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幕間 悪の女幹部の覚書 人物概要


・アッシュ


 特殊組織犯罪対策機構、通称ヒロイックシステムに所属する”正義の味方”。


 戦隊に所属せずに基本的に単身で戦うことからついた二つ名が”ボッチヒーロー”。


 本名は新橋宗嗣。

 まさかの私の小学生の頃の同級生だった。


 素顔は犬っぽく、目つきが悪い。


 彼は”正義の味方”をやるだけあって正義感のある善人だけど杓子定規というわけでなく、”悪の組織”に属する私と手を組む程度には寛容さを持ち合わせてる。

 その一方で刹那的な危うさがある。

 彼の過去に一体何があったのだろうか?


 身体も結構な部分を改造しているみたいで、私の作る怪人にも引けを取らない出来だと思う。

 でもこちらにきてからはまともに整備できていないだろうから、そのうち検査してあげたほうが良いかも。



・リリー

 私。

 本当の通り名は”ドクター・ダークリリー” 

 本名は小酒井百合子。


 ”悪の組織”ネクタルの幹部であり、科学者でもある。

 自惚れじゃないけど、技術力は”正義の味方”に負けないという自負がある。


 アッシュは私のことを”悪の組織”の人間らしくないと評するけど、そんなことはない。

 私は悪党だ。



・ラウラ

 クラウトス伯爵家のメイド。クリスカの世話役。

 茶髪に碧眼の美人。

 冒険者上がりで結構腕が立つらしく、メイド服の下には複数の武器を隠し持っているらしい。


 わたしたちがこの異世界で初めて会った人物のひとり。

 私たちが命の恩人だということで、やけに畏まれている気がする。



・クリスカ・クラウトス

 クラウトス伯爵家のご令嬢。

 金髪、金眼で、歳は十歳ぐらいの将来が楽しみな美少女。

 大人しくて人見知りなところがあるけれど、けっこう父親には辛辣なのよね。



・キーネン・クラウトス

 貴族、位は伯爵。

 実直で領民を思いやる良い領主。

 ただ娘を溺愛するあまり鬱陶しがられている。


・オルマ・クラウトス

 伯爵夫人。

 明るく社交的、そして快活。

 貴賤を問わない人柄で、貴族のわりに付き合いやすい女性。

 けっこう夫である伯爵に容赦がない。


 

・ルイス・ロイド

 司法官。

 けっこうな切れ者で、なかなか油断ならない男。

 私たちも一枚噛んだオジェクの街での一件も、私たちの捜査がなくても彼は誰が黒幕か気づいていたみたいしだし。

 ただオジェクの外から来た人間なため、人脈や人材を確保するのに難儀しているみたい。


・マダム・ウェンディ

 魔導士ギルド オジェク支部長

 年齢不詳で謎の多い人。

 ひとつ言えるのは魔道具バカだということ。

 普段はおっとりしていて大人の女性って感じなのに、魔道具の話になると一変して目を輝かせて来る。

 彼女とは妙に話が合うとアッシュに言うと、彼は類友だと言った。


・オズワルド・ドッティ

 鍛冶ギルド オジェク支部長にして、鍛冶屋”火神の大槌”を営む。

 ドワーフのハーフらしく、顔は髭が濃くてドワーフのイメージ通りだけど、熊みたいな巨体は私たちの世界のドワーフ像と異なっている。

 どうやらこちらの世界のドワーフは小柄ではないらしい。


・マーヴィス

 商業ギルド オジェク支部長。

 オジェクを取り仕切る重鎮の中では影が薄め。

 見た目も普通のおじさんだし、あんまり印象に残ってない。



・ミラ

 冒険者ギルド オジェク支部の受付嬢。

 明るく、愛想がいいのでなかなか人気がある。

 猫の獣人で、猫耳と尻尾がある。

 獣人には非常に興味があるので是非とも機会を見つけて調べたい。


 なんだかアッシュと親し気にしている。

 ……彼って結構天然たらしなのかしら?

 それともこの世界の女が強い男好きというだけ?



・ウォルト

 冒険者ギルド オジェク支部長。

 元州知事の某ハリウッドスター似のムキムキマッチョ。

 見た目を裏切らず、二級冒険者の資格を有する。

 いつも渋面で、言葉少なめ。

 でも噂では甘いものに目がないらしい。


・ユディット

 冒険者ギルド長ウォルトの右腕にして受付嬢。

 クールビューティー、彼女に踏まれたいというM気質の冒険者が多数いるらしい。

 

 ギルド長を補佐するにとどまらず、三級冒険者でもあるらしい。

 なにこの完璧超人。


 冒険者ギルドの影の支配者とも言われるらしい。



・メリア&タリア

 アッシュが親しくしている冒険者姉妹。

 ランクは五級。

 姉がメリアといい、男勝りな印象のクール系美人。

 妹はタリアといい、おっとりとした感じの美人。

 歳は二十歳前後。

 冒険者ギルドには二人の隠れファンがいるらしい。


 ……アッシュの知人に美女が多い気がする。


・ファレル

 冒険者ギルド職員。

 通称”肉屋”、動物、魔物の解体作業を得意とするらしい。

 元は三級冒険者だったが、右足を負傷して義足となったためにギルドの職員になった経緯がある。

 

 妻子持ちで、休日に子供と遊ぶのが生き甲斐の子煩悩だという評判。

 


・マーカス・ギムレイ

 ギムレイ商会の若旦那。

 けっこうやり手で商売上手。

 我が家はギムレイ商会から購入した。


 ギムレイ商会では住居のほかにも、リフォームや引っ越しも請け負っているそうで、ますますこの世界の世界観がわからなくなってきた。



・パウル

 我が家に出入りしているノイマン商会の丁稚の少年。

 素直でいい子。


 でも最初にあったときは怖がられた。



・”赤の剣戟”

 四級冒険者パーティー。

 ハロルドらに雇われ、クリスカの護衛に入り込んで誘拐の手引きをした。

 一件ののちアンガスによって殺害されかけるも、一人だけ生き残った。



・ハロルド・チャニング

 オジェク領領軍軍団長。

 貴族の生まれらしく選民思想を強く持つ陰険野郎。

 オジェクの街を巡る騒動の黒幕だったけど、どこか小物臭い。

 計画は杜撰だし、部下にも恵まれていない。

 悪党としても、落第点。


 分相応の野心を抱いたのが運の尽きってものね。


・アンガス・チャニング

 ハロルドの息子。第二中隊隊長。ボンボン。

 ハロルドの野心に乗っかって暗躍するも、失敗。

 魔導鎧部隊を指揮して大口大蛇を討伐しようとするも失敗し、右腕を失う。

 ハロルドの逮捕を知って治療院から逃走するも、復讐をしに来た”赤の剣戟”のエモンに殺される。


 ある意味、一番運のないやつだけど、同情の余地はないわね。


・ケネス

 ハロルドに接触して一件に必要なものを提供するなど、オジェクの街での事件に深く関与した。

 いまだ確保には至っていない。

 本当の意味での黒幕だと思う。









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