魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』で盾を創り出し、『赤い悪魔』の攻撃を防ぐ。



「【破壊(ディストラクション)の連続銃撃(・ガトリング)】」



 それを『赤い悪魔』は超スピードで空中移動して避け続ける。



「当たらないか…」



「…そろそろ行くぞ」



「…!」



 すると、『赤い悪魔』はコウヤに急接近する。



(接近戦が狙いか…)



「【炎の剣(フレイム・ソード):Ⅱ(:ツー)】」



『赤い悪魔』は炎の剣を2つ創り出し、コウヤに迫る。その2つの剣を使い、コウヤの首を狙う。



「…甘い」



 コウヤは『魔滅』で2本の【炎の剣(フレイム・ソード)】を破壊し、そのまま『赤い悪魔』の首に斬りかかる。



(確かにこいつは強い。強力な魔法と『魔力状態(マジックモード)』を使いこなす。だが、剣において俺がこいつに負ける道理は無い。そして、俺の『魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』を理解し切れていないこの状況で、こいつに勝ちは無い)



 だが、



「甘い」



「…!?」



 コウヤが振るった『魔滅』は『赤い悪魔』の首を()()()()()




「くっ…『破壊(ディストラクション)の爆散(・エクスプロージョン)』!!」



 瞬間、目の前を爆発させて『赤い悪魔』と距離を取る。



(何故すり抜けた…?)



 コウヤがこの次元で得た知識は、あくまでものの読み書きなどの表面上のものでしかない。その中に、魔法の応用法までは含まれてはいない。



 しかし、



「…成る程。そういう事か…」



 コウヤの頭脳はその答えを容易に導く。



 その言葉を聞き取った『赤い悪魔』は顔を、しかませた。



(こいつ…まさかこの一瞬で…!)



「…あり得ない…【炎の剣(フレイム・ソード):Ⅱ(:ツー)】」



『赤い悪魔』は再びコウヤに超スピードで迫り、攻撃を仕掛ける。



「【炎の波(フレイム・ウェーブ)】」



『赤い悪魔』はコウヤの後ろから、高さ10メートル以上の炎の波を創り出し、コウヤの退路を塞ぐ。



「無駄だ」



「っ!?」



「お前の技は全て見切った」



 コウヤは、表情を一切変えずにそう言い、背後からくる炎の波に手を翳す。



「『破壊(ディストラクション)の壁(・ウォール)』」



 コウヤは『魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』で50メートルの壁を創り出し、炎の波を完全に破壊する。



「終わりだ」



破壊(ディストラクション)の斬撃(・スラッシュ)』を発動するコウヤ。



「終わるのは貴様だ!」



『赤い悪魔』は、【破壊(ディストラクション)の斬撃(・スラッシュ)】をすり抜け、そのままコウヤに迫る。



「いいや、終わりだ」



 その宣言の瞬間、()()から大きい()が現れ、『赤い悪魔』を掴んだ。



「っ!?」



(地中から!?)



魔力(マジック)破壊(ディストラクション)』の能力で、『赤い悪魔』の『魔力状態(マジックモード)』と【火の状態(フレイム・モード)】が解除される。



「くっ!」



 その様を確認するコウヤ。『魔滅』を鞘にしまい、宣言する。



「『赤い悪魔』拘束完了」

次回『赤い悪魔』の正体判明です。

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