樋口葉子の日常

七月十九日

　七月十五日。一年が酷い。なかなか帰れない。過食が酷い。

　七月十六日。暑い。地獄の釜の中のよう。スポーツもスポーツする奴もみんな大嫌いだ。全員苦しんで死ね。私をまきこむな。一人スイパラで隣に座ったギャルに化け物扱いされる。聞こえてるってわからないかな。服も化粧品も買えないのに食べ物ばかり買ってしまう。家についたとたん号泣。もういやだ。

　七月十七日。同上。うざいうざいうざい。しかも遠征でさらに一日休みがつぶれる。みんなしね。

　七月十八日。海の日だけどプール。小渕がキモイ。体がぶつぶつとなにかの跡だらけだし歯並び悪いし色が歯の途中から色変わってる。マジ勘弁してほしい。早く彼氏ほしい。不細工嫌い。

　七月十九日。疲れた。日曜休めないこと確定。マジ顧問死ね。一生懸命書いた文章が消えてショック。このパソコンおかしい。