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プロローグ
俺の名前は天野祐哉。今年度の入試に合格し、春からこの魔法師学校第二分校に入学することになった。
この学校は入学式の日、入学者の魔法審査が行われクラス分けされる。クラスは最高ランクのSからEまでの6つに分けられる。
『1番、天野祐哉』
『あ、はい!お願いします。』
『では、君の魔法を見せてくれ。』
俺は右手に力を込めた。俺が得意とするのは召喚魔法。
(デカイのを1匹だしてやる!)
しかし、俺の前には1匹のアリしか召喚されなかった。
(やっぱりダメか…)
『ありがとう。では次の生徒。』
俺はその場を去った。
そう、俺は才能の無い魔法師だ。