8話 説明終わり 戦え昇!!
父さん機械いじり以外本当になりもやらないから...
青空昇は操縦席に座ったまま、頭を抱えた。
「……何も知らねぇまま、俺だけ戦場に放り込まれるのかよ……」
父の通信は相変わらず簡潔だった。
『昇、出撃準備を急げ』
「……お、おう……って、もうちょっと説明しろよ!?」
しかし返事はなく、父は端末を切ってしまった。
昇の苛立ちは頂点に達する。
「いい加減にしろよ! 説明してる場合じゃないのはわかるけどさ!」
その瞬間、施設の警報が鳴り響いた。
《警報:各地の四獣王関連施設周辺に機械兵部隊を確認》
モニターに映し出された世界地図には、赤い点が次々と点灯していく。
アジア、ヨーロッパ、北米――全て、四獣王の拠点だ。
「……は?」
思わず昇は声を漏らした。
博士の一人が低く言った。
「青龍の起動が、奴らを刺激した可能性がある」
つまり、機械兵は都市を破壊するわけではなく、四獣王関連施設を標的にしているのだ。
反抗の芽を摘む――支配者としての判断だ。
「……俺たちの基地が狙われてるってことか」
昇は背筋が冷えるのを感じた。
その時、遠く離れた格納庫で、白虎の目が静かに光り始めた。
一人の少年が拳を握る。
「……ついに、俺たちの出番か」
朱雀も玄武も、すでに覚悟を決め、起動の時を待っていた。
青空昇だけが、まだ何も知らない。
だが状況は明白だった。
世界は今、四獣王を狙う機械兵によって、静かに締め上げられ始めている。
昇は深呼吸をして、双剣を握り直した。
「……よし、やるしかねぇな」
説明は後回し。目の前の戦いが、すべてを物語るのだから。
ちなみにまだ色々伝えてないけど父さんはいつか話すつもりだし昇は父さんがそのつもりなのも気づいてる




