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記憶  作者: 安音
5/9

時の泉

露…?


私は首を傾げた。アルが口を開く。


「今はとにかくお姉ちゃんの記憶を取り戻しに行こう」


アイが少し説明してくれた…小さな声だから聞き取りにくいけど。


「さっきいた森の中に、時の泉があるの。そこに行けば、何か…思い出すかもしれないから。露お兄ちゃんもそうだったの」

「露も?」

「あぁ、俺もこの国を離れていた時があって、すっかり忘れてしまったんだ。まぁ運良く妖精の国に迷いこんで、二人に助けてもらったんだ。あと、時の泉の女神様に」


それから露は私に微笑み、


「早く思い出せるといいな」


と言った。すると一瞬体にビリッと電気が走ったような痛みを感じた。そして私は、昔の記憶をほんの少し思い出した。小さい時の私を…。


まるで絵の中に入ったみたいに緑豊かな、鮮やかな森が見える。そして美しく輝く泉の周りに、小動物達が集まって誰か…囲んでいる。あれ、誰だろう…?


アルの声にハッと我に帰ると、もう皆支度し終わっていた。私は慌てて支度をすると皆と一緒に家を出た。


……さっきの、なんだったんだろう?

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