かつての友に見つかった
第7話 かつての友に見つかった
神様『これは目を疑うほどの酷さだな…』
神様『お前ら…こんな点数で…』
千鶴「テヘペロ!」
神様『部長が…』
瑠華「ウルル…」
神様『出来ているのが…』
未彩「ゲッソリ…」
「現代文・古典・数学・英語・生物
科学・地理・世界史・美術・家庭科」
「瑠華一番高くて生物が10点」
「千鶴は美術が18点」
「未彩が世界史で30点に古典が25点」
神様『不思議なくらい…先が真っ暗だな…』
神様(漫画にあったが、「30点」ってギリギリじゃね?)
神様『ハッキリ言って馬鹿だな…お前ら…』
3人「ド直球」
神様『そもそも…分からなかったら…先生に訊くだろ普通…何の為の先生だ。』
千鶴「なにも返せる言葉が無い…」
瑠華「はい…その通りです。」
神様『お前らが、立たされている状況は大体分かった。今のお前らは、留年する可能性がある。』
神様(あの…馬鹿筆頭のドラゴンとクラーケンが通えてたのって…100パー親の顔だな…)
神様(調べたけど…あいつらが…超名門校に入ることすら出来ないし…)
ドラゴン「今!?誰かが私をディスった!?」
クラーケン「?」
雪月学園
中高一貫校
平均偏差値80越え
8科目入学テストで790点以上必須
神様(どうやら今の人間は、頭の良さで白黒付ける生き物らしい…)
神様『分かった…』
神様『俺も入ろう…入ってお前たちに勉強を教える…』
神様『まっ…』
神様『俺も勉強したこと無いけどな…』
「ゲフン」
ーーー
「食堂」
生徒A『おい…転入生が居るぞ…』
生徒B『あの子だな…』
生徒B『あの…あいつが…渡したい物がありまして…』
ドラゴン『なんだ…安物ね…えっ?何?』
ドラゴン(肉かも…)
ドラゴン『行くわ…』
生徒C『どうぞ受け取ってください。』
コソッコソッ
生徒B『自分から言い出せないとか勇気ないよな…あいつ…』
生徒B『てか…あの子…企業グループの跡取りじゃなかったか?』
生徒A『なんだよ…今どきラブレターかよ…』
生徒A『ゲーム誘った時に断ったのそう言うことか…』
ドラゴン『なんだ…ただの紙か…』
ドラゴン『要らないわ…』
生徒A『ほらな…』
生徒C「きっぱり断った!?」
ドラゴン『あと…そこに隠れているあんたらも何か用?』
生徒B「バリバリ気付かれてた!?」
生徒A『物音立てたかな?俺ら…』
「その夜…守護家では…」
クラーケン『へ~そんなことがありましたの…』
ドラゴン『だから父上に頼んで、専属の料理人雇ってもらう事にしたわ…』
ドラゴン『もちろんクラーケンもね…』
ドラゴン『これで美味しいお肉が、毎日食えるって訳…』
クラーケン(ドラゴンちゃんらしいわね…ふふふ…)
執事『夢理様…沙雨様…夕食のご支度は、いかがしましょう?』
ドラゴン『私は肉とにかく肉…』
クラーケン『私は、新鮮な魚介をお願いします。』
執事『かしこまりました。』
「先程…トロイスから報告を受けました。下の世界に、あの人が落ちたと…」
四天使の1人
上級天使
イグニス
能力「因果応報」
「へぇ…あの人が、下の世界に落ちるんだねぇ…」
四天使の1人
上級天使
ラークス
能力「試行錯誤(トライ&エラー)」
イグニス『見るかぎり…人と随分打ち解けておりますね。』
「あの人?あの人とは誰のことでしょうか?トロイスと言う名には、確かに覚えがありますが…」
四天使の1人
上級天使
オルメス
能力「愛読日記」
「そんなことよりも…是非とも会ってみたいな…」
四天使の1人
上級天使
テルミス
能力「コピー」
イグニス『上級天使…トロイス…彼は、あの人の側近でした。』
イグニス『彼の能力は、私たち四天使でも手に負えない力でもある。』
ラークス『だから…監視に付けた…でしょうね…』
ラークス『彼の能力ならあの人を、下に落とすことも可能なのでは?』
イグニス『それでは…トロイスと言う者が、手を貸したと言うことになりますね…』
イグニス『今のあの人は…何もかも失ってしまっている…トロイスはそれを事前に知っていたと言うこと…』
イグニス『主神は、何かを確かめている…そう見えますね…いま私達が、話していることも…考えていることも…何もかもです。』