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抱き上げてはくれませんか

作者: 暇庭宅男
掲載日:2026/02/03

抱き上げて

抱き上げてはくれませんか


私の子供たちなのです


あなた 抱き上げてはくれませんか

誰も知らぬ家雁(がちょう)の私だから

この子らは世界に拒まれるでしょう


だから抱き上げて

抱き上げてはくれませんか


愛の歌をいつか歌えるように

それがきっと美しい歌であるように


抱き上げてはくれませんか

ぜひともあなたの腕で


痛みと寄り添う生のあいだを

どうか嘆かぬようにしてほしいのです


どこかで聞いたような歌ばかり響くこの空の下

ふさいだ耳をまた風に晒せるように


ああ あなた

どうか抱き上げて

抱き上げてはくれませんか


名もないこの子らを どうか愛してはくれませんか


いつか誰かの背の傷を 貶すのではなく言祝ぐように

きっと明日に流れる涙を

そっと拭って乾かすように


抱き上げて

抱き上げてはくれませんか

ボーカロイドを詩にしてみようシリーズ。


愛と自意識の歌なら第二の一人称を重ねることでもう少し厚みと奥行きが出るのでは?と思ったのだが。

結果、歌とワンセットにしないと意味不明になってしまうなあという経験を得た。でもこのシリーズはいつでも書いていて楽しい。思い思いに理科の実験を繰り返しているような気持ちがする。

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