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夜のたそがれ〜ラブパニー

「カスミ姉さん、遅くなってごめんね。道が混んでてまいったあ。」

日に焼けた肌にショートカットの髪に麦わら帽子、相模湖にある牧場、『ホッコリタウン』の姉御の村田幸恵ごとくサチである。

「だいじょうぶよ。」

抱かれた赤ん坊、菜穂はグッスリ寝ている。

「ヨイショと特別室にどうぞ。」

トラックの荷台に作られた屋根付きの小さな部屋にハシゴをかける。

「わっこんなのいつ付けたの?」

「昨日つけたんだよ、よく出来てるよねあの双子のチビの才能にはビックリだらけだよ。」

双子のチビとは寮母キクさんの孫達だ、建築に興味もって星砂の家の管理をしている柳川家の長男についてまわっている。

小さいけどゆったりとしたソファに棚にデッキまである。

ぐずりもせずに菜穂は良くねている。

「乗馬の先生がやっと見つかったんだけどさ。貧乏すぎて車かえないとかで、しばらくは送り迎えしなきゃだよ。」

また無茶苦茶な牧場主がなにか言いだしたらしい。

「ゲンたら、競馬でボロ儲けならノビノビくらせるぜとか言いながら乗馬教室まで始めたの?」

今は蔵元家の当主、源八が牧場管理している。

「馬をもっと人に知ってもらうとか。私は送り向かい以外はノータッチ。」

サチらしいとカスミも笑った。




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