第5話 番人
ブクマ1件着きました!!(泣)
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純白で、一寸の色の狂いもない、全てが均一で綺麗な外壁に、赤い屋根。まさしく白馬の王子様が住んでいる様な城。…のだが…。
「ここに住んでるのは、倒す方ではなく、倒される方だとは…。」
マコトは困惑する。
「魔王様が待っている。早く行くぞマコト。」
ロウダンは少し焦りながら誘導する。
魔王城入口。
「デ…デカいなぁ…。」
頭防具だけ付けた、2人の巨人が座っている。
「……。」
息をしているという事だけは分かる。ただ動かない。
「な…なぁロウダン…?」
「待て…。」
すると向かって右側の巨人が、ゆっくりと口を開く。
「…ここに何のようだ…。」
とてつもない威圧感。容易には入れてくれなそうな、強烈な気迫や覇気を感じる。
「……ッ…!」
マコトはその覇気に場を持っていかれ、息を呑む。
「我の名はロウダン!転生者、正義真を魔王軍へ連れてくるよう魔王様に頼まれ、ここに参った!」
ロウダンはそんな気迫に一切躊躇せず、大声で巨人の番人に答える。
「………。」
無言の番人。
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
………。
「……え?」
「いや長ぇよ!!なんだよその間は!?」
あまりにも異様で微妙な番人の間に、マコトが口を入れる。
「我の名はロウダン!転生者、正義真を―――」
「いやもういいよ!地獄か!」
「…………え?」
「お前はもういいって!これじゃあ番人の意味ねぇだろ!?」
「………ぇ―――」
「―――『え』はもういいよ!!!……ハァハァ…。」
マコトは連続ツッコミで体力を消耗する。はっきり言って、もう覇気も気迫も、一切感じなくなってしまった。
「ハァ……もう通っていいか?」
巨人の番人に訪ねる。
「………いいぞ。」
「『え』じゃねぇのかよォォオオオオオ!?」
ヒロインがいつになっても出てこない。考えてはいるんです。そこまで行かないだけなんです。




