前へ目次 39/39 9 辛さを隠して言うミナを見て、マカは苦笑した。 「…分かった。じゃ、一緒に行こうか」 「うん! 案内している間に聞いて欲しいんだ。あたしとアキ達のこと」 「オッケー。じゃ、今日はとことんミナに付き合うよ」 二人は手を繋ぎ、歩き出した。 途中フーカに出会うも、互いに軽く頭を下げるだけ。 アキのことがなければ、ミナとフーカは出会うことはなかった。 つまり、繋がりは無い。 マカは少し痛む心を隠しながら、繋がる手を強く握り締めた。 決して離さぬように―。