特別編 全国水泳競技大会(インターハイ)を頑張った
第21話 特別編 全国水泳競技大会を頑張った
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これは…夏休みが終わる1週間ほど前のお話…
既に、水泳部は2つの大会を終えていた。
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「遂にスタメンに昇格よ…2年生たち…」
「私達…先輩にも負けないよう…全力を出し切りなさい!」
姫菜『ふあ…やっとスタメンか…』
姫菜『私…適当に頑張りますね…』
「あなたは、真面目にやりなさい…」
巫女『ちょっと…姫菜…』
3年生(眠りながら泳げる…謎の才能…開花次第では化けるかも知れない…)
クラーケン『優雅に舞いましょう…』
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一方その頃…
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神様『応援は当然しないとな…』
ドラゴン『普通に圧勝でしょう…陸で暮らしてきた。人間と…海で暮らしてきた。怪物…もう結果は見えているのに…』
ドラゴン『ただの消化試合よ…』
神様『確かに…これは…スポーツ漫画ではなく…コメディだ。熱い友情やチームワークを見れることはない…』
神様『その代わり…珍プレーは見られるけどな…』
瑠華『出来れば…勝ってから…1泊2日のお出かけをしたいです。』
千鶴『あれ…計画してたんだ。』
未彩『こう言うことは…やる気あるからね…部長は…』
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「2年生の得意と不得意を見て…出た答えがこれよ…」
「海神 巫女…得意なのは…平泳ぎね…」
「寝子 姫菜…あなたは、クロール…」
「そして…守護 沙雨さん…あなたは、どの泳ぎも問題なくこなせています。」
「ただし…自分の本来の泳ぎ方を活かすには、自由形が不可欠よ…」
「これは、私たち3年生にとって…最も大切な競技…」
「あなた達2年生には、プレッシャーをかけるかも知れない…」
「でも…」
「私達3年生は…後輩である2年生に水泳部を託さないといけない…」
「この夏休み中で教えたことは覚えたね?」
「水泳は…スタミナ管理とターンが重要よ…特に、ターンが遅れれば巻き返すことは困難…」
「私達と同じ…3年生の中に1人だけ…ずば抜けた選手が居るわ…」
「異名では…(巨壁のディフェンダー)と呼ばれている。特徴は分かりやすいけどね…」
クラーケン『あの…大きな人ですね…』
「そう…」
「特に注意しなさい…異名どうりの実力を持つわ…」
「彼女にはスタミナ切れなんてなく…まるで、巨大な岩があるかのように…追い抜くことができない選手よ…」
「だから…沙雨さん…私達に代わって引き受けてくれる?」
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神様『2年生…圧巻だったな…』
ドラゴン『難なく…予選も突破して…準決勝に進出し…』
ドラゴン『決勝はエースとして…クラーケンが出るのね…』
瑠華『同級生凄かったね…』
未彩『2人共…2組ではなく3組の子だけど…今でも仲は良いよ…』
千鶴『未彩は誰とも仲良くなれるから凄いよね…』
「あの寝ている子…よく溺れないよな…」
「まじめに泳ぎは上手いから…応援する気にはなった。」
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全国水泳競技大会
女子400m 自由形 決勝
「あいつ…小さいだけじゃない…他に何かある…」
「分かるの?」
「今まで…潰してきた奴には感じられなかった。雰囲気が…あのチビにはある…」
「只者では無いとね…」
「Take your mark!」
ピィィィ!!!
タァッ!
バシャァァァ!!!
ブクッ…
「お前の実力…見せてみな…」
神様『スタートは良いんじゃないか?』
「無駄のない…スタート…」
クラーケン(荒れ狂う海とこの世界のプールに比べたら…狭すぎる…でも…)
クラーケン(泳ぎで競えるのは…気持ちがいいです。)
彼女のいつもの癖…
彼女の泳ぎは、ただ…独特だった…
ゆったりな泳ぎから…誰もが意表を突かれる。
それは一瞬だったと…
クラーケン(本来なら…イカ墨で視覚妨害をしていましたが…それも不可能になり…反則となってしまいます。)
クラーケン(ですが…1日に何万kmも泳げる方法が残っている…)
シュゥゥゥゥゥゥゥ!!!
「!?」
「おい!あれ!」
「水上バイクかよ!?」
神様『あれは…なるほど…』
神様『イカの推進力を舐めるなよ…だな…』
ドラゴン『人間とイカの水泳バトルを見れるのはこの作品だけよ…』
ドラゴン(でも…アレは使わないのね…手を抜いてるつもりなの…クラーケン…)
ブクッ…
「何だ!?あいつ!?」
「今まで…隠していたのか…」
ブクッ…
「巨壁のディフェンダーと呼ばれた実力…此処で見せるしか…」
「!?」
ブクッ…
「こいつ…ゴーグルを…付けていない…」
クラーケン(井の中の蛙…大海を知らず…ですね…)
クラーケン(お先に失礼します。)
「あのターンの速さ…切り返しがスムーズとか…そう言う次元じゃない…」
「まるで…ジェット機のような加速ね…」
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パァン!!!
巫女『優勝…おめでとう!イカちゃん!』
姫菜『活躍は譲るしかないか…』
zzz
「私たち…先輩を越えるのね…2年生…」
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「ボス…」
「いや…よかったよ…」
「顧問として…君が負けるのは予想外だったがな…」
「負けてから…分かった…こんなにも悔しいことが…だが…認めるしかない…」
「空はこんなにも…青いのかと…」
クラーケン『部長…今日は相談があって来ました。』
「何でも…言いなさい…」
「どんな話でも…私達は聞くから…」
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神様『それで…部活を辞めるのか…』
クラーケン『はい…』
ドラゴン『別にいいじゃない…私は、手加減なんてするつもりは無かったわ…』
ドラゴン『本当に、世界を取るつもりだったし…』
ドラゴン『世界に立つ選手が悔しがるところを見たかったね…圧勝した後の肉は格別よ…きっと…』
神様『お前は少しでも遠慮をしろ…』
瑠華『でも…イカちゃんの泳ぎ…優雅だったよ…』
千鶴『そうそう…まるで…大海原で泳いでるみたいだった。』
未彩『どんなことでも…実力差は現れるよ…』
神様『お前は自分を攻めすぎだ。クラーケン…』
クラーケン『えっと…そんな意味合いもありますが…違くて…』
ドラゴン『クラーケン…ハッキリ言いなさい…』
クラーケン(私はイカですので…本来はこんな性格です。)
クラーケン『この大会を終えたら…辞めるつもりだったんです。それに…プールだと…狭いので…』
千鶴『なんじゃ…そりゃ…』
神様『クラーケンらしい…物言いだな…』
ドラゴン『これはこれでいいかもね…』
クラーケン『皆さんならきっと…私が居なくても水泳部を引っ張っていきますよ…』
クラーケン『皆さんも分かってくれました。』
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こうして…退部したとはならず…
ドラゴンとクラーケンは強制的に…
瑠華と神様が所属する「勉強部」に入ることとなった。
ドラゴン『べんきょうぶって…何をするの?』
神様『お前が苦手なやつだ。』
クラーケン『私…勉強はバッテンかも…』




