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日本ゆる~い昔話

作者: ブンショー

時代は江戸時代くらい?

平和な日本に昔、昔、ひょうきんな2人のものがおったとかおらんとか。


一人はちょっとおっちょこちょいだけど真面目な又兵衛と、スケベでひょうきんなでも憎めない助八というものがおったそうな。


そんななんでもない平和な日本のまったり昔話。


ある晴れた朝。


又兵衛「猫って自由でええやな助さん」


助八「ああ、ほんまええやな人の家入っても、モノつまみ食いしてもすばしっこいし逃げりゃお咎めもねえわな」


又兵衛「屋根の上で寝っ転がって日向ぼっこすることも楽だわな」


又兵衛と助八は縁側に寝っ転がって日向ぼっこしながら猫の講釈をたれている。


助八「せやな、あんなええもんないわな」


白い雲が静かに流れていく。

風は穏やかに吹いて、ポッカポカした感覚に二人は夢うつつになっていた。


いつの間にか二人は寝てしもた。


助八「ありゃ??又さんこりゃどういうこった」


気がつけば屋根の上におった。


又兵衛「あらら?どうなってんだい?」


又兵衛は助八の方を見てビックリ、助八も又兵衛を見てビックリ。

お互い猫の姿になっていた。


助八「なんだい、でもなんだか毛皮のせいかポッカポカするねい」


又兵衛「そうさな、なんだか猫の姿も悪くない」


そう言って二人はまた夢の中でもうつらうつら。


気がつけば夕暮れになっていた。


助八「あれ?」


又兵衛「あれ?」


二人は同時に目が覚めた。お互い寝ていたことに気づいて目が合った。


又兵衛「ええ夢見たわ」


助八「俺もだわ」


そんななんてことない、ゆる〜い、ゆる〜い昔話。


めでたし、めでたし。

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