はじめての魔法陣
1話何文字くらいが読みやすいのか分からないので、いろいろ試していきます。
後々結合したり分割したりするかもしれません。
夕食ではアスラもいて4人での食卓となった。
「母さま、今日ハーフエルフの子にあったよ」
「それで友達になっちゃった」
「ハーフエルフ・・・・もしかしてライカちゃん?」
「知ってるの?」
「この前治療院に来てたのよ。治療院のエリン先生のとこのお子さんよ」
「ケガでもしてたの?」
「ケガ自体は大したことなかったのよ、その時もエリン先生の【小回復】ですぐに治ったのよね。」
治ったという割には影のある言い方だ。
「どうも、ハーフエルフってことで近所の子供たちに虐められてるみたいなのよ。あなた達は仲良くしてあげるのよ」
「友達だもん、仲良くするのは当たり前だよ」
どうよ、子供理論。
「そうね、あなた達なら大丈夫よね」
なぜかお墨付きをいただいた。結果オーライだ。
それはさておき、治療院のエリン先生というのがエルフなのかな。
ライカがあれだけ可愛いのだ、きっと超美人に違いない。
ライカをもっとずっと大人にして、綺麗な長い銀髪にボンッキュッボン!てな感じだよな、、、きっと。
しかも、女医って響きもいい!
女医。
女医かぁ・・・
ふとユイを見ると同じことを考えているのか、鼻の下が伸びている。
いや、お前も一応女だろ!
まあ、精神的なものは別として肉体的に性欲なんてまだまだ発生しないんだよな、、、5歳児の体じゃ。
オネショタ展開はもっと先だな。
夕食後は誕生日にもらった本と格闘していた。
魔力の流れが分かっても、魔法陣の意味なんてさっぱりだからだ。
本に記載されているのと同じように模様を描いて、そこに魔力を流し込むと確かに魔法は発動する。
現に今もこの部屋の照明は【照光】の魔法陣だ。
とりあえず使えなくはないけど原理とかはちゃんと理論立てて説明してほしい。
どの模様がどういった意味合いなのか分からないということは、まったく同じ魔法陣を覚える記憶力勝負ってことになる。
前世よりは優秀っぽいこの肉体でもあまり複雑なのはちょっと無理……だと思う。
ちなみに魔法陣の普通の使用方法は、手の平を魔法陣の端において【照光】と唱えると
自動的に手から魔力を吸い取って魔法が発動する。
光の精霊がどうとかの詠唱は必要ない。
【火球】の魔法陣に【照光】と唱えても何も起きなし、【照光】とか唱えなくても魔力を流し込めば魔法は発動する。
今回は魔力が尽きるまで二人で【照光】の魔法陣に魔力を流し込んでから寝た。
魔力を使いこんでから就寝はいつも通りだ。