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なんか来た

第9話 なんか来た


ーーー


「憧れの外車…」

「この合コンまでに、整備や清掃を間に合わせてくれた。先輩には感謝だな…」


先輩「結婚式…呼んでくれよ!」


ブォォォォォ!!!


「中古だけど…買ってよかったな…」

「何事も…最初の印象が大事だからな…」


「もう少し速度を上げるか…」


ブォォォォォ!!!


「はーい!皆さん!」

「横断歩道は、左右しっかりと車が来てないか確認してから…手を挙げて渡りましょうね!」


「はーい!先生!」


ブォォォォォ!!!


「やばいな…間に合うか…」


ーーー


「コノ…ヨカン…」

「チイサナイノチ…ナクナル…」


「あっ…俺だ。もうすぐ着くから…」

「え?可愛い子いる!?マジ?」


「千代ちゃん!危ない!」


ドッ!


ガシャァァァァァ!!!

ガシッ!


「えっ…俺…車を運転して…えっ?」

「軍人?それもデカい…2メートルは超えてる…」


「オマエハ…イノチヲ…ナンダト…オモッテイル?」


ギィィィィ…


「目が光った!?」


ーーー


心優しき剛腕の怪物

「ゴーレム」

能力「自動変形(オートカスタム)


ーーー


「すいませんでしたー!」

「お許しを!!!」


「ありがとうございます!」


「おじちゃん…ありがとう…」


ゴーレム『ドウ…イタシマシテ…』

ガッガッ…


「やっぱり怖い!?」


「本当にありがとうございました。」

「それではー!」


ピヨピヨッ…


ゴーレム『マタ…キラワレタ…』

ゴーレム『デモ…ドウブツタチニハ…スカレルナ…』


ーーー


イグニス『此処が…人間達の暮らす世界…』

イグニス『建物のデザインがしっかりしている…』


オルメス『そうですね…でもあれ…前からダサいと思っておりました。』


イグニス『それに…人間たちのファッション…見事な完成度ばかりです。』


「ねえ…あの人…さっきからジロジロ見てくるんだけど…」


「壁でも…見てれば良いのにね…」


オルメス『それよりも…わたくしは、あちらのスイーツと言うものに興味がありますのでコレで…』


イグニス『えっ?私たちの使命は?』


オルメス『そんな物…「はな」から興味ありませんので…』


イグニス『えっ?上司…置いてく…』


テルミス『此処が!下の世界か!なんかワクワクするー!』


ラークス『また、イグニスさんに怒られますよ…』


テルミス『だってぇ…あの人…面白くないし…怒っても怖くないし…』


ーーー


一方で…


神様『なんかゾクゾクする…』


瑠華『どうしました?神様さん…風邪引いたのですか?』


神様『うん…そうかも…』


瑠華『神様さんって風邪引くんですね…』


神様『ドラゴンやクラーケンが異常なだけだ。この身体は、人間そのものだからな…』


瑠華『それで…神様さんが、上の世界に帰る為には…どうすれば良いのですか?』


神様『そう言えば…言って無かったな…』

神様『簡略に1つ挙げるなら…瑠華が視えてなかった「あの剣」を抜くことさえ出来れば…ようやく一区切りだな…』


瑠華「意外に道のりはそう遠くない!?」

瑠華『どんな感じの剣なのですか?』


神様『子供がチャンバラする剣よりか…少し格好良いくらいと想像してくれ…それだ…』

神様『人間が、デザインした方がよっぽどまとまりが良いしな…』


神様『因みにドラゴンは、視えてたぞ…あと…クラーケンもな…』


ーーー


ドラゴン「何それ…ダサいんだけど…」

クラーケン「変な形です。」


神様「だろうな…」


ーーー


瑠華『なにが…違うのでしょうか…う~ん…』


神様『そうだな…一時的に繋がった世界でも、元は違う世界だから…俺と瑠華では「視えるもの」が、違うこと…』

神様『そして…ドラゴンとクラーケンも元は共に存在しない…別世界から来た者同士だ。だが…ある…共通点があること…』


瑠華『ええと…共通点って言いました?』


神様『これは推測も入るが…この世界に呼ばれた「奴ら」は、全員が何らかの「能力」を持っていると言うことだ。』


瑠華『能力?あの漫画やゲームに出てくる感じのものですか?』


神様『ああ…この世界でも「スキル」や「ギフテッド」を駆使して活躍する者たちも居るだろう?要は、そんな感じだ。』

神様『この力は、突然と目覚めるパターンや…元々有するパターンまでと…様々だ。』


神様『これらは、世界によって…呼ばれ方や考え方こそ違うが原理は同じだな…』

神様『元々の身体能力や元々の素質によって…その力を行使できる範囲に限りが生じるだけだ。』


瑠華『神様さんにも…あるのですか?』


神様『ああ…上の世界から下の世界まで落下しても…傷一つ付かないほどの耐久がな…』

神様『あとは、ずっと目の前に出ているテロップぐらいだろう…』


瑠華「いったい…何が見えているのだろう…」


神様『それと、上の世界に戻るには…実は、もう一つある。』

神様『現世と隔絶している…上の世界の扉を何らかの方法で開くことだ。』


神様『普通では先ず…開かないし…本来は俺でも視えない…扉だ。』


瑠華「プシュー!!!」


神様「頭から煙が!?」


神様『つい…話が深くなってしまったな…』


瑠華『今…考えるのを辞めました。』

瑠華『私には、難し過ぎますね…』


神様(あと…この姿のままになってから…キッパリ…力の大半を失ってしまった。)


神様(ドラゴンにもマウント取られ続けるし…何故あいつらは、人間の姿になっても元の力を維持できるんだ?)

神様(どっちみち…これの答えにあり付け無ければ…帰れそうも無いな…)


「こちらに居ましたか…さん…」


「!?」


イグニス『人間の方もご一緒なのですね…初めまして天使です。』

イグニス『人間の方は、こう言う時…「名刺」と言う物で…自らの立場を知らせるのでしたよね…』


イグニス『それでは私は…直接あなた様の頭の中に、情報を知らせますね…それの方が効率が良いので…』


神様(なんだ…初対面の筈なのに何故か誰か…分かる気がする…)

神様『ん?瑠華…』


「ポカーン…」


瑠華『え?』


イグニス『伝わりましたか?これが…私の立場と言う物です。』


瑠華『全然!分かりません!どなたですか?』


イグニス「頭の中に直接流しても!伝わらない!?」

イグニス「かつて…このような…人間が居たでしょうか?」


イグニス(本来なら…直接、頭の中に流されれば…疑問こそ抱きますが…天のお召し物として聞き入れる筈です。)

イグニス(やはり…これが現在の「文明人」なのですね…随分と今の人々は、「偉大な存在」を忘れたものです。)


神様()

神様『思い出した…』


イグニス『やっと思い出してくれましたか…』


神様『でっ…お前が此処に居るってことは…「アイツら」も一緒に居るってことだよな…』

神様『上級天使イグニス…』


瑠華(上級?天使?)


神様『上級天使ってのは…上の世界で暇する「力」を持つ天使のことだ。』


瑠華『私の思考が読まれている!?』


神様『顔に出てるぞ…』

神様『お前が居るなら…他のラークス…オルメス…テルミスの「三馬鹿」は、どうした?一緒じゃないのか?』


イグニス『あの3人なら…各々が他の場所できっと迷惑を掛けているだろうね…私では、まとめられないので困っているよ…』


神様『四天使って…どうやって決めてるんだっけ?くじ引きとか…』

神様『天使長であるお方も大変なんだな…』


イグニス『…』

イグニス『あなたが…瑠華さんですか…』


瑠華(何故…私の名前を!?)


イグニス『ほら…昔から言うでしょ…』

イグニス『日頃の行いは、神や天使に見られていると…』


瑠華(見られているの!?)


イグニス『それにしても…』


イグニス『流石は…「ファルス」さんと仲良くなっただけはありますね…』

イグニス『これは大物の予感がします。』


神様『ファルス?誰だそれ…』

神様『!』


神様(そうだ…俺はファルスだ。何故忘れていた!?)


瑠華(神様さんの…本当の名前?)








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