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♠【?】   第二の分岐点

※リメイクしました。


【?】にしたのは、これを恋かそうでないかは読んだ方のご想像に任せるためです。

二人は夢の途中で互いの手と手を離した

もう二度と同じ道を寄り添って歩むことはないだろうと



分かれ道 二人はそこで互いの手と手を離した

別々の道を歩む決意をしたあの日から どれくらい経ったのだろう

残酷にも時は記憶とリアルから色彩を奪っていき

巻き戻した記憶も今の自分もいつの間にか色褪せてしまう


歳を重ねるほど 容姿が変わっていくほど

現実を見なきゃと自分戒め

いつのまにか夢を見ることが格好悪い歳になり

ふと同じ夢抱いていたあの子のことが頭の中過った


あの子はもう結婚したかな


夢を諦めたかな…



夢を叶えられるのは一部の人間で

歳を取ったら諦めるもの

そうやってみんな 諦めて大人になっていくのかな

そうやって生きていくほうがかっこいいのかな


あの子と夢と決別してから僕はどうなった

25になったら諦めようと決め

その日もとうに過ぎ去った

今も未練たらたらで仕方ないよ

何にだろう


夢にだけかな…


番号すら知らない薄っぺらい関係だったぼくらは

卒業したらそれっきりで

偶然でもない限りまた会うこともないだろう


偶然という奇跡を起こせるなら

あの日に戻るか

それか 目の前に彼女が現われればいいのに…




二人は夢の途中で互いの手と手を離した

もう二度と同じ道を歩むことはないだろうと

もう二度と同じ場所に遭遇することはないだろうと


彼女もきっとそう思っていただろう

反対ホームに立っている“きみ”も 





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