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星の宮の妖祓い  作者: 春伊
第2章
38/88

5話 双子 ①

 

 祭りから数日たったある日。


 今日も晴天、雲1つもない空が広がっている。

 午前から気温はぐんぐん上がり、庭には陽炎が見えるくらいだ。

 時折、吹く優しい風がなんとも心地いい。



 一宮の仕事部屋に、一乃と明蘭の2人がいる。

 明蘭が一乃の机に、何冊か本を持って来た。

 読み込まれているのか、表紙の端が少し破れている。


「一乃さんはどこが面白かった?」

 明蘭が目を輝かせて質問する。

「……私は、1巻でしょうか」

「1巻ね! 分かる! 主人公と親友の掛け合いが良いわよね」


 小説の話をしているらしい。

 確かに晴蘭が、「明蘭は本を読むことが好きだ」と言っていた。

 好きな話題になると、ここまで明るい人になるとは。


「一乃さんは4巻まで読んだことがあるって言ってたわよね」

「はい」

「じゃあ、これ! 全部貸すから暇なときにでも読んで」

 一乃が目をぱちくりする。

「いいんですか?」

「ええ、読みたくなったら、私もこの部屋に来るから」

「……ありがとうございます」




 一方、廊下では、扉の前で晴蘭と朝晴が膝を立てて床に座っている。

 龍臣が廊下の奥からやって来た。

「……何をしているんだ?」

 やれやれとした顔で晴蘭が扉の方に親指を向ける。

「女子会だよ。女子会」

「は?」

「男子禁制。終わるまでここで待ってるの」




お読みいただきありがとうございました。

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