『馬とプレスマンの先端とお地蔵様』
掲載日:2026/10/15
あるお殿様が大切にしている馬が、急に気が荒くなり、前から近づくと噛みつく、後ろから近づくと蹴る、横から近づくと倒れ込んでくる、ということで、けが人が後を絶たないのでした。お殿様は、急に気が荒くなった原因を探るように家臣に命じましたが、近寄ることもできないので、調べることができず、お殿様の気も荒くなっていくのでした。
そんなある日、お殿様の枕元にお地蔵さんが立って、前足のひづめを見るように言いますので、何人かのけが人を出しながら前足のひづめを見ますと、プレスマンの先端部分の円錐形の金具と思われるものが刺さっていて、この痛みから、気が荒くなっているのだとわかりましたので、さらに何人かのけが人を出しながらこれを取り除きますと、以前のようなおとなしい馬に戻りましたので、お殿様も温厚に戻られ、お地蔵様にはプレスマンをお供えして、めでたしめでたしとなったということです。
教訓:めでたしめでたしには、含まれる者と含まれない者がいる。有名なところでは、桃太郎の鬼。




