表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

仮室マンション

作者: 紫剣

僕は、Googleで検索するのが大好きだ。

いつもタバコを吸いながら情報を拾っていた。

いつもならGoogleで検索するのだが、今日はいかがわしい伝言板サイトで情報を拾っていた。

情報は、嘘も真も分からないサイトだった。

そして何も書いてないハイパーリンクを見つけた。

僕はとても気になった。

ウィルスサイトなら、アンチウイルスソフトを入れているし、パソコンの初期化もできる。

ただ少しためらいつつも、ハイパーリンクを押した。

押した瞬間、自室から知らないマンションに、自分が移動していた。

どういう事や!?何もない一室に移動していた。

どこなんだ、ここは!?

階段がある、降りてみた。

階段と言うより、スロープに近かった。

すると、扉が一つ、また階段があった。

扉をおそるおそる開けてみる。

すると男性トイレが現れた。

用を足す気はない。

扉を閉めて踊り場のような部屋をまた降りていく。

するとまた扉と階段があり、扉を開ける。

和式トイレだった。

なんなんだ、この間取りは!?と思いながらまた下へ降りると5人、人達が集まってた。

その中の1人が、

「おまえもパソコンから来たのか?」

無言でうなづく。

皆、靴下や裸足である、そういう僕も裸足だった。

また1人が

「呪いのハイパーリンクらしいよ、この仮室マンションに、こんな紙切れがあったよ、本当かどうかはわからない。」

紙切れにはこう書いてあった。

このマンションから、この階の扉から出る事はできる、それからが呪いが起こる。集まって出たものは不慮の事故で亡くなる。

私は怖くて戻ってきた。

ただここにいるのはがらんどうで、気が狂いそうだ。

もう一度、シャバに戻る事にした。

できる事なら生きていきたい。

これからくる人、覚悟してほしい。

と書いてあった。

皆、外に出るのをためらっているようである。

顔色も悪い。青ざめていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ