こんなんだっけ?
2年間旅行してた気がする
スマホは硬いのは常識である。
だがしかし、それを鈍器として扱う者はそうそういないだろう。
だが、聡太は違った。あまりの急展開についていけず、混乱気味だったのだ。故に彼がスマホを鈍器として扱うことは自然なことなのだ。
「なんだとッ!!」
野盗の剣はマントには届かなかった。剣先には野盗が見たことない何かによって受け止められているのだ。
「これがスマホの力だッ!」
聡太は、己の力全てで剣先を押し返し、スマホで野盗の頭部を強打した。スマホは強い。見事に野盗の一人を倒した。
「やべーぞ!あいつ見たことない武器を使ってやがる!」
「おまけに力が強ぇ!」「撤退だ!撤退!」
野盗達は、すぐさま聡太達の元から離れていった。聡太の完全勝利である。
「ありがとうございます!おかげで助かりました!」
聡太が振り返ると、例のマントがそこに立っていた。
「いえいえ、当然のことをしたまでですよ」
当然だ。ここで助けることで何かしらのイベントが起こるに決まっている。なろうでよんだ。そもそもここで助けないと、何も始まらずに終わりそう。よしッさっきのスマホの展開で、少し混乱したがもう大丈夫だ。なろうの展開が出来るッ!などと思っていると
「失礼ですが、どこかに向かっていたのですか?もしこの先の町に行くなら、ぜひ馬車に乗っていってください。いろいろとお礼したいので」
来た。この世界では、なにか恩を売ればほとんど確実にお礼が来る。これで次の話には町に着いてるはずだ。
「それはありがとうございます。少し道に迷っていた所なんです」
「それはそれは。では早速馬車にお乗りください。幸いウマは無事なのですぐ出発します」
聡太は、案内された荷馬車に乗り込んだ。目の前に見えたのは10人ほどの首輪に繋がれた人たちであった。
「助けたやつ奴隷商かよ・・・」
そのうち書くかも