八月二十七日
体験入学と部活動体験。この前の学校説明会がメインのものとは違うから個別相談は40人ほどしかいなくてカルテ整理も楽だった。英語の授業を聞きにいった。主任がいつもより早口になっているように見えた。あんな人でも(この「あんな」はいい意味)緊張するらしい。そのあとベテランの先生の面談を見学させてもらったけれど途中強烈な眠気が襲ってきて死ぬかと思った。ばれていなかっただろうか。西武文理にいただけあってやっぱり凄い人なんだと思う。いろいろ問題はあるらしいけど、まさに立て板に水というかんじだった。肝心の生徒のほうは気持ち悪い顔面をしていて、しかも多動性らしい。始終落ち着きなく腕を動かしたり視線をさまよわせたり。こういう点で自分は教員に向いていない気がする。きもちわるいにんげんはきもちわるい。ほんとに。あと一センチ近かったら蹴り倒してしまいそうだ。なんであんなきもちわるいかおで平気で生きていられるんだろう。まともな美意識とか人に迷惑をかけないようにしようという心を持って生まれていたらとっくに自殺していると思うんだけど。もうそこからして私の理解の及ばない化け物だ。
朝はじめ何をやるのかさっぱりわからなくてやりづらかったけど隣の先生とも雑談ぽいことができたし定時上がりだし穏やかな気持ちで帰ってきた。明日のために1500円の焼き菓子も買った。作れば安くてうまいのに。馬鹿らしい。でも初めて訪ねるお宅なら焼き菓子が安全だよねやっぱり。
夕飯が待てなくて煎餅的な菓子を食べまくって、スパムとキャベツの焼いたのを食べ、にごりざけの御相伴にあずかって、納豆を食べて、そこで終わりにしときゃいいのにサラダ煎餅を追加したせいで吐いてしまった。キャベツもったいない。まともな食べ物を流してしまうとすごくもったいなく感じる。実際もったいない。昨日のみたいのは平気なのにね。