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星の宮の妖祓い  作者: 春伊
第4章
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2話②

2話は過去のお話と本編のお話があります。


今回は本編です。


 5人で林に入ったあの日は、すぐに「星の宮」に帰って来た。

 椎名様に、報告した後、次いつ林に行くのかは各々の仕事の空きを見てからになった。


 今でも、夢のように感じる。

 本当に、妹がいた。


「……ん」


「……さん」


「朝晴さん」


 気づくと、一乃が朝晴の顔を覗いている。

「あ……ど、どうしたの?」

「大丈夫ですか?」


 ここは一宮の仕事部屋。

 再度、帳簿を直しにここに来たのだ。

 今は2人しかいない。


「うん、ごめんね。考え事してた」

「……音……鳴ってますか?」

「? 今は大丈夫だよ。ここにいるから」

「なら大丈夫です」


「……」

「計算分かりました?」

「ううん、まだ。ごめんね、一乃ちゃんに皺寄せがくるよね」

「私は大丈夫です」

「……でも、夜に仕事するのは体に良くないよ?」

「……」

 目をパチクリさせる一乃。

「よく、ここにいる。だから、よく夜に会う」

「……」


「よし、だから早く計算の間違いを見つけてしまおう」

 朝晴が腕をまくった。



 1時間。



「一乃ちゃん、はい。これで全部」

「ありがとうございます」

「あー良かった。ちゃんと間違いが見つかって……」

「お疲れさまです」

「これで一乃ちゃんも夜は寝れる? ここには来ない?」

「眠れたら、寝ます」

「?」


「朝晴さんは眠れそうですか?」

「そうだね、間違いも見つかって、すっきりしたし」

 両手を天井に伸ばす。


「これから、また、間違いが見つからないことを願うよ」

「はい」





お読みいただきありがとうございました。

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