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『赤瞳の戦姫』~転生したらオークに拾われました~  作者: オオノギ
幼少期 第一章六節:奪還者(後編)

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第065話 正体


捜索拠点に残っていた警備隊員達は、

何を見せられているのかを理解するのに、

事を終えてから幾らか時間が必要だった。





セヴィアとヴェノマニアの試し合いは、

互いに一定の距離を保ちながら、

警備隊長の力量でさえ捌き切れるか不安なほどの、

剣戟けんげきを交互に繰り返している。


突きと薙ぎの合間にフェイントも含む剣士セヴィアの剣筋は、

全てが人体の急所と思える箇所を正確に狙い、

首無族デュラハンのヴェノマニアに斬り込んでいる。


一方ヴェノマニアはセヴィアの攻撃に対して、

全て受け流すように大剣の矛腹を利用して剣先を滑らせ、

セヴィアが深く突き込み踏み込んだ瞬間に、

反撃カウンターに転じて大剣の矛腹で薙ぎ払う。


互いに慣れていくのか、

剣戟の時間が長引くほどに、

ギリギリの距離と間合いまで互いに詰め寄り、

もはや下半身は最小限の動きと踏み込みのみで、

上半身を大きく前後左右に動かし腰を半回転させながら、

肩・腕・手首・指の関節を全て駆使した剣の腕前で、

その場に居る全員を呆然とさせていた。


セヴィアリュシアという剣士と、

ヴェノマニアという予想外の首無騎士デュラハンの凄まじさに、

周囲は絶句し呆然していたが、

そんな警備隊員達の様子を見ながら、

ヴェルズがセヴィア達の傍まで歩み寄っていた。


ヴェルズはその場で大声を上げるのではなく、

静かな口調で声を拡散させて、

全員に然るべき行動を取らせる為に声を響かせた。


その声にまず反応したのは、

周囲で傍観してた警備隊員達だった。



「――…セヴィアリュシア。そして首無騎士デュラハンのヴェノマニア。双方そうほう、剣をおさめなさい。充分にためったはずですよ。――…他の者達も、各々のつとめへ戻りなさい。そろそろ、捜索隊が一時戻る予定のはずです」


「!?は、はい!ヴェルズ様!」


「も、申し訳ありません!」



二人の戦いに注目していた警備隊員達は、

セヴィア達の剣戟で響く音が止まると同時に、

場を治めたヴェルズの声でハッと意識を戻した。


各人が慌てるようにするべき事へと戻り、

その場に残ったのは場を治めたヴェルズと、

剣戟を交えていたセヴィアとヴェノマニアだけだった。


二人はヴェルズの声で剣を互いに引かせて、

セヴィアは腰の鞘へ細身の剣(レイピア)を収め、

ヴェノマニアは自分の兜頭を左腕と脇腹に器用に挟み、

借りた大剣を頑丈に出来た鞘へと戻した。


そんな二人を見ながら、

ヴェルズは口を開いた。



「セヴィアリュシア。身体と剣の状態を戻す為の試し合いは構わないけれど、そこまでにしておきなさい」


「はい、ヴェルズェリア様」


首無族デュラハンのヴェノマニア殿。この子のたわむれに付き合ってくれて感謝します。そして、その剣の腕を今回貸して頂くことにも」


「……いえ。私も腕と剣慣らしを、の『衛士ガーディアン』と出来た事は僥倖ぎょうこう。今回の事件ことには私の剣の全てを持って、協力させて頂きましょう」


「感謝します、ヴェノマニア殿。――……もし機会があるのなら、貴方が里に戻った時に首無騎士デュラハンちょうたるアーヴィング殿に、ヴェルズェリアがよろしく言っていたと御伝え下さい」


「はい。うけたまわりました」



互いに会話を終えると、

セヴィアはヴェルズの後に続くように、

その後を歩いて追った。


一方、ヴェノマニアは嘆息を漏らすと、

水場となっている場所へ歩いて移動し、

大きな鎧をガシャガシャと慣らしながら近付く。


水場に到着したヴェノマニアは、

その近場にある木机に自分の兜頭を降ろし、

木桶を使って山から流れ出る水場から水を汲み、

桶を机に置いて腰に下げた鞄から布を取り出し、

桶の水で軽く布を濡らして、

自分が身に着ける鎧や頭の兜を拭きあげていく。


所々に傷がある黒鎧と黒兜は、

先ほどセヴィアとの剣戟で受けたモノが目立つ。

それ以外の傷も所々に存在し、

使い込まれたような鎧は長い年月を感じさせた。





*





そんなヴェノマニアが、

自分の鎧をある程度まで拭き終わり、

次は自分の頭である兜を拭こうとした瞬間。


木机に置かれた兜頭に突如、

一本の矢が突き刺さった。


刺さる前に矢が風を裂く音に気付き、

自分の頭を素早く両手で持ち、

矢に貫かれる事を回避したヴェノマニアだったが、

気付くと周囲の木々や幕張テントの影から、

弓の弦を引いて矢で狙いを定める者達と、

術師達が魔術の増幅触媒となる武具を持ち、

ヴェノマニアを包囲していた。


同時にヴェノマニアが気付いたのは、

周囲に張られた簡易結界の不自然な様子。


明らかに通常の魔力障壁ウォールではなく、

紋印しるしを用いて最大強化された結界へと、

姿を変えていたのだ。



「――……残念ね。とても腕の良い騎士だと思ったのは、本当だったのに……」


「!?」



包囲された場所を割るように歩いて姿を見せたのは、

既に剣を抜き放った剣士の顔を見せるセヴィアと、

冷酷な表情でヴェノマニアを見つめるヴェルズだった。


ヴェルズの服袖から垣間見える両の手首には、

先ほどまで着けられていなかった物があった。


左手には金色の腕輪が着けられ、

右手には銀色の腕輪が輝いている。


二つの腕輪が左右に装着され、

その腕輪には細かな装飾と共に、

宝石を加工し魔力を宿した宝玉が嵌め込まれ、

夜の中でもそれぞれの色に発光している。


それは『伝説の鍛冶師(バファルガス)』の手で作製された、

ミコラーシュが持つ『猟犬コーサー』と呼ばれる武器と同種の存在。





人魔大戦時代に『大魔導師ハイウィザード』が持った魔剣ぶき

金色の腕輪の名は『アポロン』。

銀色の腕輪の名は『アルテミス』。


前世では『太陽アポロン』と『アルテミス』と呼ばれる名が、

ヴェルズェリアの魔剣うでわに名付けられ、

左右の手首に装着されていた。





ヴェノマニアを包囲した者達と、

冷たい表情を見せるヴェルズとセヴィアの視線は、

首無騎士デュラハンであるヴェノマニアに向かっていた。


そしてヴェノマニアに対して、

何故こんな状況になっているのかを説明するように、

ヴェルズが口を開いた。



「セヴィアリュシアの進言を取り入れて正解だったわ。――……この時期に入隊して事件に関わろうとする人物の中でも、首無騎士デュラハンである貴方に鎌をかける(・・・・・)なんて、皮肉の効いたものだと思ったけれど、本当に引っかかってしまうとは、ね」


「……どういうことでしょう。この事態は……?」



完全に包囲されている事を確認しつつ、

ヴェノマニアがそう問い掛けると、

溜息を吐き出してからヴェルズが話し始めた。


首無騎士デュラハン鎌をかけた(・・・・・)内容を。



「――……首無族デュラハンちょうであり、首無騎士王ロードナイトのアーヴィングは、1300年前にぼっしているの。ジュリア様と敵対して戦い、命を落としてね。この情報は魔族の中でも首無族デュラハンと、極一部の者しか知らない事よ。彼の名は首無騎士デュラハンの代名詞であり、ハイエルフの私よりも長寿だった彼が死んだ事は、一般的には知られていないわ。――……現在の首無族デュラハンおさの名はホロウとうそうよ。――……なのに、首無族デュラハンである貴方が『アーヴィングに宜しく』と言う言葉に素直に頷くなんて、おかしいわよね?」


「…………ッ」


「……命まで奪おうとは思わないわ。貴方には今回の事件けんで聞きたい事が山ほどあるの。……けれど、少しでも抵抗するのなら――……その鎧の中身を引きづり出す前に、手足を切断して達磨だるまにした上で聞きましょう。それでも言わないのであれば――……本当の『首無し(デュラハン)』になって貰うわ」



冷酷な表情を見せるヴェルズは、

ヴェノマニアに対していつもより低く暗い声で、

淡々としてそうべた。


その声の調子で述べる言葉は、

本気であると周囲の者達にも、

そしてヴェノマニアに対しても伝わっていた。


ヴェノマニアはゆっくりと姿勢を正し、

両手に持っていた自分の頭を地面に落とすと、

兜の中に在ったはずの首から上の顔が無くなり、

ただのからの兜が虚しく響いて転がった。


その時点で首周りを覆っていた魔力の煙も無くなり、

そこには大きな黒鎧に身を包むだけの、

首から下の鎧が動く存在ものが居た。


ヴェノマニアは肩を降ろしたまま、

両腕の肘を曲げて両手を上へ伸ばし、

降参の姿を見せた。


しかし周囲の者達とヴェルズ達は、

油断など微塵も表さずに、

その視線と己の武器をヴェノマニアに向けたままだった。





そんな状況で先に声を出したのは、

意外にも包囲されているはずのヴェノマニアだった。

その声はからの兜からではなく、

反響するように大鎧の中から響いて聞こえた。


その受け応えに答えたのは、

勿論ヴェルズだった。



「――……聞いて欲しい」


「……何かしら?」


「私は、君達と敵対するつもりは無い」


「それを信じるほど、私達のような魔族ものを愚かだと思っているのかしら?」


「君達の事を、そんな風に思った事は無い。――……頼む、信じて欲しい」


「では、私達の村に首無族デュラハンと偽って入り込み、警備隊に潜り込んで何をするつもりだったのかしら?――…いいえ。何をしていたのかしら?」


「それは……」


「――……お前が警備隊内部の情報を盗み聞いて、アイリの情報を侵入者にんげん達に報せたのでしょう?でなければ、こちらが生んだ今日という隙に狙いを定めて、いとも容易く誘拐を実行できるはずがないもの」


「!?ち、違う。私はそんな事は――……」


「ジークヴェルトが私の孫だという事に関しても盗み聞いて、侵入者にんげん達に報せたのでしょう?――……偶然に出くわしたジークを誘拐し、逃走に必要な手駒にでもしておくつもりなのかしら?それとも、私やアルトマンへの脅しに使うつもりなのかしら?――……どちらにしても、アイリやジークを誘拐したお前達が安楽に死ねるとは思わないことね」


「ッ!――……待ってくれ!私、いや僕は、あのアルビノの子も!ヴェルズ、君のジークを誘拐させる手引きや手助けもしていない!信じてく――……」


「どうやら、素直に話す気は無いようね。――……もういいわ。そのれしい口を、その中にある首と一緒に粉微塵にして――……ッ!!」



ヴェノマニアとヴェルズの問答は激化し、

ただ無実を主張し続けるヴェノマニアに対して、

痺れを切らしたヴェルズは、

急に馴れ馴れしくなる口調に苛立ち、

金色の腕輪を嵌めた左手を動かして、

ヴェノマニアに向けて手を動かした。


コンマ数秒で一気に高まった魔力が、

ヴェルズの左手に集中し、

結界内の大気が一瞬だけ震えて振動すると、

更にコンマ数秒後に撃ち出されるだろう魔術を、

誰もが予想にもしない人物が止めた。



「――……落ち着け、お前等」


「!?」



鬼王(オーガキング)であるフォウルが、

ヴェルズの左手を掴んで傍らに立ち、

本来撃ち出される対象であるヴェノマニアから腕をらし、

真上に向きを変えた腕から魔術が撃ち出されると、

光の粒子がヴェルズの手の平から撃ち出され、

それが結界をすり抜けるように通過し、

上空にある雲さえ突き抜けて、

そのまま光の粒子は細く狭まって消えていった。





突然のフォウルの行動に驚かされたヴェルズと、

フォウルが近付く気配を悟れなかったセヴィアに、

包囲をいつの間にか潜らてていた警備隊員が、

驚きの表情を見せた。



「フォウル――……殿ッ!何を急にッ!」


「急はお前だっつぅの。――……はぁ、まったくなぁ。2000年前とキレやすいトコは、やっぱ変わってねぇな」



呆れるような表情で、

掴んでいたヴェルズの腕を離したフォウルは、

静かな立ち振る舞いであるにも関わらず、

周囲やセヴィアの視界に映るフォウルの姿は、

膨大な魔力を完全に身に纏わせていた。


今までにミコラーシュ戦や、

ガブス戦でも見せたことの無い、

魔力を漲らせた戦闘態勢の姿だ。


セヴィアは手を離されたヴェルズに駆け寄り、

フォウルから庇うようにヴェルズの前に剣を突き立てる。


しかし包囲している警備隊員達は、

フォウルから発せられる極圧の魔力に気圧けおされ、

弓の弦を引けず、魔術を放つ為の魔力経路ラインを開けない。





そんなフォウルはヴェルズから視線を移動させ、

降伏のポーズのままで固まっている、

ヴェノマニアに向けて口を開きながら歩み寄っていく。



「――……なるほどな。空気中の魔力マナを身に纏わせて擬似的な魔族を模した肉体を作りだし、首無族デュラハンの身体に見せていたってワケか。魔族おれらの中に流れる魔力も不自然じゃない程度に流れてるように見せられちゃあ、一発じゃ見抜けないわな」


「…………」


「10年前も龍神……『水神』のとこに来る為に、そうやって魔族に成りすまして来てたってワケだ。通りで、俺が尋ねた時に水神の奴が不機嫌だったハズだ。――……ジュリアの糞餓鬼も大概だが、お前の悪知恵はことごとく魔族には不況で、気とかんに障るみてぇだな」


「……そんなつもりは、毛頭もうとう無いのですが……」


「だったら俺には来てる事を事前に言っとけ。らんことでややこしくしやがって」


「……こちらにも事情があって。……それにしても、まさかジュリアが倒してるなんて……。人間大陸では、デュラハンと言えば『アーヴィング』が代名詞とも言えるのに……」


「アーヴィングの野郎なら、ジュリアに喧嘩売って死んだってよ。随分前に首無族デュラハンの里に行った時に聞いた。あんな糞餓鬼ジュリアに従うなんて、矜持プライドが許さなかったんだろうなぁ」



そんな事を言い合うフォウルとヴェノマニアは、

互いに目の前に立ちはだかるような距離に立ち、

何かを話し合っている。


それを聞いているヴェルズ達の中で、

セヴィアがフォウルに向かって鋭い声を向けた。



「――……やはり、侵入者達とつうじていたということ?フォウル=ザ=ダカン」


「あ?ちげぇよ。俺だってコイツがお前等の村に来てるなんざ、この格好のコイツを見て、今日初めて知ったっつぅの。しかもデュラハンなんぞに化けてるんで、何やってんだって俺もあきれてたんだぞ」


「――…答えなさい、フォウル=ザ=ダカン。そいつは何者?あなた達、一体どういう関係なの?」



怪訝な表情を崩さないセヴィアは、

剣を持たない左手を軽く上げて、

包囲している警備隊の魔術師と弓師に指示を送った。


セヴィアの合図に意識を集中し直した警備隊員達は、

弓の弦と矢羽と引いて構え直し、

改めて魔術触媒となる武器に魔力を込める。


少しでもフォウル達が何かすれば、

フォウルを倒す事は不可能でも、

この場からヴェルズを逃がす為の時間稼ぎを、

セヴィアは考えていた。


この場でフォウルが敵対し、

ヴェルズを害される事が、

セヴィア達にとっては一番避けたい事だ。





しかしセヴィアの問いと思惑とは裏腹に、

その答えを口にしたのは、

目付きをより一層キツく尖らせ、

秀麗な立ち振る舞いが怒りで震えている、

自分達の主であるヴェルズだった。



「――……話していて、苛立つはずだわ。――……なんでお前が此処ここにいるの?」


「!……い、いや、その……」



ヴェルズの美しいはずの声が一段低くなり、

口調も刺々しいモノへと変化していた。


その声が向ける相手はヴェノマニアのようで、

ヴェノマニアは焦るようにヴェルズを見て、

身を引くように身体を後退させた。



「答えなさい。どうして、私の目の前に、どのツラ下げて現れたの?――……勇者」


「はっ!?」


「なっ!?」



ヴェルズが口に出す『勇者』という言葉に、

警備隊員達とセヴィアが驚きの表情と声を現した。


聞き間違いのはずもなく、

自分達の主であるヴェルズの口から飛び出た、

『勇者』という言葉の意味を、

全員が改めて思い出した。


それと同時に、

ヴェノマニアの身体を覆う黒鎧の金具が解け、

胸の部分の装甲を中心に拡がる様に、

鎧が地面へ落下していく。


重く薄い鉄が音を立てる数が多くなるほど、

鎧の中にいる人物の真の姿が、

その場に居る全員の前に露見ろけんされた。





*





人魔大戦に置ける歴史上で語られる存在で、

外れてはいけない者達がいる。


一人目は後に『始祖の魔王』と呼ばれる、

赤い瞳と銀色の髪に黒い外套マントが特徴の、

突然変異体アルビノのエルフ族。


性別は不明ではあるが、

エルフ族だけあって美麗な姿であったらしい。


その強大な魔力は大国を吹き飛ばし、

人間大陸に大厄災をもたらしたと伝えられていた。





そしてもう一人。


突然変異体アルビノである魔王ジュリアと同じ、

赤い瞳と銀色の短髪が特徴の、

15歳よりやや歳を経ている人間の姿をした青年。

身長も170から180センチの間であり、

筋肉質というワケでもなく、華奢でもない。

見目みめは俗な言葉で言えば、

人間では良い顔(イケメン)に分類されるモノだろう。


人魔大戦では白く輝く聖剣を持ち、

魔族達を数万・数十万と薙ぎ払い続けたという、

人間大陸では伝説上で語られる人物。

かつて魔大陸の侵略を推し進めた帝国が、

『勇者』と持てはやした青年。


青年の名は『シンジ』。


フォウルと同じ『前世持ち』であり、

『転生者』でもある人間の青年だった。





ただ、そんな伝説で語られるほどの勇者が、

黒鎧が全て外れて姿を露見した瞬間。


ヴェルズが『ヴェノマニア』に向けた冷酷な表情よりも、

更に冷たい視線と怒気を含んだ表情で睨み付け、

左手から撃ち出す細く白い光線こうせんが、

その良い顔(イケメン)を狙うように突き抜け、

それを避けて頬にかすめながらも勇者は苦笑いし、

涙目になっている姿を晒す人物ようなのが、

まさか人魔大戦で魔族達に魔王ジュリアと同等に恐れられた、

『勇者』と同一人物だと納得できるわけもなく……。





フォウルとヴェルズを除く全員に、

彼を本当に勇者なのかという疑いを晴らすのは

少しだけ時間を必要とした事実だけは述べておこう。





『赤瞳の戦姫』ご覧下さりありがとうございます!


誤字・脱字・今回の話での感想があれば、

是非ご意見頂ければと嬉しいです。

評価も貰えると嬉しいです(怯え声)


ではでは、次回更新まで(`・ω・´)ゝビシッ


この物語の登場人物達の紹介ページです。

キャラクターの挿絵もあるので、興味があれば御覧下さい。


https://ncode.syosetu.com/n6157dz/1/

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