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星の宮の妖祓い  作者: 春伊
第2章
37/88

4話④


 明蘭は舞を踊り終えた。

 視界がふわふわしている。


 終わった。


 観客がみな、拍手をしてくれる。

 

 達成感と疲労感がドッと体の奥から出てきた。

 観客に向けて一礼する。

 

 さらに拍手が大きくなった気がした。





 ―――


 演目が終わり、大広間で舞台を見ていた人も外の屋台へ行ったのか、少なくなっていた。

 舞台袖の入り口で、一乃と環奈が壁に寄りかかりながら雑談をしている。

 ふと、一乃が神妙な顔で環奈に言った。



「……昔、先生が祭りで買って来てくれた甘いもの覚えてる? 一緒に食べた……赤くて、丸くて……」

 両手で小さな丸を作る一乃。

「りんご飴のことですか?」

「そう、それ」

 一乃が少し申し訳なさそうに言う。

「あれ……食べた時」


「その、ずっと、行ってみたくて」


 環奈が一乃を見た。

「……環奈と、祭り、行ってみたかったの」

「んんんん! 行きましょう! 行きましょう! りんご飴探しに行きましょう!」

「いいの?」

「当たり前ですよ! 手繋いで行きますよ!」

 一乃と環奈が手を繋いで、大広間を足早に出て行った。



 そんな様子を龍臣、朝晴、晴蘭の男3人が見ている。

「青春だねぇ〜」

「俺たちも行こうよ」

「? 明蘭ちゃんと行かないのか?」

「明は秋都さんと行くから大丈夫」

「二宮は? 桔梗さんはいないのか?」

「父上の相手で付きっきりだ……三宮はいるのか?」

「今日に限って任務で外出中だそうだ」

「じゃあ……」

 3人が顔を見合わせる。

「男3人で行くか〜」





お読みいただきありがとうございました。

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