無限大
無限大に向かって進んでいく
限りある人生
前髪を揺らす風が体の熱を下げる
歩く速度も天候に左右される
悲しみの先に
「今が幸せだった」と言えるのだろうか
振り返ることが愚かなことと
混沌の炎に包まれながら叫ぶのだろうか
単純こそが貴ばれ
阿呆のように踊ることが幸福らしいが
このまま真っすぐに進んだらどこに辿り着くのだろう
嘘のない世界なんてありえないし
裏表で一つの人間であるし
この世は騙し騙され合いとするのなら
僕はどこで生きられるのだろう
悲しいだけで生きられず
喜びはすぐに過ぎていき
怒りの中でのたうち回る
それでも無限大に向かって進む
僕たちはどこで生きられるのだろう