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天に花の如く舞い  作者: ひよこ
シュガーブルースとシンクロニシティ
11/48

温泉道???

……って、健気に思ってる従兄弟の私のもとに!!!

何で?何で、2人して転がり込んで来るわけ????

「もう~信じらんない!!湧泉音は夏休みだから、まだいいとして…

琥珀~!!何でアンタまで追っかけて来んのよ?デビュー真近なんでしょ?こんなとこでのんびりしてる場合じゃないじゃん!」

「シッカちゃあん。なんでそう冷たいわけ?アーティストには休みも必要なんだよ。いわゆる、クールダウンってやつ!」

「ゆね!何とか言ってやってよお~」

「ユネ、温泉巡りしようぜ!お前の能書きを聞きながら、おっ?ここの温泉、メッチャ肌すべすべになんじゃん??メタボ?んん~メタなんとかがいいんだよなあとか言いながらさあ。で、シッカは案内役な!!」

「…メタケイ酸……美肌効果…」

「………」

                              

湧泉音のパパが温泉好きなせいで、気が付いたら湯泉音もすっかりはまってしまっている。

別府は100m歩けば違う泉質だと言われる位、温泉の種類が豊富なのだ。私も知らなかったけれど、確かにこちらにきて体調がいい。

何より肌のきめが細かくなった気がする。

だけど、湧泉音のはまりかたときたら。

「………彫刻…肉体労働…肩凝る……腰痛い…」

「ゆねさん。最近は創作活動してませんでしたよね?」

「……こっちで…温泉入る…楽…」

「で?湯治にきた年寄じゃあるまいし」

「……前は…首下…石…みたい…感じ…」

「だからって、日に3回は入り過ぎだろ!!」

「…気持ち…いい…」

「朝から風呂桶持って通う近所の年寄と変わらないじゃん!!」

「…ごめん…」

湧泉音がこちらに来て以来、何度繰り返した会話だろう?終いには、温泉案内本を片手に効能を片っ端から試して回る始末。

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