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【恋愛】 蝶と花
社交界の会場に現れた魅力的な男性。彼の気を引こうと女性たちは色目を使い……
(そんな状況を思い描いて作りました)
※後書きに注釈あり
野ばらやあざみが群れ集う野原に咲く
うるわしき一輪の花
まことに白き花びらのドレスを風に揺らして
蜜をうばう蝶の訪れを待つ
かぐわしき花のかおりが野原を流れ
その甘いかおりに誘われ舞い降りた1頭の蝶
空より青き翅をはばたかせ
かぐわしき花を探し求め野原をさまよう
ざわめく野ばら
ざわめくあざみ
花々は一斉に香気をふりまき
かぐわしき花のかおりはそこにうもれ
惑わされた蝶は野原を揺れさまよう
緑の野に咲く艶やかな赤や黄や紫の花々
そのなかに咲く一輪の白い花
まことの白さに惹かれ
蝶はそこに舞い降りた
あざみや野ばら、花々→女性(派手派手しい)
一輪の白い花→清楚な印象の女性
蝶→男性
まことの白は貞節。青は誠実さを象徴。(なんとなく)
(言い訳)
雑草ばっかで華やかに見えない←と思われたかもしれませんが…どうか華やかな風景をご想像ください。