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【恋愛】   不機嫌な風のいたずら

あわ~い恋の詩を春風に乗せて・・・

今日は少し風が強い でも冷たくなくて気持ちいい

あたしはほんのり甘い春の匂い吸い込んで 頭の中でご機嫌に歌いながら

自転車で学校に向かう途中

 手前の信号が赤に変わり 停車したバスの後ろ姿が見えた


そこにふわっと吹いた風が 悪戯にあたしの前髪をめくる


不機嫌な風 剥き出しになったおでこ

見ないでと願い 停車しているバスの窓から見えたアイツの横顔に


今こっち向いちゃ駄目 だってきっと真っ赤になっちゃうから

 恥ずかしくて こんな顔見られたら

でも顔が見れたらうれしくて


不機嫌な風 無防備なおでをこさらす

見ないでと願い 見詰めてしまうアイツの横顔


ふいにちらりとアイツが振り向いた刹那


信号が青に変わり 停車中の車が次々走り出し アイツの乗ってるバスもエンジン音鳴らして

自転車に乗ってるあたしを追い抜いて行った


 おでこ見られちゃった


不機嫌な風 ほてった頬を冷やす

無責任にあたしの髪乱して去って行った

悪戯なあの風のように

無責任にあたしのハートを乱して去って行ったアイツ



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