1-4
知らぬ間に家に上がり込んでいた愛宕楓夏。蓮田雷は事情を聞き、仕方なく家に泊めることを認めるが、大切なことに気づき……
ドアの前にたどり着いた。ドアの向こうから話し声が聞こえる。
「しんどかったぁ。ん、誰かいるの?」
来客か。誰か来るって言ってたっけ。ま、いいけど。
軽くため息をついドアを開けた。
視界に入ったのは、まず大きなリビング。結構大きなテレビと子どもたちのために用意された長机。そして音のする左側へ顔を向けるとキッチン。そこには探しものをしているじいちゃん。もう一人、俺がいつも座っている椅子に座ろうとしている…転校生。
そこで体が固まった。
なぜだ。なぜ、あいつがここに?どうしてここにあいつがいるんだ。
道場から急いできた雷は茫然と立っていた。
後ろから来る天に気付けないくらいに。
雷と同じように移動していた天はいきなり目の前にいた雷に驚き、無理やり止まろうとした。
ドンッ
「うわっ」
「キャッ」
呆然と立っていたところに後ろからの衝撃を受ける。軽く吹き飛ばされ顔面から着地した。
その音でじいちゃんと楓夏が気付き、慌てて近づいてくる。
「いてて…」
「おいおい……雷、大丈夫か?何か冷やすものを」
「わ、わかりました!」
「大丈夫、大丈夫だから…」
鼻を押さえながら、上体を起こしじいちゃんを見る。ため息が出る。そして、押してしまったことで頭を下げている天を見る。あの位置なら転校生の死角のはず。
もったいないけど、『術式:印文』。
左指で床に『何か』を描く。色も何もない、ただ指を動かしただけにしか見えない。それでも、すぐに変化はある。
「あー、もしもし。天?謝らなくていいから静かに俺の部屋に行って」
天は少し驚いていた。なぜなら雷は『静かに』と言ったのだ。それはつまり、ここにいる二人にばれないようにということだ。雷の声は内緒話をしようと考えている声ではなかった。
雷は模様を描いたところを指でトントンと軽く叩いた。
「ちょっとした術で、話しかけてるの。あ、間違えないで欲しいけど。この術式、俺からの一方通行だから。まぁ、静かに俺の部屋に行ってくれれば大丈夫。できるだけ早くに、ね」
床に描いた模様の気配が小さくなる。
そろそろ限界か。時間が短いのが欠点だな。今度改良しておくか。
「天、時間切れになる。早めの移動お願いね」
慌てて伝える。
床の模様からの小さな気配が完全に消えた。
それと同時に天も目の前から消えた。
「…ふぅ、行ったか」
今度は本当に誰にも気付かれないように呟いた。
小さく口が動いていたからか、祖父が心配そうに顔をのぞかせている。
「……じいちゃん、大丈夫だから」
「しかし、顔面から…だぞ?」
「鼻血もない、骨も折れてない。なら、大丈夫でしょ?」
「あの、氷というか氷嚢作ってきましたけど…いらなかった、みたいね」
転校生が遠慮がちに氷嚢を持ってきた。やはり、学校での出来事が気になっているのだろうか。
さっきまで無視を決め込もうと思っていたが仕方ない。
「…ありがと、とりあえず冷やしておくよ」
彼女の手から氷嚢を受け取り、少し痛むところに当てた。
受け取った時、少し笑っていた。
「…で、どうしてここに?」
当然の疑問をぶつける。公園で別れた人が知らぬ間に家に上がりこんでいる。どうしてここにいるのか聞きたくもなる。
「えっと…どう言えばいいのかな。簡単に言えば、この町に家があるんだけど、その家で暮らすための準備が出来てないんですよね…ははは」
「なら、転校生ってのを理由に女子の家に行けばいいじゃないか。どうしてここなの」
「た、担任の先生がここを指定したからで…」
「はぁっ!?」
「まぁまぁ。わしが決めたことだ。もう雷がこの事に文句言えないだろう?」
「じいちゃんがいいならいいさ。そりゃ、この家で大人はじいちゃんしかいないし、決定するのは任せるけどさ」
「ん、どうしたんじゃ?」
「少しくらい言えよ…晩御飯が面倒だろ?」
「……じゃ、いいの?ここで暮らしても」
「暮らすな暮らすな。数日間くらいなら客人としてもてなしてやる。あくまで客人だからな」
「う、うん!ありがとう、雷ちゃん!」
決まったことは仕方が無い。文句は言えても結果は変わらない。そのことを雷は知っている。
学校でもきつく言い過ぎたし。
あ、天とか他の皆どうしよう。どうやって言い訳しよう…。とりあえず、今日は部屋にいてもらうか。対策は今度だな。あと、他に問題が1つ。
「なぁ、転校生」
「楓夏よ?憶えてないの?」
頭を掻きながら、少し悩み答えた。名前より大事なことだ。
俺は見たのだ。だから、確認を取る。
「愛宕さん」
「チ」
「…舌打ち…ま、それは置いておいて。着替えとか持ってきてるよね?」
「え、着替え?えっと…」
雷を見ようとせず、どこか遠くを見ている。
「じいちゃん、愛宕さんは着替え持ってきてそうに見えた?」
「持ってきた荷物はそこの鞄1つだけじゃよ」
先ほどまで座っていた椅子の下に置いてある鞄を指差した。
やっぱり、あの鞄だけと。俺がこの部屋に来た時に見たあの荷物だけという。
軽くため息をつく。そして、苦笑いを浮かべている転校生に言った。
「寝巻きくらいは用意できるけど…他は無理だぞ?」
「はははは、ごめんなさい。多分今日家に荷物が届くはずだから、取りに戻りますね!」
慌てて部屋を出ようとするのを雷は引き止めた。
「別に慌てなくても。取りにいけるなら安心安心」
「え、今すぐ取りに行こうと思ってたんだけど」
「わかった。ちょっと待ってて」
「無理に…」
「別にいいよ。苦労するの俺じゃないし」
立ち上がり、玄関にいた男を探す。
「こんなことになるんだったら、兄ちゃんの服に印付けとくべきだった」
天との会話を思い出していた。
あの術が使えたのはさり気なく天の体に印をつけていたからであって、テレパシーの様な便利なものじゃない。指を額に当てるだけで会話が出来れば楽で仕方が無い。でも現実は違う。携帯電話のように、発信する機械があり受信する機械があるのと同じだ。送信する術式があり受信する術式があってやっと起動する。だから、雷からの声が一方的に届いた。
でも悔やんだところで結局、印を付けなかった自分が悪い。長くため息をつき廊下の角を曲がる。
考え事をしていたからなのか、不注意だった。
「おっ?!」
「うわっ」
廊下の角を曲がったところで人とぶつかった。
ぶつかった相手は探していた人物だった。
黒いクセ毛の強い髪、雷より少し身長が高い。蓮田湊。さっきまで玄関で除霊を行っていた奴だ。眠たそうな目でこちらを見下ろしている。
尻餅をついたのは雷だけのようだ。
「おいおい、大丈夫か?それに、そんなに急いでどうした?」
「いつつ。大丈夫大丈夫。あ、兄ちゃん…ちょっと用事があるんだ。荷物取りに行きたいんだけど。その荷物が少し重いんだ」
「おう。で、遠いのか?」
「さぁ?」
「さぁ?って、疑問系で言われてもな。どういうことだよ。……まぁ、俺に頼むってことは車か。ガソリン大丈夫かな」
「ガソリンならこの前使った時に入れておいたから安心していいよ」
「無免許運転したのか、お前」
「捕まってないから良かったじゃん。ほら、ガソリン代で無免許許してよ。あと荷物お願い」
「荷物はいいが、無免許は許されないんだけど」
怒気の含まれる声色だった。その声に慌てて、雷は訂正した。
「冗談冗談!運転はじいちゃんだよ!私有地ならしてもいいけどね」
「ん、てか、じいさんに頼めばいいじゃねぇか」
「じいちゃんが、客人の使う部屋を用意するだろうから頼んでるの。兄ちゃんが準備する?」
「いやだね。それなら運転してる方がまだましだ」
「でしょ?」
少し自信のある笑みを浮かべる。それを見た兄は、呆れたように肩をすくめる。去り際に言った。
「じゃ、車出しておくから・・・」
「鍵、貸して?」
可愛らしく首を傾げ、手を口元で合わせてお願いする。
雷のことを全く知らない人間なら、『かわいい』と言うだろう。しかし、相手は雷を知っている、ましてや家族だ。
「怒るぞ」
「嘘だよ、嘘!」
「ったく。じゃ、階段のところで待っててくれ」
「ありがとう」
雷は愛宕のいるリビング兼キッチンへと向かう。向かいながら少し空腹を感じ、お昼を食べてないことを思い出した。
ご飯食べたいな。
学校から帰って妹と天の様子を見た後、ご飯を食べようと思えば転校生が。ただでさえ、学校でしんどい思いをしたのに。
今日一日を思い出しながら雷は思った。ゆっくりできねぇな、と。
ご飯のことを考えると余計に空腹感が増す。
この家での炊事は基本的に雷がこなしている。祖父が言っていた料理人とは雷のこと。そして時間的にはそろそろ夕飯の食材を買い集めたい。そう、雷は今、晩御飯の内容を考えているのだ。
荷物回収ついでに商店街に行くか。客人がいるのに昨日の残りってのも失礼だし。あ、苦手なもの…ま、いいや。
夕飯の内容が決められずにいたことで買い物が面倒になると感じながら、あまり嫌いな人が少ないと聞くカレーにしようかと悩みながらリビングへ着いた。
「あ、雷ちゃん。おかえり」
「愛宕さん、車でいくよ」
「いいの?」
「苦労するのは俺じゃないから」
「湊か」
「他に誰がいるよ?階段の下りたところに来てるからいくよ」
そのままスタスタと玄関に向かう。後ろから気を付けての、と祖父の声が聞こえた。
後ろから慌てて走ってくる楓夏。その姿を背中越しに見た。
「ちょ、ちょっとっ!?雷ちゃん!」
「早く」
たった一言だ。
「ねぇ、雷ちゃん。どうして車使うの?近いんじゃないの?」
「基本的にここからどこかに向かうってことは10分以上は歩いてなきゃダメなの」
「10分くらい……」
「その10分は坂を下る時間。そもそも、持ってくるのが多かったら困るだろ?」
雷は当たり前な理由を言った。ただし、表面上の理由。本来の理由は、まだ知らぬ土地に放り出すのが危ないと思ったからだ。如何に田舎だとしても、性質の悪い人はいる。それに迷子になってからの面倒事に付き合いたくないからだ。
喋らず、静かに歩き、玄関に着く。
後ろから愛宕の息を飲んだ音が聞こえた。チラリと見ると、転校生が驚いている顔をしている。その目線を追ってみると、小さい子供用の靴がたくさんあった。雷にとっては、すでに日常の風景となっていた。
珍しそうに見ている愛宕に質問をした。
「何、この靴に興味あるの?」
「興味というか……子ども用の靴が多いなぁって」
「じいちゃんの趣味のせい」
「えっ!?」
「変な意味で受け取るなよ。一応、ここ孤児院なんだから。だから小さい子どもとかが多いの。てか、俺の家のことなんてどうでもいいだろ。さ、いくぞ」
そういって玄関を出た。また無言。階段まで辿り着くと、下にはシルバーの車が止まっていた。
階段を降り車に乗ると、運転手である雷の兄が質問してきた。
「どちらまで?」
「えっと、すいません。どこかわからないんですけど、私の家まで」
「住所とかわからないの!?」
雷は驚いて愛宕を見た。不思議そうに見返してくる。
ずっと止まっているわけにもいかず、車を走らせる。
危なかった。本当にあのまま放っておけばどうなっていたか。想像しただけでもゾッとする。
到着地点を見つけ出さなくてはいけないということで、車内は暗かった。走り出してからずっとだ。
痺れを切らしたのか湊が話しかけてくる。
「まぁ、こんな小さな町だ。引越し業者の車くらい簡単に見つかるだろうよ」
この空気を軽くする言葉なのか、それとも探し出すことができないという不安からなのかどちらかわからないが、愛宕はそれに気付けなかった。何一つ不安に思っていない様子だった。
「多分…荷物少ないから、すぐに帰っちゃうと思います」
「荷物少ないの?」
「はい。教科書とか、すぐに必要になりそうなものだけ先に送ってもらってるので」
「……あー、指定日ありなのか」
「お金かかるけどその方が安全ですから」
「そりゃそうか。始業式には間に合わせたいものな」
「ところで、運転手さん」
「ん?」
「どちら様ですか?」
「俺は蓮田湊。雷の兄ちゃんだ」
「雷ちゃん、お兄さんいたの?」
「……」
「雷ちゃんどうしてさっきから黙ってるの?」
「お腹すいてるの」
思ったことを口にする。運転手の兄ちゃんは軽く笑う。
「ごめん。私のせい…だね。面倒だったら着いてこなくても」
「夕飯の食材買いに行かなきゃダメなの」
「飯担当は雷だもんな」
兄で始まり兄で終わる。
会話がなくなり、彼女の家を探し当てるまで誰も口を開かなかった。
何分経っただろうか。小さい町で良かったと思ったのは初めてだ。
「遠いと思ったけど」
「場所がわかってたらすぐだったね」
「ごめんなさい」
湊、雷、愛宕の順で愚痴をこぼす。やっとのことで見つけた家を目の前に3人は疲れた表情を見せた。
目の前に建っている家を見てさらに疲れが増す。
数年前はとても綺麗な家だったのだろう。しかし、彼女と彼女の家族が引っ越してしまったからか、手入れをする人が居なくなって庭の草木が無造作に育ち、雑草で生い茂っていた。壁には蔦が絡み付き、綺麗だった頃の家が想像できない。
「やっぱりね。部屋の掃除だけじゃなかったわ。庭もしなくちゃ……」
「それより、あの人よく知ってたな」
あの人とは引越し業者を見た人のことだ。雷達は、少なからず引越し業者がこの町に来ていることを知っている。車で移動しながら引越し業者の車を見ていないか、聞きまわっていた。
その結果見つけたのは、買い物帰りのおばさんだったというわけだ。詳しく話しを聞き、大体の場所を見つけ、あとは探索して見つけるというだけだった。
愛宕の家を見たあと、隣の建物を見る。隣を見れば一昔前のアパートがあり、家の前には小さな山があった。もう少し詳しく言うなら、その山の頂上には雷の家がある。
家の古さ、どっちもどっちだな。
雷はそう思った。
ちなみに、隣の古いアパートは祖父が管理いている。本人曰く、家に来たお客様用だそうだ。
アパートのことはどうでもいい。彼女、愛宕楓夏の家は蓮田雷の裏にあったのだ。場所がわからない上に位置的には雷の家の出入り口の反対側にあるので回り込まなければならなかったが。
「敷地だけで見たら、ご近所さんになるんだな」
「みたいですね。あれ、どうしたの雷ちゃん?」
「ん?この庭の荒れ放題の中、引越し業者の人たちよくやったなって」
「あはは、確かに・・・」
伸び放題の草木が玄関までの道を邪魔している。見た感じ人一人がしゃがんだりしながら、やっとのことで通れるスペースしかない。
明日、知り合いの庭師でも呼んで片付けてやろうかと考えていた時、彼女の口から驚きの一言を聞いた。
「ま、服と教科書くらいだし。他の家具はこの家の中に元からあるから大丈夫よ?」
言葉が出ない。唖然としている雷と湊を置いて、彼女は目的の物を取るために玄関へ向かう。すいすいと天然の防壁をくぐり抜けていく。
草木の防壁の方から、イタッ、と声を聞きこえる。
その様子を見ながら兄の一言。
「お前の友達…何者よ?」
何も言えない。
湊が枝に触る。何か悩んでいるようだ。
「なぁ、雷。戻って来やすいようにここの草木切り落とさないか?」
「道具がないよ」
「車に軍手と安物のノコギリあるからなんとかなるだろ」
「なんで、ノコギリあるのさ」
「日曜大工しようと思っていたからな。さ、そんなに太くもない木だ。さっさと終わらせよう」
どこからともなく、兄の足元に軍手とノコギリが出てきた。
「登録済みなんだな」
「なんのことかな?」
「そんなことするんだったら、こうすれば早いよね」
下から上へ風が流れたような気がした。
目の前にあった草木の防壁に人一人通れる隙間が生まれる。切り落とされた枝や葉は乱雑に舞う。舞っているものの全てが地面に落ちることはない。
空間に赤く細い線が複数走る。線に舞い落ちる枝葉が触れる。触れるたびにボッと音が聞こえる。枝葉は燃え落ちることなく、塵になり風に乗せられ流れていく。
すぐに音が聞こえなくなった。舞い落ちる枝葉が無くなった知らせだった。
「処理完了」
「燃やさなくてもいいと思うけど」
雷の言葉に兄の湊は苦笑いを浮かべながら肩をすくめる。
雷は邪魔な枝葉を能力で切り落とし、処分を能力の内の1つで燃やし尽くし、塵することで片付ける。
奥には現代チックなドアがあった。
しばらくすると、ドアが開く。2つのダンボールを抱えた人が出てきた。足下が見えていないのかフラフラしている。
「無茶するね」
「いやいや、雷、手伝ってやれよ。あ、荷物持つよ」
「すいません。ありがとうございます。あれ、道ができてる」
一番上のダンボールを兄が持ったことで、愛宕の視界が開けた。
「通りづらいだろからね。細い枝とか折る作業だからそんなに苦労しないし」
「あれ、でもそれなりに量あると思うんですけど」
「そこら辺に捨てた」
「雷ちゃん!?」
「まぁまぁ、落ち着いて。後ろの小さな山、我が家だからさ」
楓夏は雷達の後ろの山をチラリと見た。夏らしく青々とした木々が多い。上の荷物を持った湊は、雷を見た。雷も観念したのか、諦めたのか最後の荷物を持つ。中身を確認したのかガムテープを剥がしたあとがある。
「雷ちゃん」
「ん?」
「あと一個、玄関に置いてあるの。それを持ってきてほしいな」
「別にいいけど。とりあえず、これを…」
持っていこう、と言おうと思ったところでダンボールが手元からなくなった。いや、愛宕がダンボールを奪い去ったのだ。
「いいから、雷ちゃん。もう1個のほう、お願い」
「お、おう。わかった」
ドアの前に立つ。ドアノブを持ち、引く。ドアを開けると、本当に何年も住んでいなかったことを表す埃と埃っぽい空気が流れ出てきた。
愛宕の言うとおり、玄関に入ったところにダンボールが置いてある。
「これか」
とりあえずの目標、荷物は回収できた。
服と教科書だけなら引越しじゃなくて、宅急便で大丈夫だったのでは、と思ったのは最後の荷物を車に積み込んだ時だった。
ま、人のやり方に口だしても意味ないか。さっさと、買うもの買って帰ろう。
「次は商店街でいいのか?」
「うん。頼むよ」
夕日が沈み、段々と黒い影が産み出されていく。会社帰りであろうスーツ姿の人やまだまだ元気のある子供たちが走り回っているのを車の中から見る。
変わらない景色でよく見る光景。
殺気の視線を感じる景色。
太陽の射しこまない影に影以上に黒い球体が浮かび上がっていく。
黒い球体がラグビーボールのような形になった時、輪切りにするように横に切れ目が走る。まるで人の口のようだった。
それを見ても態度は変わらない。
いつものことだ、と呟く雷。
おはこんばんわ。
どうもお久しぶりです。早音です。
いやぁー、長いです。ほんと長いですねー。(内容&投稿まで)
いや、ほんとすいません。完全に小説そっちのけでゲームしてました。
言い訳にしか聞こえないですけどね、頑張ってるんですよ?主に修正ですが。ここの言い方もっとカッコいいのあるんじゃ、って探し回ったりとか。大変なんです!
あぁ、後ですね。PCが不調ですね。NVIDIAのグラボ使ってるんですがね、画面が勝手に落ちるんですわ。「ディスプレイが~回復しました。」って表示付きで戻ってくるんですがね。いやぁ、あれ怖い。動画とかは無事なのにオンゲだけ落ちるんですもの。ほんと怖いですねぇ。というわけで、原因検索したら出る出る。うちとおんなじ症状のブログが。
え、長い?はよ切り上げろって?
まぁまぁ、あと少しですから頑張って読んでくださいよ。
で、ですね。いろんなブログ通りに試したんですけど解決せず。なんで、アップデート待ちです。まだですかねぇー。
ふむ、話すことなくなったわけではないですが、これ以上書くと「イラッ」が多くなりそうなので止めておきましょう。(読者に優しいあとがき(白目))
それでは!ここまで読んでいただきありがとうございます。
いつ投稿するかわかりませんが、また次のお話で。
そろそろ戦闘シーン入れないと(汗)