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星の宮の妖祓い  作者: 春伊
第3章
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1話 三宮①

三宮のお話スタートです。


 庭の木の葉が段々と色づき始め、緑や黄色、赤や橙色が見える。

 遠くの山々は、もうすっかり色づき、緑の山は赤い服を着ているようである。

 気温も随分と過ごしやすくなり、多くの者が庭に出て修行をしていた。

 


 ここは「星の宮(ほしのみや)」。人に危害を加える妖を祓い、封印する者の集まりである。

 椎名照星(しいなしょうせい)の率いるこの組織には5人の重役がいた。


 重役の1人である少女、一宮一乃(いちみやいちの)は、いつになく真剣な顔をしていた。

 ここは、一宮の仕事部屋。

 一乃は自分の椅子に座り、ふむっと腕を組んでいる。

 机を挟んで一乃の向かいに座っているのは、一乃と同じ重役の1人、五宮朝晴(ごのみやあさはる)と、同じく重役の1人、二宮龍臣(にのみやたつおみ)の2人。


 


「一乃ちゃん、どうしたの?」

 朝晴が一乃に聞いた。

「実は……照星さんから、お願いされたことがあって」

「椎名様から? 任務か?」


 龍臣の言葉に首を横に振る。


「いいえ……人に会って来てほしいと」

「人に? なんだそりゃ」

「誰なんだ? それは」



「三宮さんです」



「三宮?」

「三宮って……ナギ? こりゃまた、なんで?」


「最近、部屋に引きこもっていて、姿を見ていないからだそうです。任務がないと、ずっと部屋にいるそうで」

 一乃の言葉に朝晴が賛同する。

「確かに、姿は最近、全然見ていないな」

「どのくらい」

「半年は見ていないかもしれない」

「よっぽどだな」

 龍臣が呆れた顔をする。


「あまりにも仕事以外で出てこないから心配していると言っていました」

「椎名様は忙しいからな」

「まぁ、それにしても、一乃が行かなくても……」

「照星さんが、術について詳しいのは三宮さんだから勉強して来いって」

「まぁ…………確かにそれもそうだな」

 朝晴が続ける。


「別に悪い奴じゃないし、行ってみたらいいんじゃないか? 会ったらどうだったか教えてよ」




お読みいただきありがとうございました。

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