第一話「もしかしなくても異世界」
俺はユデマ。
ユデマ王国第二王子兼国王だ。
そんな俺だが最近異世界転生というものにハマっている。
そんな俺だが最近思っていることがある
「転生したい...」
てことで早速一番の側近である右の方にいる兵士に聞くか。
確か吉田か吉沢か。
「転生していい?」
「は?ダメですよ」
「は?殺すよ?」
てことで快く了承してくれたので転生することにした。
まずはトラックに轢かれるか...
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てことで轢かれたのだが...
「なんでかなぁ?」
目の前にはトラック...だったものが転がっている。
そう轢かれたはいいものも吹っ飛んでったのはトラックだった
「ふぅ...」
覚悟を決めるか。
てことで軽く国民を五人ほど生贄にして異世界への門を開いた。
てことで入った。
周りは光の閃光が飛んで行ったり来たりしている。SA◯みたいだ。
リン◯スタートってね。
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てことで今確実に異世界だと言える所に来ている。
龍の巣だ。
え?なんで龍の巣って思ったか?
だって横で寝てるもん。
しかもすげぇ睨んでくる。
「貴様何者だ!」
名前を聞かれてしまった。
確かに自己紹介は社会の基本だ。
まぁ俺は社会不適合者代表を自称しているわけだが、顔が怖いので自己紹介しよう。
「ユデマです。」
「貴様そこまでの魔力量...」
何か言い出したわ、初代魔王だの勇者なんちゃらだの。
まぁ分からんでもない。混乱してるのだ。きっと。
だって目の前に急に卵が出てきたしな。
龍は汗をすごい描き始めた。
「なぜ、こんな所にきた!?」
「いやぁ来ようと思ったわけじゃなくてね、気づいたらここだったのよ。」
いや、転生しようと思った訳ではあるがまぁいい。
「では今すぐ立ち去れ!」
怒られた。ぴえん。
「立ち去れって言うけどどこ行きゃいいの?」
なぜなら周りは岩に囲まれてる。
そう、洞窟の中だって一度でわかる。
穴も見えないからこのまま出るとなると上か横を突き破るしかない。
「どっから出るの?」
「貴様それほどの力がありながら転移魔法を使えんのか?」
「ナニソレ?いや、言葉の意味はわかるよ。手本見せて。」
自慢じゃないがこのユデマ一度見たものは大体真似ができるのだ。
「見せてどうすると言うのだ。」
「真似する。」
「見ただけで真似などできるかぁ!」
「いや、俺はできるけどね?」
精一杯「嘘なんてついてないよ!」という目で見てみる。
「そんな目で見るな!気持ち悪い。分かった。やる、けど絶対無理だと思うけどね!五百年ぶりだから人間達の間でニュースになるけどね!」
そう言って消えた。
あ、なんか分かった気がする。バッて。
あ、帰ってきた。
「ほら、やったよ。無理でしょ?」
「いや、できるできる。いくよ?」
バッってやってみた。
——
空中に転移した。
うわぁ俺落ちてるわ。
そうか、そりゃ龍とおんなじ場所行けば大体空中か...
下に町が見える。このままユデマが落ちるときっと被害が出るだろう。
「ふぅー!ふぅー!」
頑張って息を吐いて進路変更。
ビュオオオビュオオオオ
成功した。下には町の横の川がある。
多分そこに落ちる。
ドボォンッ!
落ちた。
「あー服びしょびしょだわぁ」
そう言いながらユデマは川から出てくる。
この高さから飛べば水面もコンクリのようになる。
そんな言葉があるが俺からすればモーマンタイである。
そんなユデマの前には金髪の美少女がいた。
まるで、あり得ないものでも見たのかのように目を見開いている。
「嘘...あの高さから落ちて生きてるの...?」
「あ...いや...こ、っちわ。」
ユデマは女性に対して人見知りであった。
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