表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/115

八月二十七日

 体験入学と部活動体験。この前の学校説明会がメインのものとは違うから個別相談は40人ほどしかいなくてカルテ整理も楽だった。英語の授業を聞きにいった。主任がいつもより早口になっているように見えた。あんな人でも(この「あんな」はいい意味)緊張するらしい。そのあとベテランの先生の面談を見学させてもらったけれど途中強烈な眠気が襲ってきて死ぬかと思った。ばれていなかっただろうか。西武文理にいただけあってやっぱり凄い人なんだと思う。いろいろ問題はあるらしいけど、まさに立て板に水というかんじだった。肝心の生徒のほうは気持ち悪い顔面をしていて、しかも多動性らしい。始終落ち着きなく腕を動かしたり視線をさまよわせたり。こういう点で自分は教員に向いていない気がする。きもちわるいにんげんはきもちわるい。ほんとに。あと一センチ近かったら蹴り倒してしまいそうだ。なんであんなきもちわるいかおで平気で生きていられるんだろう。まともな美意識とか人に迷惑をかけないようにしようという心を持って生まれていたらとっくに自殺していると思うんだけど。もうそこからして私の理解の及ばない化け物だ。

 朝はじめ何をやるのかさっぱりわからなくてやりづらかったけど隣の先生とも雑談ぽいことができたし定時上がりだし穏やかな気持ちで帰ってきた。明日のために1500円の焼き菓子も買った。作れば安くてうまいのに。馬鹿らしい。でも初めて訪ねるお宅なら焼き菓子が安全だよねやっぱり。

 夕飯が待てなくて煎餅的な菓子を食べまくって、スパムとキャベツの焼いたのを食べ、にごりざけの御相伴にあずかって、納豆を食べて、そこで終わりにしときゃいいのにサラダ煎餅を追加したせいで吐いてしまった。キャベツもったいない。まともな食べ物を流してしまうとすごくもったいなく感じる。実際もったいない。昨日のみたいのは平気なのにね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ