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真の正義は魔王軍にあり!?  作者: 北広 泉
第1章 魔界の正義
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第3話 招集

何となく本日2本書けたので書きました!

マコトは歩きながら思う。

「―――そーいやさぁ。」

「なんだ?」

「俺は結局何の職業(ジョブ)になったんだ?」

「あーそれなんだが…。さっき魔王様から招集がかかったぞ。」

「は?魔王様?へ?何?誰に?」

「君だよ君。マコトにだ。」

マコトは立ち止まり頭の上にハテナを掲げる。

「何故に?」

「マコトの職業と、これからについてだそうだ。」

ロウダンは嬉しそうに涙目になりながらマコトの肩を叩く。

「良かったなぁマコト。昇格コースじゃないか。」

「いやいやいやいや。全然嬉しくないっす。そんなに自分優秀だったら、勇者に転職したいです。」

ロウダンとは裏腹にマコトは真顔で拒否る。


□■⚫■□


「マコト、とりあえず魔王軍に行くぞ。」

「あのぉ俺に拒否権は?」

「はい、この魔石に触れて。」

ロウダンは手のひらに乗せた石をマコトに突き出す。

「あぁ、もう答えてもくれないのね。」

マコトは嫌々魔石に触れる。すると魔石が青く光る。

「おぉ、これはワープとか瞬間移動とか出来るやつか!」

魔石は更に青く強く光り―――だんだん光が小さくなっていく。

「…ん?」

『キエェェェエエエエエエエエエエ!』

「うわっ!」

後ろから猛ダッシュで、ものっすごく気持ちの悪いデカいトカゲが走ってくる。

『ブルシュゥゥウウウウウウ………』

目の前にて止まる。それに何事も無かった様な表情で普通に乗るロウダン。それを呆然と見るマコトは立ち尽くす。

「おい!何してる早く乗れマコト!」

「ぇ…えぇ…予想と全然違うんですけど…。ワープしないんすかワープ。」

「何ふざけたこと言っている?そんな大きな魔力、俺は持ち合わせてないんだよ。」


『ウグブシュゥゥウウ…グフュゥゥ…』

変な奇声をあげながら、ヨダレをだらだら垂らすオオトカゲ。

「ってか、すんごく気持ち悪いんですけど…。なんか少し目飛び出してるし、鼻が異様にデカいし―――」

「―――いいから早くこの【カエル】に乗れ!」

おどおどしているマコトに怒鳴るロウダン。

「カエル!?こいつカエルって名前なの!?明らかにトカゲじゃない!?」

「トカゲ?なんだそりゃ。遅くなると魔王様に殺されるぞ!早くしろ!」

「殺ッ!?…あぁもう……はいはい…。」

諦めたマコトは嫌々、ゆっくりとカエルに乗る。カエルの体の周りには、ヌメヌメかつ、ヌルヌルしている気色の悪い液体が、ビッシリと全体についていた。

「うわっ…なんか生暖かいうえにヌルヌルしてる…。ウェッ!しかも何か、この液体クセェ!」

「良し。乗ったな。」

匂いなどは一切気にしていないロウダンはカエルの腹を蹴る。

「しっかり掴まってろよ。」

「はい!?どこに!?」

『キウェィイイイイイイイイイイ!!!』

「え!ちょと待っ―――――!」

猛ダッシュし始めるデカトカゲ。急発進だった。

『ウギャウィィィイイイイイイイイイ!!』

「うぎゃうぃぃぃいいいいいいいいい!!」

「ハーッハッハッハ!コイツはいい走りをする!高い魔石を使った甲斐が有るな!」

マコトは、涙目になりながらロウダンの服にしがみつく。

「イヤダァァアアアアアアアアアア!!!」

いつまで続くか。(自分のヤル気が

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