八月十四日
八月十二日。今日も多分部活はあるけど構うもんか。昨日の引きずりでむしゃくしゃした気分のまま銀座まで行って有楽町線で新宿に帰ってきた。そう。帰ってきたのだ。やっぱり新宿と池袋は自分のホームだという気がする。知らない路地もないし、いる人間もいい程度に低俗だ。水商売の世界でまで見た目以上にコミュニケーション能力が問われるというまあよく考えれば至極簡単なことに気がついて葉子は結構すっかり落ち込んでいた。新宿靖国のミスドで新発売のベイクド紫芋を食べようとしたがどうにも自分の胃の状態がドーナツを受け入れられそうになかったので麺を頼む。あったかい汁のある麺類ってなんでこんなにおいしいんだろう。永遠に食べ続けられそうな気がする。知り合いはみんな(パスタ含む)麺類が嫌いだからけっこう普段はさびしい思いをするが今日は全くの一人だから気にしなくていい。なんだか明後日まで町にいられる気が全然しなくて、しかもちひろはなんだかいつも都内住みのくせに泊めてもくれないし上から目線なんで面倒くさくなって予定をキャンセル。泉に声かけたらオール付き合ってくれるらしいので泉と遊ぶことにした。それまえに御庭で和食バイキングして買い物して五時ごろ池袋に行った。なぜかやつはコーヒー一杯七百円もするくせに店内がざわざわ騒がしい喫茶店に入っていてむかついた。なんなのなんでこんなに見せ探すのが下手なの。隣同士近すぎだし窓の近くだから暑いし虫が飛んでてふくらはぎがどんどんぼこぼこになる。イライラしながら高いコーヒー。漫画のプロットをつくっているというから見せてと言ったら、なんとニーとになって四カ月、登場人物と設定のプロットしか書いておらず話の内容もオチもないらしい。そりゃ親御さんだって怒るわ。いったい今までなにしてたの。それでいったなんで徹夜とかしたのか意味分からん。絶対こいつ真夜中眠いとか疲れたとかいうぞといまから嫌な予感。というかまた太ったらしい。だから新しい水着が見たいって・・・やせろよ。なんでそんなに太るの?吐かないあたしより食べないし酒も飲めないのに。しかも唯一きれいだった髪の毛すらなんか油でべっとりとしてあたまのてっぺんはふけが浮いている。こんなのでなんでそんなに水着が着たいんだろう。正直いやだ。デパートの水着売り場を引きずりまわされる。ギャルっぽい原色がいいらしい。かわいらしい水玉とかのほうがまだどうにかなりそうなのに、ピンクとか水色はガン無視。着れなくなった水着に色も形もそっくりなものを買ってしまった。あほじゃないだろうか。八千円とか。やせろよ。
ドンキとか見て、居酒屋でやっぱり疲れて不機嫌になってる。しかもがっつり食べたいとかいいつつ居酒屋。頼むから飯食うならファミレスにしてくれよ。なんで単価の高い店で飯食いたがるの。しかも居酒屋飯とか油と塩分ばっかでげろまずいものばっかりだし。アラカルトでガンガン頼む人って本当にいや。こっちは財布が気になってやっていられない。気を使う相手じゃないので、自分のビールを御通代だけ小銭をテーブルの上においてこれ以上払いませんよアピールした。実際これ以外飲み食いしてないし。みっともないのは承知だけどあなたの脂肪をふくらますのに投資する気もないんですよね。
八月十三日。朝四時にタイムズスパレスタにいって1600円。久々のお風呂最高。せっかく一人じゃないのに相方はいつまでもいつまでもいつまでも体を洗っている。つまらん。本当なんなの。そんなにあなた汚いの。風呂に入っている間は元気だったしちょっと贅沢空間に喜んでいたが、出たらいきなりまた疲れたモード。デブが体力ないと無性にいらいらする。その脂肪ほんとむだだよね。あたしも気をつけよう。ブスとデブの体弱い自慢はイライラするだけだ。心配ですらない。うるさいのでさっさと帰らせる。プールの誘いは絶対無視しよう。ひとりでミスドにいってからいり豆に花で3R過食嘔吐した。しばらくこないからなんて思われてもいいや。午後美容院に行って、洋服とか見てから帰った。夕飯は家で食べた。酒を飲ませてくれなくてむかついた。
八月十四日。おばあちゃん家につれていかれる。留守番でも車の中でも妹との会話はほぼ〇。なんであいつあんなにお高くとまってんの。わけわかんないオーストラリアでカンガルーにさらわれて行方不明になって数一〇年後にわけのわからない民族の長とかになってシドニーを襲撃して世界を未曾有の恐怖に陥れたりしていればいいよ。あるいはコアラになってしまえ。帰りの車で、おなかがすいたと言ったらこんなにおなかがすく人が仕事帰りになにも食べないでいられるはずがないと母が言うから悔しくて怒鳴って、涙が出るほどとりみだしてしまった。食べたい日と食べたくない日があるってそんなにおかしいか。本当にうざいあああああ。
帰ってから昼寝のつもりが七時まで爆睡。いきなり整理来る。夕飯食べすぎ、ソイジョイ食べても止まらない。いまここ