【思考】 小鳥のワルツ
三拍子の旋律に乗せて描いた詩です。現実を知ってしまった……ことを自然の描写を使用して表現してみました。
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小さな四囲の中
止まり木の上
一羽の小鳥は、つばさを休め
紺碧の空を眺めながら
“その時”を待つ
雲の切れ間から差し込む光が
見えたら行ける
それが“閃き”という光
見えない四囲から解き放たれて飛び立てる
希望の光
苦悩という海原も越えて行ける
飛び出したその先に広がる世界は
果てがなく見えた
どこまで飛び続けても
着地できる場所は見出せずに
そのうちに空は灰色に替わり
そこから抜け出そうとして
頭上に浮かぶ
巨大な雲の上の光をめざし
白く際立つ
上層の明るい空に目が眩み
敢え無く
小鳥は墜落した
そして小鳥は知った
飛べない高さがあることを
それに気付いたとき
やっと止まれる木を見付けた
そしてその枝に止まり
疲れたつばさを休め
次に訪れる
“その時”を待った
小鳥は唄う
閃きが見えた時
小鳥は飛び立つ
焦らずに少しだけ高度を上げて
小鳥は羽ばたく
着地できる場所を探して
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※文字数の関係により記号を多用してごめんなさい<m(__)m>




